100%膣内射精されたと考えて間違いないでしょう。
男性はオーガズムと同時に射精すると考えているのであればそれは間違いです。
男性の射精は精巣から送られたスペルマ(精子)が射精管に貯まり、次に前立腺から流れ込んだザーメン(精液)に押し出されるようにザーメンに含まれて射精されます。
この射精はペニスの根元の陰茎括約筋が極度の性的緊張により膨張圧縮を繰り返すことでペニスがポンプ状態となって射精されます。
男性のオーガズムはこの陰茎括約筋の膨張圧縮でペニスの根元の性感神経が刺激を受けることと、ザーメンが射精管を通るときに射精管が膨張してペニスの性感神経を圧迫することで起こります。
しかし男性がオーガズムを感じるのはザーメンが射精管を通過してからで、オーガズムを感じたときには既に射精は終わっているのです。
つまりオーガズムを感じてヴァギナ(膣)からペニスを抜去したときには既に大部分のザーメンは膣内に射精されているのです。
さらに女性が性的快感を感じるとヴァギナが愛液で濡れるように、男性も性的快感を感じるとカウパー腺液という愛液がたえず溢れます。
このカウパー腺液は射精管に貯まったスペルマを含んで溢れてきます。
つまりザーメンを射精しなくてもヴァギナの中でカウパー腺液が溢れ出てきたらその中にはスペルマがザーメンよりは微量ですが含まれているのです。
ですから射精しなくてもカウパー腺液だけで妊娠する場合もあります。
抜去法(外出し)が避妊法というのは大きな誤りです。
現在手術以外に有効な避妊法はコンドーム、ピル(経口避妊薬)、IUD(避妊リング)しかありません。
ただしピルとIUDは婦人科医の診察が必要です。
さらにピルには頭痛、嘔吐、肥満、不整出血などの副作用があり、IUDは子宮挿入後は6~12ヶ月間は毎月検診が必要で、その後も6ヶ月に一度の検診が必要になります。
さらにピルもIUDも病気治療ではありませんから保健適用にはならず全額自費で、それなりの出費が必要となります。
ただしピルについては不整月経改善などの目的であれば病気治療として保健適用となります。
つまり現在医師の診察を必要とせず最も安価で確実な避妊法はコンドームしかないのです。