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薬を飲むのが怖いです
- 薬を飲むのが怖い理由として、ネットや本で薬が体に悪いという知識を得たことがあります。
- 現在食後のお腹の痛み、吐気、食欲不振などの症状が3週間続いており、整腸剤を服用しています。
- しかし薬に対して不安感があり、体が薬に支配されることや症状を一時的に抑えるだけで体が回復しないことが心配です。
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医療従事者として、特に消化器の専門としてお答えします。 まず、私の書き込みも含めてネットというのは基本的に信用できません。なぜなら、根拠もなく書き込みをするからです。私自身、日欧問わず名前を出して文書を起稿しなければいけないときはReference(参考文献、引用文献)を明示しなければならないので根拠も明示します。しかし、ネットの書き込みでいちいちそんなことやってられんというのが正直なところになってしまいます。 専門家ですらそのレベルですから、一般の方が勘違いで書き込むことや悪意を持って書き込むこと、あるいは盲信していることを書き込むことは規制できません。これは書籍にも言えます。私自身心から辟易しているのですが、医薬品の危険性を訴える本は大体が嘘です。 なぜかというと書いている人間が専門家ではないのです。医療ジャーナリストという素人であったり、論文を一報も書いたことのない人間だったりが情報の意味を理解せずに勝手な解釈で書いている本がほとんどです。代表例が『買ってはいけない』シリーズです。他にも飲んではいけないシリーズなど内容は極めて非理論的な内容になっていますが、それは我々専門家でなければ見抜けないように書かれています。なぜなら、そのほうが売れるからです 私自身一般向けに本を書くなら、センセーショナルな書き方をします。そのほうが売れるのは目に見えているからです。患者さんは皆さん潜在的に医療に対して不安感や不満感を持っていますから(医療従事者が高給取り、長く待たされるのに診療時間が短いなど)それを少し批判してやれば賛同を受けるのは自明の理なのです。しかも、我々はギリギリの書き方を知悉していますから責任逃れも同時にやってのけます。 話はそれましたが、いくつか代表的な間違いを書籍から引用します。 >前立腺肥大症治療薬である「アボルブ」は服用すると悪性度の高い前立腺かんを誘発する< という記事がある雑誌に載っていますが、これは明らかに誤りです。確かにアボルブは前立腺がんの血液マーカーであるPSAを検査しにくくする場合があります。しかし、世界で最も権威があると言われているNEJMという雑誌に Effect of dutasteride on the risk of prostate cancer. Andriole GL, Bostwick DG, Brawley OW, Gomella LG, Marberger M, Montorsi F, Pettaway CA, Tammela TL, Teloken C, Tindall DJ, Somerville MC, Wilson TH, Fowler IL, Rittmaster RS; REDUCE Study Group. N Engl J Med. 2010 Apr 1;362(13):1192-202 とあるように、むしろ前立腺がんに対する治療効果があるとすら言われているのです。恐らくこれを書いた記者や医療従事者は単純な副作用を見ただけで反応してセンセーショナルな書き方をしたのだと思います。極めて悪質で批判されるべきです。 これ以外にも、ある買ってはいけないシリーズの本には >亜硝酸ナトリウムとは硝酸と水酸化ナトリウムという劇物から作られたものであり、両者の毒性を併せ持つのである< などと書いてある部分があります。これも馬鹿らしい話で、食塩はNaClつまり塩化ナトリウムですが工業的には塩酸と水酸化ナトリウムという劇物から作ります。でも、ただの塩です毒性もクソもあったもんじゃありません。 枚挙に暇はなく >コレステロール値が低い → がんになる< などという著書もあるようですが、引用している文献が既に間違いなのです。血中コレステロールが高いと生存年数が高いという論文はあったのですが、その後否定され著者らは解析のミスを認めています。 逆に Long-Term Safety and Efficacy of Lowering Low-Density Lipoprotein Cholesterol With Statin Therapy: 20-Year Follow-Up of West of Scotland Coronary Prevention Study. Ford I et al Circulation. 2016 Mar 15;133(11):1073-80 のように寧ろ良い効果が多いことが示されています。この Circulation という雑誌は NEJM ほどではありませんが一流の医学雑誌で IF=17 とかなり高い数字の雑誌です。 このようにとんでもな情報が非常に多いのが一般書籍、ネットなのです。本当に適切な知識は正しい教育と適切な専門書、そして経験でしか得られません。ネットでこういうことを書くと論文を盲信して、などと批判されることもありますが私自身自分の手で実験をし、論文を書き、症例を集めということをしている立場なのでそういう方の目の前に鏡を置きたくなります。 お悩みの医薬品については依存性などは確認されていません。ビオフェルミンはぶっちゃけヨーグルトみたいなもんですので、心配であればヨーグルトで代用できます 適切な情報を適切な媒体から学ばれることを強くおすすめします
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- eroero4649
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「〇〇を食べると体にいい」というやつだって、大量に食べると体を壊すことがあります。昔ココアが体にいいとブームになったら、ココアの缶を3日で空にして病院に運ばれた人がいました。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」って言葉がありますね。 薬だって大量に飲めば毒となりますし、毒をほんの少量にすることで薬としている場合もあります。世の中というのはそういうものなのです。 体を自分で回復させるなら、自己治癒力を高めるしかありません。自己治癒力はどうすば高まるかというと、ちょっと厳しい生活がいいみたいです。温かい部屋でぬくぬくと暮らしていて体を動かさずに好きなものだけ食べていると人間は堕落します。少々寒くてもいいものを食べなくてもへこたれないように常日頃から心身を鍛えるということになりますね。
お礼
問題は薬の使いかたなんですね 飲んだらおしまいという考えをもってました…
- yaasan
- ベストアンサー率22% (2724/12278)
はい、単なる思い過ごしです。 人間は全く症状が良くならない粉を「ききめ抜群」と聞かされて飲むと治る事があるぐらいいい加減にまた、強い体にできているんです。 考えるならポジティブに、この薬を飲めば必ず治ると信じて服用しましょう。 今の考え方だと何飲んでも治らないですよ。
お礼
確かにそうですね。 信じないのに薬がきくわけないですよね
- 177019
- ベストアンサー率30% (1039/3444)
整腸剤(ビオフェルミン市販薬、昨日からはラックビー顆粒)服用中、これは医師でも無い貴方が自分で判断して飲んでいる訳ですから、金額的にも病院へ行って薬をもらうのと比べればはるかに市販薬の方が高つくと思います。お腹の痛み、食欲不振が3週間も続いていて病院にも行かないというのはネットによる「薬は体に悪い」をうのみに信じているからだと思いますが、その原因が他にあるかも分からない、それを調べるのが医師で逆に貴方は高額な薬を買ってなおも自分の体を痛めつけている逆効果です。病院へ行って医師の診察を受けて、的確な薬を処方してもらうのが一番の早道です。ネットで精神科の薬は悪いとか薬を飲まないで治した、とか面白可笑しく言うものなのですよ。
お礼
逆効果だったんですね まずは原因を調べる必要がありますね
- ggggzzzz
- ベストアンサー率8% (22/245)
処方された薬剤を服用するしない、はご本人の自由です。ご心配されていることを、担当の先生に相談されて、じゅうぶんにご納得された上で、服用されたらよろしいのでは?
お礼
よく話してみることにしますね
お礼
そうなんですね、、、あたかもそれが事実と思うように書かれていたのですっかり信じ込んでました… 少し見直してみることにします。