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女性のアスリートと無月経の話をさせて頂きます。
無月経とは言葉の通り、生理がないことです。
2次的無月経が起こる事は非常によくあります。
そして、6カ月以上生理がない状態を無月経と言います。
しかし、16歳になるまで生理がない女性についても1次的無月経は起こる事があります。
生理が起こる時は、脳下垂体、視床下部、卵巣が正常に働き、脳から卵巣への伝達が正常に行なわれるようなホルモンのメカニズムが存在していなければならないのですが、その結果として、卵巣はエストロゲンとプロゲステロンを分泌して生理を起こして維持します。
アスリートの無月経は、ホルモンのGnRHが抑制されることによって起こります。
これが原因ですべての道筋が閉じてしまう事になります。エストロゲンやプロゲステロンの分泌が減少し、それが循環しなくなると生理が止ってしまうのです。
アスリートの無月経の場合に考えられるのは、
ある二つの状態がGnRHを抑制し生理不順を起こします。
その二つとは、低い体脂肪とネガティブ・エネルギー・バランスです。
少し前の考えは、生理を維持する為には最低限必要な体脂肪率があると言われています。
これは、体脂肪率が減るとエストロゲンの代謝に逆のマイナスの影響をもたらすという仮説に基ずいているのです。
しかし、現在は生理の期間を維持する適正な体脂肪のレベルというのはない、と一般に言われています。
しかし、体脂肪と生理のサイクルには何らかの関連があるということだけは確かな事らしいです。
治療については、
ホルモン治療という治療法があります。
アスリートが正しいホルモン・バランスを回復するために必要な変化を望まない場合に使われる。
エストロゲンやプロゲステロンを補う治療が、低ホルモン状態による有害な作用を防ぐために行なわれるそうです。
chisato12さんは、毎日クタクタになるまでトレーニングをされているのですから、体脂肪率も少ないのではありませんか?
かといって、ホルモン治療をすると競技に出る場合のドーピングになるのかどうかは解からないので、
ここでは、触れずにおきたいと思います。
1度、専門医に受診するのも良いと思います。
受験もあるし大変な時期ですが、頑張って下さい。
お礼
丁寧な回答ありがとうございました。 体脂肪率は家のではかると20%あるんですよねー。 やっぱお医者さん行ったほうがいいのでしょうか?