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エディロールについて
78歳母親ですが現在エディロールを服用しています 腕の関節が痛い言いますので整形外科でレントゲンを撮影 医師からカルシュウムが沈着しているとの回答でした。 骨折予防のプラリア注射も2回ほど注射しているのですが、飲み薬とプラリア注射 の重複で関節のカルシュウム沈着が起きているのではないかと思うのですが、 エディロールの服用を中止したほうがいいのでしょうか? 痛み止めをのんでも全然痛みがとれる効果がありません。 お忙しいところ回答お願いします。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) 薬剤師
こんにちは。骨粗しょう症の治療薬が効きすぎてカルシウムが沈着しているのではないか?という疑問ですね。 非常に難しい問題なのですが、ここはまずエディロールという薬の役割から理解されると良いでしょう。 エディロールは活性型ビタミンD3製剤で、ビタミンD3は血中のカルシウムを取り込んで骨に集めます。 これはつまり、血中のカルシウム濃度を下げる効果があるのですが、同時にエディロールには腸管からのカルシウム吸収を促進させるという効果があります。 この際に、 小腸からの吸収>骨への取り込み となってしまうと血中のカルシウム濃度が高くなりお母様のようにリン酸カルシウムとして肩や肘の関節に沈着してきます。 プラリア皮下注も骨吸収(骨を溶かして血中にカルシウムを吸収すること)を抑制しますので、外部からのカルシウム摂取を強化しないと低カルシウム血症になってしまいます。 現状からエディロールのみを中止した場合、薬の働きだけを見る限り低カルシウムになる可能性があり、これはこれでよくありません。 まず、自己判断でエディロールを中止するのは絶対にやめましょう。血清カルシウム濃度がどのような状態になっているのかを把握するのが先です。 肘の痛みについてですが、基本的には保存療法というものが選択され、その内容は痛み止めの服用ということになります。 沈着したカルシウムを外科的に除去する方法もありますが、患者さんの体力や痛みの程度などを総合的に考えて判断されるのではないでしょうか。 プラリアを注射していることから高カルシウム血症になるよりは低カルシウム血症になるリスクの方が高いと思うのですが、関節に沈着しているということは血清カルシウム濃度が高いということを示します。 この原因を探ることで、これ以上の沈着を予防することができ、より効率よく骨粗しょう症による骨の脆弱化も防ぐことができるのではないでしょうか。 肘の痛みについては原因の追究とは別に進める必要がありますね。 いずれにしても、主治医とよく相談して進めるべき案件かと思います。 ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。 健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。 ...
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お礼
回答お礼遅くなりすいません。 血清カルシュウム濃度の測定を再度して医師と検討します 大変参考になりました。 ありがとうございました。