ご提示の最初のリンクが全くの嘘ですので、専門家として指摘申し上げます。
まず、ガンがカンジダであるというデマは既に圧倒的多数の論文によって証明されています。例えばヒト結腸がん由来細胞であるcaco-2細胞、当然トゥリオ・シモンチーニの提唱した説が正しいのであれば、これはカンジダから防御するために集まった細胞であるはずです。しかし、培養液にカンジダの治療薬であるアゾール系抗真菌薬を加えてもcaco-2細胞に変化はありません。また、がん患者がカンジダを併発することはありますので、そういう場合にもアゾール系抗真菌薬を投与しますがガンは治癒しません。
くわえて、カンジダが増殖しているのであれば血液中には炎症マーカーであるCRPが増え、末期には血中からカンジダが検出されるであろうことは想像に固くありませんが、大規模臨床研究においてもそのようなことは起こっていません。
さらにそれらのHPでは、一般人特に知識が無い人を騙す巧妙なテクニックが使われています。彼が逮捕され、医師免許を剥奪された理由は『患者が誰ひとりとして完治せず、死亡例が多発したため』です。
この手の詐欺師は定期的に出てきます。アルファンス・ウェーバーもその代表例ですし、トゥリオ氏もそうです。ちなみに彼は医師ではありません(医師免許は患者を多数死亡させたため剥奪されています)。彼と似たことをやる人間はレメディ信奉者などでも存在し、毎年かなりの数の被害者が出ています。
しかも、彼らは根拠を一切出さないのです。治療できたという割に、症例報告を出しません。カンジダが原因だという割に、カンジダの感染が確認できたという論文を1つも出していません。世の中には査読なしに投稿でき、それこそ先述のレメディに関する内容すら出している学術雑誌があるにも関わらずです。
さらにCYP1B1についての記載がありますが、人間は肝臓でこれを作り続けています。農薬がこれを阻害するという記載も間違いで、残留農薬ではこれらが阻害されません。そのことは農薬を使用したエサを食べさせたラット肝臓の初代培養系で明らかになっています
まぁちょっとでも医学を実際にやってればデマだってわかるんですけどね。一般の方が騙されるのは仕方がありません。私の言葉が嘘のように感じるかもしれませんが、それこそ盲信というものです。彼は現代医学の盲信を批判し、自己の主張を曲げないのかもしれませんが、それを応援する側が彼を盲信したのでは意味がないのではありませんか?
私の主張が間違いだと思うなら、学んでください。実際に細胞生物学に触れ、初代培養系細胞を操り、論文が読めるようになった頃にはご自分を客観視することができるようになると思いますよ。
ステージIVの治療については、現在研究が進んでいるいくつかの手法があります。特に画期的なのは、現在のような免疫療法ではなく iPS細胞 を用いて作成した免疫担当細胞を大量培養し、がんを殺させるという手法です。現在京都大学を主軸に動物実験が繰り返されていますが、奏功率が極めて高く、今後10年程度でかなりの数の固形がんは克服される可能性を秘めています。
陰謀論に傾くのもよろしいですが、きちんとした知識をおつけになるべきだと強く申し上げます。
補足
なるほど 俺はど素人だからな。 ガンがカンジダであると言うのはデマか。 論文を信じて自分で検証したことないのかな。 専門家ならマウスに癌を移植して重炭酸ナトリュウムを使って実験すると思うが。 アゾール系抗真菌薬はカンジダに通用しないのに癌が治るわけ無いよな。 iPS細胞か頼もしいが大丈夫かな 少し前の用に万能細胞の小保方靖子の例も有るからな。 今回のノ-ベル賞の大隅良典のオートファジーも癌に対しては何だか屁のつぱりにも成らない事言っている。 新聞ではオートファジーとは、自食作用の事。アルツハイマーや癌、パーキンソン病に対する医学の分野で貢献できると期待されている。と書いているがテレビで本人は癌の予防で癌に成ったら抗がん剤を使わねば云々と言っている。 どれが本当なのか俺には分からない。 ガリレオ・ガリレイの用に成らなければ良いのだが。 天文学者が専門家の貴方でトゥリオ・シモンチーニがガリレオ・ガリレイだな。 日本の病理研究所の人がマウス10匹にがん細胞を移植して重炭酸ナトリュウムで実験したら2匹が完治8匹が良好に向かっていると反論サイトで書き込みしている。