こんばんは。
>あなたにはどういう利点があると思いますか。取りたい国はどこですか。
ずばり北朝鮮、利点はほぼ皆無ですが・・。
勿論あの国が好きだからではない、彼の地を訪れて長年持ち続けた知的好奇心を満たしたいというただそれだけ理由です。
実は若い頃、渡航先の入国スタンプを増やすのを秘かな楽しみとしておりましてね、随分とあちこち行きましたが当時最大の難関が北朝鮮だった、北京からソ連製のイリューシンで平壌の順安空港に降り立つ我が勇姿を思い浮かべていたのですが・・。
・・というのも、過去に2度ばかりビザの発給を拒否されましてね、2度目は朝鮮総連系旅行会社の役員というコネがあったにも関わらずです。
その人物曰く、韓国への渡航回数の多さが当局を刺激したのでは・・という事でした、何せ30代前半にして韓国には10回ぐらい行っておりまして、まあしょうがないかと・・。
さてどうやら多重国籍の保持は今や世界的趨勢であるようですね、欧米には驚くほどこの多重国籍者が多い。
まあ Koala さんが仰る通り、国籍の付与に関して「 血統主義 」と「 出生地主義 」という2種類のルールが世界に存在する限り、二重国籍というものが無くなる事は恐らくないでしょう。
例えば 「 血統主義 」の日本国籍を有する御両親が、「 出生地主義 」のアメリカで出産すれば、生まれて来た子供は自動的に二重国籍となり、或る一定年齢までは双方の国籍を保持出来る他、生活の実態が仮にアメリカにあるとするならば、半永久的に二重国籍である事が可能でありますから、考えように依っては非常に便利なシステムです。
ところがアメリカ白人社会が抱える宿痾もその点にある訳で、メキシカンやカリビアンの不法移民が絶えない最大の理由がそこにある、当面の生活はそれとして、彼等が有する最大の目的は子供にアメリカ国籍を与える事でありましょうから。
それ以外にも、例えば欧米に点在するユダヤ系の民は、「 血統主義 」 のイスラエルと生活実態がある国家双方の国籍を所持しているケースが非常に多いと聞きます、その点は2000年前の亡国に由来する或る種のリスク・ヘッジでしょう。
そもそも有史以来他国の侵略に晒された事が無い我が日本と、陸続きに隣国と国境を接する国々との意識の差、或いはそういう事かも知れません。
お礼
同感。私もヒラリーに一票入れるためにアメリカに1週間いってもいいかな、と。 フィリピンやコロンビアや、治安に不安のある国にあえていきたいとは思いませんけど、そこで生まれた人もいるわけで脱出したいでしょうね。 日本沈没という本が映画になりましたが、そういうときに脱出できるのは多重国籍者のみ、ですか。