ピロリ菌と他の胃の中に生息する菌の働き…

質問

ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ）は胃の中に生息する菌で
癌を起こすと聞いています。
この菌を，除菌すると癌の発生が抑えられるとも聞きます。
この菌だけを選択的に除菌する方法はありますか？
つまり、もしかしたら、食中毒を起こしたりする菌の天敵の菌なども除菌してしまうのではないかと思います。
胃の中の菌に詳しい方、コメントを下さい。

回答No.3

jing0708 · ベストアンサー

間違えている回答がありますので、回答します。消化器の専門です

まず、胃内はヘリコバクター・ピロリなど強い耐酸性の菌しか生息できません。これを選択的に治療する方法はありません。

次に、ヘリコバクター・ピロリの除菌で腸管内の菌は死滅します。使用するのがクラリスロマイシンやメトロニダゾールであるため、小腸～大腸までの腸内細菌叢のバランスは崩れます。従って３剤併用療法の副作用には下痢があるのです。
私は除菌後は乳酸菌製剤などで腸内細菌叢を回復するよう指導します。

食中毒を起こす菌の天敵というのは存在しないのです。
非常に弱い菌が腸管でびっしり巣を作っているから病原微生物がくっつけないというだけに過ぎません。そして、食中毒は菌の感染が原因である場合と毒素型があり、毒素型に対して腸内細菌叢は役に立ちません。菌の感染についても、入る量が多ければ対処できません。

抗生物質は胃内だけに効くのではなく、全身に作用します。特に３剤併用では、腸管・皮膚などは菌が死にやすくなります。
この点はほかの方の回答が間違えていますので、訂正します。

お礼

＞腸内細菌叢のバランスは崩れ…
＞３剤併用では、腸管・皮膚などは菌が死にやすく…
＞除菌後は乳酸菌製剤などで腸内細菌叢を回復する…
ですね。。
65年程前に、病弱の私は、脱水症状とかで公立病院で為す術無しと宣告されたと聞きます。
母は反射的に自分の血清を注射して欲しいと嘆願して、奇跡的に回復したと聞きます。
別の機会に、病院で自分の便を濾過して飲ませたと聞きます。
何度も呟きを聞かされたので、曖昧ですが、猩紅熱と疫痢で瀕死に陥ったとも聞いていました。
○血清→猩紅熱？
○便の濾過液→疫痢？
×ピロリ菌の除菌→現在健康を維持している有用な細菌も死滅
→ ○ 乳酸菌製剤などで腸内細菌叢を回復
除菌の後の回復処置がお薦めと承知しました。

他の方が食べる物は、何でも少しずつ食べて「腹を慣らす」ように気配りをしてきました。
自家製なら、野菜や果物も皮付きで食べています。海の魚なら内臓も食べています。結構生食です。
つまり、腸内に微生物(？)を取り込むことで、何でも食べられる腹にしたのです。
外地で、タロイモを主食にしたら、便秘に悩み、米食に戻すとしばらく便秘で苦しんだのです。
週に何度か、両方を食べていると、片方が続いても便秘しないことが分かったので、取り置きして、小量でも両方食べる工夫をしたのです。
最近、ピロリ菌の存在が気になり、除菌すべきか否か悩んでいました。

＞抗生物質は胃内だけに効くのではなく、全身に作用します。
長年培った現在の腸内環境を崩さずに、ピロリ菌だけの退治を考えたのですが、便の濾過液を飲む勇気は有りませんし、ピロリ菌が舞い戻っても困りますので、しばらく考えます。

ありがとうございます。

補足

40年ほど前に、蚊のの刺し傷の化膿や、擦り傷からの丹毒にテトラサイクリンを服用することで、直ぐに治ることが分かりましたが、副作用で便が固まってしまい、人には言えない大変な苦労をしたことが有ります。
消化を助ける菌も殺してしまったのかと気がつきました。

回答No.2

SI299792

現在、胃の中で発見されているのは、ピロリ菌だけです。除菌でピロリ菌以外の菌は死にません。食中毒を起こしたりする菌の天敵の菌は腸にいます。食中毒菌も胃ではなく腸につきます。だから大丈夫です。心配なら医者に確認してください。そのほうが正確です。胃に問題があれば迷わず除菌すればいいです。
　但し、ピロリ菌は自分を守るために胃酸を中和します。除菌すると、胃酸過多、ひどいときには逆流性食道炎になることもあるので、胃に問題が無いなら考えた方が良いです。私は胃に問題はなかったけれど、除菌すると癌の発生が抑えられると聞いて除菌しました。その後、慢性的に胃の調子が悪いです。このリスクは医者は説明してくれません。癌になるよりましだという考えもありますが、私は除菌したことを後悔しています。
　食中毒を起こしたりする菌の天敵の菌を増やしたいなら、腸内の善玉菌を増やしたらいいです。食物繊維やヨーグルトなどの発酵食品をとるといいです。

お礼

>胃に問題が無いなら考えた方が良い…
胃酸過多ですか。
つらそうですね。
ありがとうございます。

回答No.1

kaitara1

胃液の酸性度は普通の細菌の生息を許しません。ピロリ菌が発見されるまで胃は腸と違って細菌は全く存在しないと思われていました。コレラ菌などは胃液に触れると死んでしまうので、腸にたどりついてコレラを起こすことができません。胃液が正常に分泌されていると消化器伝染病にはかかりにくいはずです。ピロリ菌は尿素を分解してアンモニアを通りアンモニアのアルカリ性によって胃液の酸性を中和して、何とか胃の中に住めるようにしているらしいです。おそらくのこの中和はピロリ菌に密接している場所だけで胃全体としては酸性のままだと思います。

お礼

ありがとうございます。

補足

胃液によりピロリ菌以外は通常性棲息できないと分かりました。