基本的な認識がおかしいのは、~続けるのか?という点で
セキュリティアップデートを受け続けるのは必然です。
回答No.1では、知りもしないLinux系をひきあいに出して
「Windowsより良い選択肢は無いから我慢しろ」としていますが
実際には、Linux系OSでもセキュリティアップデートを受けるのは当たり前で
むしろ、XPやVistaのユーザーのほうが、新しいOSに変えずに
脆弱性に気づかないまま使っている人は多かったりします。
Windows10で起きていることは、Windows10を最後とする発表と
その反映とも言える、新機能追加や仕様変更が
セキュリティアップデートと同じチャネルから提供され続けることです。
もともとこれまでのWindowsでも、メインストリームサポート期間には
新機能の追加(代表的なのは新しいIEの提供)が行われましたが
Windows11が出ないとなると、新機能はすべて
Windows10へのアップデートという形で提供され続けることになります。
現在のWindows7がメインストリームサポート終了で、Edgeの対象外となりながら
「新しい機能はいらないから、セキュリティアップデートだけ続けてほしい」
という人にとって、良い選択肢として使われています。
でも、それも2020年には終わってしまいますから
その先は、ほとんどのWindowsユーザーが、8.1か10を選ぶことになり
2023年には、8.1の延長サポートも終了し、Microsoftの悲願
"複数バージョンのOSをメンテナンスし続ける高コスト体質"からの
脱却が果たされます。
従来のWindowsには、メインストリームサポート終了から延長サポート終了まで
5年の、アップデートが少ない穏やかな期間がありましたし
それが通の使い方という考え方もできましたが…
6年後には、そんなものは無くなります。
つまり、Microsoft側のコストダウンと同時に
消費者側の選択肢が、さらに狭まることを意味します。
改めて、Linux系OSと比較すると、Linux系OSの大きな特徴は
OSとしての開発元が複数あり、その間で
強くあるいは弱く、ソフトウェアの共用による、比較的大きな開発力を持ちながら
個別のOSとしての小さな開発力による部分があります。
資金力や人材にすぐれたLinux系OSでは、セキュリティ対応もすみやかで
それは多くの派生OSなどへも波及していく場合が少なからずあります。
マイナーで開発力が限られている場合はそういった期待ができない場合もありますが
有力なOSを選んでいれば、セキュリティ上のリスクは大きくなりません。
OSとしてのバージョンごと、世代ごとの区切りを持たないOSも
Arch Linuxのようにありますが
主流となっているのは
半年ごとのリリースと2年に一度の長期サポート版のリリースを軸とした
Ubuntuと、そのコミュニティからリリースされる派生OSか
Ubuntuの上流にあたるDebian GNU/Linux
市販OSとして成功しているRHELや、そのクローンであるCentOSなど
そして、RHELのための実験の場でもあるFedoraなどです。
軽量版としてXP時代のPCに導入するような場合もありますが
ほとんどの場合は、これらのどれかからの派生ですから
OSとしての根幹の部分は、セキュリティホールが放置されることは少なくなります。
ただ、サーバー向けはともかく、デスクトップOS向けとしては
Windowsのように10年サポートを続けるようなことはありません。
OS自体のバージョンアップのたびに、半年に一度更新する使い方もありますが
Ubuntuに人気がある一因は、2年ごとにリリースされるLTSで
「新しい機能はいらないから、セキュリティアップデートだけ続けてほしい」
という需要に応える体制を、Ubuntuは持っていて
現在はUbuntu,Kubuntuなどは5年のサポート期間を持っています。
OSのバージョンアップ自体は無料で好きなようにできますから
OSが変わることによる煩わしさについては
むしろ、すでにWindowsよりもLinux系OSのほうが快適だとも言えます。
Linuxユーザーから見れば、Windows10が半年ごとに大型アップデートをするのは
FedoraやUbuntuが、半年ごとに新しいOSをリリースし続けるのと
ほとんど同じことだと考えることができます。
そして、UbuntuのようなLTSという選択肢もあるのがLinux系OSで
Windows10には、そういう静かなOS環境は提供されなくなっていく見込みです。
もちろん、対応アプリやデバイスドライバーの充実などの問題もありますから
手持ちのパソコンで、すんなり動くかどうか?
Firefox,LibreOffice,VLCのようなLinux系OSでも使えるOSSだけで
なんでもできるかどうか?といった、いろんな問題はありますが
Microsoftの都合に振り回され続ける、一つしか無い選択肢を嫌って
複数の選択肢が常にあるLinux系OSに乗り換えていく人もいて
10倍の手間をかけることもできますが
10倍の手間が、必ずかかるというわけでは無かったりします。
Windows8世代からは、UEFIやセキュアブートなどが導入されたことで
Linux系OSを試すにも、障壁が増えてしまった感がありますが
運が悪くなければ、インストールディスクを使った試用の段階で
普通にYouTubeを再生したりできるのがLinux系OSの普通になっています。
つまり、グラフィックもサウンドもLANも
自動認識任せで使えることがめずらしくありません。
Windowsは「IE以外のアップデートのことは知らない」というスタンスですが
Linux系OSはOS自体のアップデートの機構が
アプリケーションも収録されたリポジトリーと連携する仕組みですから
ほとんどのアプリについて、OSのセキュリティアップデート操作によって
一括して、アップデートを行えるようになっています。
「その脆弱性はブラウザメーカーに頼んでねみたいな無責任OS」
という主旨の説明が行われているLinux系OSは、実質ありません。
実態としては
「その脆弱性が改善され次第、リポジトリーに収録します」
になってしまう場合はありますが
Windows Updateだけをやっていても
Firefoxのアップデートは伴わないような
「その脆弱性はブラウザメーカーに頼んでねみたいな無責任OS」
よりは、素人が漫然と使っていく上で、リスクは小さくなっています。
まぁ、Windowsの支持者は
「MicrosoftはIEに責任を持ち、Firefoxは導入した人が責任を負う」と主張しますが
それは自社製品とそれ以外という区別で
責任の範囲を限定しようとする企業の論理で…
Linux系OSは、OSSのコミュニティーとしての
共通の責任感の上で、OSの安全性を考える論理があります。
それが、常に、万全に機能しているかどうかは別問題ですが
それは消費者にとって気楽で安全なものを目指すことにもつながります。
もっとも、現状でLinux系OSのシェアは非常に小さく
せめてMac程度のシェアがあれば、金銭的な問題を緩和し
より行き届いたサービスが実現できるかもしれませんが…
現状では、トラブルが起きた場合に
サポートする力は、非常に小さなものに留まっています。
それがPCメーカーの採用が困難な理由となり
悪循環していますから、安易に誰もが導入できるものではありません。
Windows8機を8.1化する上でのトラブルなら
ほとんどはPCメーカーがサポートしてくれるでしょうが
Widnows7から10化であれば、その10倍の手間をかけて
なんとかなったというWindowsユーザーがいたりします。
なんとかならなかった人のレポートも、ネットにはいろいろあります。
Windowsでも、Microsoftのサポート力やPCメーカーのサポート力が
届かない条件では、手間が10倍以上に増えることはめずらしくありません。
それと比較すると、サポート力が期待できないLinux系OSでも
10倍になることは、やはりあります。
そのへんは使っているパソコンの仕様によっても大きく違いますから
安易に、10倍と表するなら、眉唾の表現ということになります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 これの根拠のソースは何ですか?私の単なる勘です。結局、不都合なプログラムの修正量が増えてくれば、結局、半年一回が3か月一回になるなんてことはありそうな話でしょう。ただでさえ、あの商売下手のMS社のやることなんだから…それから、まだできているかいないか分からないけど、タブレットみたいなものに統一するという事はすべてにセキュリティソフトと更新プログラムを入れないといけないですね。