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子供のピアノコンクール
とあるコンクールを聞きにいきました。 今時のリトルピアニストをみて思ったこと。 何だか北朝鮮の子供のようです。レガートで弾くときに不自然にひじから手首、手首から指先へと鍵盤を離す仕草、フォルテのあと頭より高く手を振り上げる仕草や目線を天井に向けてみたりなど視覚的に訴える?演奏をたくさん目にしました。私は、滑稽に思えたのですが、このような演奏をする子供は実際には高く評価されるものなのでしょうか?有識の方のご意見をお聞かせください。
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本来、演奏とは技術力・表現力によって判断されるものです。 演奏者がどのような仕草で演奏をしていても、それがとても奇妙であっても、素晴らしい見事な演奏をしていれば、それは評価すべきことだと思います。 でも、外見的に、そういう演奏は、気持ちが悪くて嫌ですよね。目立ちたい意識が過剰な人か、あまりに音楽が好きすぎて感情を抑えられない人か、そのどちらかだと思います。 たいては、そのような人の演奏は、自分と音楽のことしか見えていなくて、極端にアド・リブをつけすぎたり、気持ち悪いほど感情を入れすぎたり、そういう演奏が多いです。 それでも、全ての人がそうではなくて、中には、そのような気持ち悪い演奏の仕草をするピアニストでも、高度な技術力をもち、かつ表現力もある人に感動を与える見事な演奏をするピアニストがいます。 たとえば、名前が不確かなのですが、中国か韓国に爛々(ランラン)というピアニストがいて、この人の演奏は、鍵盤に顔を傾けたり、天井を見上げて「ああ‥」みたいな雰囲気をとったり、にやっと笑ったり、手振りがグロテスクだったり、そういう演奏スタイルですが、CDで聴くと、本当に見事な演奏をしています。 私は、気持ち悪い、いきすぎの演技をとって演奏する演奏家は、自分のことだけしか頭に考えていない、聴衆を無視した演奏だと思います。 そのような子供の演奏は、たいていは、駄目な演奏が多いです。 でも、演奏の善し悪しの判断基準は、一般的には、そのような音楽を奏でるかなので、容姿は判断基準には入らないと思います。
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海外の音楽院に留学してる者ですけど、#1のランランさん!激しくて有名ですよね! 私の通ってる学校では、すっごく評判悪かったです。 ジャーナリスト達の評価も結構悪かったような・・・(汗 もちろん技術とかは素晴らしいんですけど、なんてゆーか・・ 私の先生には、無駄な動きは音楽の表現を邪魔するだけだ、と教わってるので、私もそう思えてしまうんです・・ まぁ、個人個人の意見なんでしょうけど。 (ちなみに私はフランスにいるんですけど、もしかしたらフランス人は苦手、とかそういうのかもしれません) 以上、回答ではないんですけど、私もよくコンクールを受けるたびにいろんな国籍の子達を見てminamitokitaさんみたいに疑問に思ったことがあったので、かきこませてもらいました。m(_ _)m
お礼
生まれてまだ数回の新しいショパン国際インアジア(正確ではありません)というジュニアコンクール。韓国人の子供たちはお国柄なのか歩く姿にも闘志があふれていました。演奏も鬼気迫るものでした。 そのコンクールでも日本人の多くの(特に女の子)子供は何故あれほどべったりとした腕やひじの動きをこぞってするのか、指導者がそれを良しとしているのか疑問に思いました。内田光子さん風? 現在コンペが開催されているPT○Aでもそのような子供が高得点をとっているように思います。しかしながら、こちらでは多くの方が音楽のみを追求されると伺って、ほっとしました。ありがとうございました。
- ozarimaru
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本来ピアノは、心で感じている音楽をそのまま「音」で表現することができればよいのだと思います。当たり前のようでいてこれが難しいのです。 子供には先生がついていてレッスンをしているわけですが、先生に「もっと音楽的にひくように」要求されてもうまくいかないので、子供の方はどうしてよいかわからず、一生懸命「うたって」ひこうとして不自然な動作が目立ってしまうのでしょう。 私自身は、音楽を表現するのにあれこれジェスチャーは必要ないと思います。が、見た目がどうあろうと音楽として表現できていれば、まあよいのではないでしょうか?(とはいっても、目線を天井に向ける、なんてのはいくら何でもイヤですね。私はコンクールの審査をしたこともありますが・・・)
お礼
そうですね・・重きは音にあるのが本来ですね。素人の私は、つい演奏を目の前にすると視覚的なことに目を奪われてしまいます。娘もピアノを弾きますが、先生には「余計な動きは極力しない」と教えられています。しかし、一方うたってひく・表現するという指導の一つとして異様にひじや手首をつかって弾く奏法を指導する先生もいるのかと思っていました。なぜか同じ門下の生徒さんは似たような動きをしているので。でもそのような動きに惑わされぬように、コンクールなどに行くときは目を閉じて聞いてみようと思います。ありがとうございました。
お礼
私は感情移入が度を越えていて自然に天を仰いだりするというよりは、指導者が様々なジェスチャーを振り付けのように指導しているのかと思っていました。 でも、そのような見た目を好むか否かではなく、音楽そのものを評価すべきだということになるほど納得しました。 ご意見ありがとうございました。 爛々さんというピアニスト、聞いてみたい見てみたいです。