先ず、同性も異性も“同時に”好きになってしまいましたとありますが、本当に心の底から好きなのであれば、“同時に”というのは有り得ないんじゃないかと思います。二股が出来る人の恋愛を、浮気・不倫が出来る人の恋愛を、真剣とは思わないでしょう?どちらかに比重がおかれているはずで、どちらかが疎かになっているはずで、フィフティーフィフティーの状態は、先ず、有り得ないと思います。仮に、フィフティーフィフティーだとすれば、思いの種類が違うのではないかと思います。同じ思いを、二人の人間に対して、同時に持つことは出来ないのではないかと思います。少なくとも、あなたの文面からは、そんな不誠実さはうかがえないですから。
つまり、憧れている状態、人間として好きな状態、それを恋愛感情と錯覚している部分が、大なり小なりあるのではないかと思います。
上記のような感情を、同性に対して抱いてしまっているのか、異性に対して抱いてしまっているのか・・・それは、文面からは分かりませんが、同性に求めるモノ、異性に求めるモノ、多少なりとも違いがあると思いますし、同性に対しての気持ち、異性に対しての気持ち、全く同じではないと思いますが・・・
例えば、ある相談を持ちかけるとします。親身に相談に乗ってもらえると、そこには、先に尊敬、信頼、いろいろな感情が生まれると思います。それは、あくまでも恋愛感情ではなく、人間として尊敬出来る、人間として信頼出来る、といった類いのもので、そこから、その相手を大切に思う=好きだと思うようになると思うんです。そして、その人から、ある相談を持ち掛けられるとします。当然、あなたは親身に相談に乗ると思います。その人も、あなたに尊敬、信頼の気持ちを持つと思います。助け合う、励まし合う、人間としての繋がりが出来ると思うんです。
尊敬、信頼の感情は異性なら愛情に、同性なら友情に、発展し得る一つの条件になると思うんです。それと同時に、同性なら話し方、仕草など見て「こんな人になりたいなぁ・・・」という憧れから思いは加速する。異性なら「こんな人と付き合えたらなぁ・・・」という憧れから思いは加速する。つまり、同じ好きは好きでも、求める結果が違うのではないかと思います。好き→一緒にいたい→付き合いたい→ゆくゆくは家庭を築きたい!生涯の伴侶として共に生きたい!という思いを、精神の繋がりはもちろん、肉体の繋がりも持ちたい!という思いを、その異性に持っているかどうか?その同性に持てるのかどうか?もう一度考えてみるべきでは?それから、結論を出すべきでは?