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胆嚢に2センチくらいのポリープ
父のことですが、胆嚢にお鏡餅みたいになめらかな、2センチくらいのポリープが見つかりました。癌ではないらしいのですが、ポリープの中に今後癌になる細胞があるといけないので、取ってしまいましょうと言われました。父は80歳になります。父は高齢なので、できるだけ手術は控えたほうがいいと思うのですが、今後可能性があるかもしれないだけで手術した方がいいのでしょうか?
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(Q)今後可能性があるかもしれないだけで手術した方がいいのでしょうか? (A)難しいご質問ですね。 胆のうポリープは、大きければ大きいほど、将来、 癌になる可能性が高くなると言われています。 なので、小さければ、経過観察、 大きければ、切除という傾向があります。 その境目は、1センチなので、 2センチという大きさは、明らかに、大きい部類に入ります。 だから、医師は切除を勧めたのだと思います。 下記のガイドラインを参照してください。 http://jsco-cpg.jp/guideline/14.html#cq04 がんになると、手術をして、がんを切除する ということは、誰でも知っていることだと思いますが、 なぜ、切除するのか、ということを知っている人は少ないです。 がんを切除するのは、がんを取り除くことが目的ではなく、 がんが重要臓器に転移して、死に至ることを防ぐためです。 だから、転移があると、手術不能ということになるのです。 胆のうは、重要臓器である肝臓にくっついています。 つまり、胆のうがんになると、すぐに肝臓に転移、浸潤する 場合が多く、胆のうがんでは、手遅れで発見されることが 多い理由の一つになっています。 80歳という高齢を考えると、できれば、手術は避けたい しかし、2センチという大きさを考えると、放置するのも できれば避けたい というジレンマですね。 できれば、PET検査をするのが良いのですが、 この状態でのPET検査は自費になって、10万円ぐらい かかるのが問題です。 (PET検査がどのようなものか、ご存知なければ、 検索してみてください。非常に優れた検査ですが、 保険適用になる範囲が狭く、検査に半日かかり、 高額であるのが難点です) さらに、PET検査で異常がないとなっても、 それは、今の話であって、来年はどうかわからない という難点もあります。 手術は、おそらく、腹腔鏡で行うので、一般的には、1週間程度の 入院で済みます。 翌日から歩行可能で、痛みも数日で消えます。 ですが、胆のうを切除しても、何の問題もないというわけには いかないのです。 問題ない人もいますが、長期間、不定愁訴で悩む人もいます。 個人的には、PET検査を含めて、さらに精密な検査を受けて、 その時点で、セカンドオピニオンを受けることをお勧めします。 セカンドオピニオンとは、主治医から診療データを貰って、 別の専門医にそのデータを見せて、意見を聞くことです。 自費ですので、数万円かかるのが難点ですが、 新たな検査をするわけでもないので、即日、結果が出ます。 その結果を持って、主治医と再度、相談することになります。 http://www.2og.jp/kiso.html 難しい問題なので、ご本人が納得できる結論が出るように してあげてください。
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- mink6137
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私だったらそのお年でなくてもやらないですね! 悪性でないポリープはイボと同じですからね。 高いお金をかけて体を痛めつけるのはバカバカしいと思います。 とはいえ、ご本人の気持ちが一番ではないでしょうか?
お礼
ありがとうございます。父は迷っています。でも手術はとても不安なようです。イボと同じだよと言ってみますね。
お礼
とても詳しい説明ありがとうございました。父は長期間不定愁訴で悩むタイプだと思います。手術の話が出てから一気に病人みたいになってしまいました。それを見てると、とらないで元気に過ごした方がいいのでは…とも思ってしまいます。本当に難しいですね。父の納得のいくように考えていきます。