#2です。一応、「選手への経済的社会的影響」です。名誉とか精神的な価値とかではなく、実利一辺倒による判断です。
ただ、スポーツというのはオリンピックに限らずウィナー・テイクス・オールなものだと思います。小川直也さんや谷亮子さんがそうでしたが、しばしば仏頂面で銀メダルを首にかける人がいます。我々部外者は「銀でも立派なものだ」といいますしそうだと思いますが、しかして当事者となれば「1位以外はみな同じ」なのでしょうし、そこまでの闘争心や勝利への執着心がないと勝者にもなれないもまた事実だと思います。全盛期のタイガー・ウッズも「優勝以外に興味はない。1位になれなきゃ、2位も予選落ちも同じ」と言い放っていました。
ところで、女子レスリングで伊調馨選手のお兄・・・いえ、お姉さんである伊調千春さんのオリンピックの成績って覚えてらっしゃいますか。アテネ大会と北京大会の連続銀メダルです。実に立派な成績ですが、浜口京子さんの2大会連続銅メダルと比べて格上なはずなのにさほどインパクトがありません。女子レスリング関係者の偉い人の何かのイベントがあったとき、伊調千春さんとロンドン大会で金メダルをとった小原日登美さんとどっちが上座に座ることになるのか、ちょっと興味深いところであります。年功序列になるかなと思ったら、お二人とも1981年生まれでした。
最後にちょっと意地悪な話を。高校野球で、熊本県の県立済々黌高校と、県立熊本工業高校のどっちが上だと思いますか。もちろん、通算成績では熊工が飛び抜けています。春夏それぞれ20回ずつ出場、春夏甲子園通算成績は45勝40敗で九州一。夏の大会の準優勝は実に3回にもなります。え?だったらなぜ済々黌高の名前を出すのかって?お察しの通り、済々黌高はセンバツ優勝の経験があるのです。もちろん私も熊工のほうが格上だとは思いますが、「済々黌は曲がりなりにも優勝旗を甲子園から持ってきた」と済々黌OBが熊工OBに自慢したらそこは言い返せない部分はあると思うのです。
もちろん、「2位に価値はない」とはいいません。いいませんけれど、1位が栄光の全てを持って行ってしまうのはスポーツの残酷な現実だと思います。第1回WBCの決勝戦の相手、覚えてます?
お礼
銅2点はどうですかね~ 銀と銅は5対3くらいじゃないですか? ご回答ありがとうございました。
補足
ベストアンサーがない! 回答者はみんな金メダルばかりを高く評価しています。 オリンピックメダリストは銅であろうと高く評価されます。 ぼくはベストアンサーなしで締め切るのは好きじゃないので、銅メダルの評価が高めの(他の回答者より)貴方の御回答をベストアンサーにすることにしました。