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「野鳥の写真」の良し悪しの判断
「野鳥の写真」について、自然科学的な意味ではなくて、「写真」として、その「良い悪い」を判断するのに必要な条件は何でしょうか???野鳥の撮影は「連写」の機会が多いし、野鳥も、ほとんどの場合、動き回っているので、「多少ピンぼけでも、その動きが良くて」なんていうのもありますが、整理しようと思うと、やたらに写真の数だけ多くて、迷ってしまいます。 写真として評価できる「野鳥の写真」とは、どんな写真ですか???写真の素人に教えて下さい。 例えば「シッポだけの写真はダメ、目が写っていることが絶対条件です」とかです。 それと、添付の写真は、昨日、ニコンのP610で撮影したクマゲラの写真ですが、「野鳥の写真」として、良くない、あるいは、このように撮影すればもっと良い写真になったと思われるところを指摘して下さい。
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- ayeaye(@heriotoro-pu)
- ベストアンサー率25% (212/836)
#5に補足します。 肝心な回答を書き忘れていました。 良し悪しの判断基準ですが、私の考えとしては (1)鳥から「あなたが撮るの?いいわよ」と、撮影を許されたような写真は いい写真だと思います。 (2)この写真をみて、私もまた、久しぶりに、可愛い鳥の写真を撮りに行こうと いう気持ちになりました。 このように、人の気持ちを動かす写真はいい写真だと思います。 (3)質問文の文を読むと、minamiahoudoriさんは、とても素直な方だという 印象を持ちます。写真にも素直な感じが出ています。 素直な写真は、いい写真だと思います。 ➃良い写真 ウソやつくりのないその場の状況が、(鳥の存在感や空気感、カメラマンの 緊張感などのすべてが)ありのままに伝わってくる写真はいい写真だと思っ ています。 写真は、minamiahoudoriさんの好きな作品を中心に選別すればいいと思いますが それでは、偏ってしまうので、詳しい方のアドバイスや、年齢性別さまざまな方の 意見をきいて、調整すればいいと思います。 素人なのにいろいろ書き出しましてスイマセン。 ここに寄せられた明解な回答は、私にとっても、とても参考になりました。 ありがとうございます。
- ayeaye(@heriotoro-pu)
- ベストアンサー率25% (212/836)
はじめまして 最近、野鳥観察を始めた素人です。 この写真は、何かに忙しくしている鳥の様子が出ていて、とても可愛らしいです。 「クマゲラ」という鳥なのですね。 「クマゲラ」という名前をきいたら、すぐにこの写真を思いだすことが出来る位に いい写真だと思います。 技術が優れているからって、いい写真とは限らないと思います。 チコチコ動いている様子がわかります。自然な枝ぶりも、いいと思います。 写真の展示会で思うのですが、うますぎる写真は、さほど記憶に残りません。 あなたが見つけた「クマドリ」が、そのままの姿で撮れている良い写真だと 思います。 テクニックをつけてテキストどおりの撮り方をすると、全部同じになってしまって つまらないです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 何かに忙しくしている鳥の様子が出ていて、とても可愛らしいです。「クマゲラ」という鳥なのですね。……脇目も振らずに、一生懸命に木をつついていました。(*^_^*)日本のキツツキの仲間では一番大きいそうです。又、クマゲラの縄張りは300ヘクタールだと言われていますので、遭遇するチャンスはそんなに多くありません。 技術が優れているからって、いい写真とは限らないと思います。……「いい写真」であるのは望ましいのですが、このような写真は、足で稼ぐといった要素もあり、「写真良し悪し」もさりながら、本人だけの想い出といった要素もあり、長く記憶に残る写真もあります。 怪我をしないように、野鳥観察を楽しんで下さい。
補足
貴重なご意見を沢山いただき、本当にありがとうございました。今回はBAを選ばないで締め切らせていただきます。<(_ _)>
- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
単純に、「人間の目ではとらえられない瞬間」とか「人間にあまり見せない生態」が写っていれば十分だと思います。 その上で、芸術性として構図や色調が問われるでしょうが、少なくとも「記録写真」として価値が出るのは、上述のようなものです。 添付の画像で気になるのは、 ・縦のラインが多い(幹も平行、クマゲラも平行、手前の幹のキズも平行) ・クマゲラの下の朽ちた枝がみすぼらしい(それが効果になってない) ・クマゲラが何をしようとしているところかわからない ・基本的に、中央が重心で、上下左右が似たような色調・テクスチャー・物体の並び というところです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「写真の見方」という観点から、ご指摘の事項、大変参考になりました。
補足
貴重なご意見を沢山いただき、本当にありがとうございました。今回はBAを選ばないで締め切らせていただきます。<(_ _)>
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11082/34532)
失敗写真の原因はほとんどが「ピンボケ」と「手振れ」です。で、多くの人がピンボケと思っているもののほとんどは実は手振れです。 手振れを防ぐ一番確実な方法はシャッタースピードを早くすることです。しかしそうなると基本的に絞りは開放になりますからピントの合う場所を合わせるのが難しい。そこが腕の見せ所となるわけです。 今回のこの写真を拝見すると、まず枝によってクマゲラの尻尾が見えないのが残念です。やっぱり全身が綺麗に写っているのが「いい写真」だと思います。また下から見上げていますから、クマゲラの特長である赤い頭がほとんど見えない。「クマゲラ」で検索して出てくる写真はみな赤い頭が綺麗に写っていますよね。あとこの写真は、ピントが木に合っていてクマゲラの目にピントがきていないですね。クマゲラでピントが合っている場所が羽の辺りです。いわゆるジャスピンではないです。人の目は、不思議とその写真のピントが合っているところに集まるんですね。だからこの写真を見るとまず左側の木に目が行くのです。見せたいのはクマゲラなのに。 検索して上位に出てくる写真を見ると、真横に近く綺麗に全身が写っているか、上手い具合に首をひねって横顔が綺麗に写っているとか、あるいは写真によってはむしろ見下ろすポジションじゃないと撮れないような写真もあります。 「自分が構えた場所から背景が抜ける綺麗な位置に横向きでとまる」「まるでポーズをとったかのように横顔で表情をつけてくれる」「木の高いところにとまる鳥なのに真横あるいは見下ろしのポジションから撮影する」どれもそう簡単にとれませんよね。撮影場所からいい位置にとまってくれるのは運だし、「ごめん!もう一回横向いてくれる?」なんてできないし、見下ろすポジションとなったら木に登れってかとなります。 そう、「そんな簡単に撮れない写真」だからこそ価値があるのです。巣穴からヒナが顔を出して親鳥がちょうどいい位置にポジションをとるのもそうでしょう。しかもその一瞬で手振れもピンボケもしないで正確にシューティングしたのが「いい写真」なのです。野鳥撮影好きが見て「いったいどうすればこんないい写真が撮れるんだろう?」って思うようなものが、いい写真なんですよ。 昔の社会党委員長であった浅沼稲次郎氏が暗殺されたときの有名な写真がありますよね。凶行に使われた銃剣、メガネが外れかかる浅沼氏の姿がしっかり写っている報道写真として歴史に残る一枚です。オートフォーカスもなかった時代にあのカメラマンは突然起きた出来事の一瞬をピントも正確に写し取ったのです。 私はスポーツ撮影をしますが、私がスポーツ撮影を好むのは「二度と撮れない一瞬」があるからです。「すいません、今のシュートをもう一度!」ってのは無理です。もしすごい一瞬を捉えることができればそれはプロカメラマンにも負けない一枚が撮れるかもしれません。そこに魅力を感じるのです。野鳥撮影も同じだと思います。シャッターチャンスは1秒だってないし、その絶妙な一枚がいつ撮れるのかは分からない。それが面白いのだと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございました。 やっぱり全身が綺麗に写っているのが「いい写真」だと思います。……やはり全身が写っているのが望ましいのですか。 クマゲラの特長である赤い頭がほとんど見えない。……意識はしたのですが、樹木がやや混んでいて、立ち位置が限定されてしまいました。 この写真は、ピントが木に合っていてクマゲラの目にピントがきていないですね。……添付の写真でそこまで分かりますか。少なくとも「目」には合わせていませんでした。P610程度のカメラではそこまで精密ではないだろうと考えていました。 「そんな簡単に撮れない写真」だからこそ価値があるのです。……これは理解できます。もともと、「カメラ」も「野鳥」も趣味ではありませんが、野山を歩く機会が多く、野鳥にもシャッターチャンスに恵まれることがあり、P610を購入しました。 「いったいどうすればこんないい写真が撮れるんだろう?」……このような機会の訪れを期待して、これからも、上を向いたり、下を向いたりしながら、野山を歩き回ります。(*^_^*)
補足
貴重なご意見を沢山いただき、本当にありがとうございました。今回はBAを選ばないで締め切らせていただきます。<(_ _)>
絵画の世界にピカソの作品を絶賛する人と絶対認めない人がいるように、写真の評価も突き詰めれば評価する人の主観でしかありません。 ですからこれから述べることも私の個人的な見解に過ぎませんし、別の人はまた異なる意見を持たれているでしょう。 そしてそれは、どちらが正しいとか間違っているとか杓子定規に計れるものでもありません。 写真の評価とはそういう曖昧模糊とした部分が多いということは、最初にご理解をお願いします。 私は鳥に限らず動物の写真は、生き生きしているところ… 彼等の生活が感じられる姿… そういうのを撮影するのが大事だと考えています。 そのためには… 絶対ではありませんが、目を含んだ顔が写っていたほうがベターです。 「目は口ほどに物を言う」ですから。 鳥ですと飛翔シーンとか捕食シーンが王道ですけど、小鳥が土の上をチョコチョコ歩きまわったり、水浴びしたりしてる姿も、それはそれでいいものです。 枝とかに止まっている姿も彼等の生活の一つではありますが、哺乳類ほどに表情が豊かでない分、ちょっと横を向いてくれるとか、口を開けてくれるとか何らかのアクセント、あるいは周囲の風景… 今だったら桜とかですけど、そういうのと絡めるとかしないと、なかなか『評価:普通』の域を脱しないかと思います。 技術的にはやはり『ピント』が大事ですね。 鳥相手に全数ジャスピンというのは不可能なので、どうすればジャスピンの割合が少しでも増えるかという試行錯誤は欠かせません。 そうやって努力しているうちに「ちょっとピンアマだけど… このくらいなら…」というのが少しづつ増えてきます。 どんな被写体でもピンボケは『評価:0点』ですけど、ちょっとピンアマは「もう少しで完璧でしたが、いい写真だと思います」といった感じに認めてもらえることも多いです。 同じくらい大事なのが『露出』… 動体撮影の場合「ブレを抑えるためにシャッタースピードを速くしての露出」です。 これをマスターしないと、鳥の写真で高評価を得ることは難しいと思われます。 多少のブレは躍動感、と捉えることもできるのですが、それこそ人によって見解が大きく食い違ってしまいます。 動物の場合、やっぱり基本は「写し止める」ことであり、大きくブレブレだとほぼ『評価:0点』です。 添付の写真は、特に問題はないと私は思います。 ブレていないし、ピントも恐らく許容範囲(この画像サイズでははっきりとは分からない)でしょう。 顔も写っていますし「これから木をつつくのかな…」と感じさせるものがあります。 課題としましては… そうですね… 左右の木の占める割合が大きすぎるように思えますので、もしかすると縦構図がよかったかもしれません。 それと曇り空だったのでしょうか… 私のモニターではちょっとくすんだ感じに見えます。 もし質問者さんもそうお感じなら、場所をPCに移して画像編集ソフトで調整を行ってみてください。 コントラストと彩度を調整してやるだけでも見た目に華やかになるかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「目は口ほどに物を言う」ですから。……「生き生きしているところ」というのと共通する部分があるように思います。 周囲の風景… 今だったら桜とかですけど、そういうのと絡めるとかしないと、なかなか『評価:普通』の域を脱しないかと思います。……他の回答者の方からも指摘されています。参考になりました。 「もう少しで完璧でしたが、いい写真だと思います」……目標にします。 もしかすると縦構図がよかったかもしれません。……私もそう思いましたが、かなりの角度で上を見上げる姿勢だったので、ブレが起こるだろうと思いやめてしまいました。 曇り空だったのでしょうか……そのとおりです。雪も降りました。レンズに雪がつき、途中で撮影を断念せざるを得なくなりました。 コントラストと彩度を調整してやるだけでも見た目に華やかになるかと思います。……チャレンジしてみます。
補足
貴重なご意見を沢山いただき、本当にありがとうございました。今回はBAを選ばないで締め切らせていただきます。<(_ _)>
- jisebjapor
- ベストアンサー率67% (561/832)
OKWaveのような、実際に撮った写真より解像度が悪く小さい写真しか添付できないサイトで見ると、大きく撮れているし、一見よい感じに見えますが、それは10枚とか複数枚撮った中での拡大した1枚という意味で。(実際の写真はもっと大きいサイズで解像度もいいはずですからね) 「この1枚」としては周りの背景が分からないですね。普通の山の中か、林か、住宅地か、河原の木なのかとか。別に分からなくてもいいんですが、こういった平凡なクマゲラのポーズの場合はもう少し周りのロケーションが想像できそうな構図のほうがいい気がします。 いろんな写真が撮れた中での部分部分の拡大写真なら良いと思います。目が写っているかどうかはしぐさや動き次第でしょう。たとえば他の鳥で水面にダイブしようとするなら目が写るアングルは簡単には撮れないし、羽の中に首を突っ込めば目は写らない。動き次第では目が写っていることが絶対条件ということはないと思います。 やっぱり時間でしょうか。良い写真は根気強く粘って動きやしぐさといった表情の感じられる写真だと良いんですけどね。(構図も変えて) あと野鳥は望遠がほとんどなので、いくら手ぶれ性能が良くても大型三脚は必須ですかね。 たとえばこういう写真。動きとか大きさのバランスとか・・・ 風景と鳥の大きさのバランスはこのくらいが自然というか、見やすく感じられますね。 http://www.forest-akita.jp/data/bird/34-kumagera/kuma.html http://blog.goo.ne.jp/sealion1974/c/fb84e45179cb7189fcdc18699cf0bd3f http://sugar0730.blog94.fc2.com/blog-entry-317.html P610参考撮影データ(野鳥) http://ch.nicovideo.jp/lenscap/blomaga/ar972630 構図など https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%80%80%E9%AB%98%E8%A7%A3%E5%83%8F%E5%BA%A6&biw=816&bih=896&site=imghp&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiJmdK9nIjMAhXFE5QKHY_6AhwQsAQIGg#
お礼
ご回答ありがとうございました。 「この1枚」としては周りの背景が分からないですね。……鳥自体が大きく写るのが良いだろうという考え方で凝り固まっているので、全く気づきませんでした。(*^_^*)どうりで、同じような写真ばかりになるのですね。 いくら手ぶれ性能が良くても大型三脚は必須ですかね。……大型三脚は老人には負担ですね。(*^_^*)それに、本気で「野鳥」に取り組むのであれば、カメラから換える必要がありそうな??? 良い写真は根気強く粘って動きやしぐさといった表情の感じられる写真だと良いんですけどね。(構図も変えて)……意識はしたのですが、今回は樹木がやや混んでいて、立ち位置が限定されてしまいました。 ご紹介いただいたURLが大変参考になりました。
補足
貴重なご意見を沢山いただき、本当にありがとうございました。今回はBAを選ばないで締め切らせていただきます。<(_ _)>
お礼
再度のご回答ありがとうございました。 私もずぶの素人ですが、(1)~(4)は大変参考になりました。