宜しくお願いいたします。
自分と友人で始めるお店のHP内に使う画像を作ろうという話になり
ネットを徘徊していたらこんなサイトを見つけました。
http://10steps.sg/tutorials/photoshop/creating-an-abstract-watercolor-wallpaper/
とても素敵なのでマネしてみたいのですが、英文が分かりません。
友人が家人から貰った画像編集のソフト(Photoshop CS3?と言う昔のソフト?)を持っていて
それを使えばできるみたいだ、と言うのです。
翻訳サイトを使ったらできるんじゃない?と言うことになりましたが
結局、途中で何だかさっぱり分からなくなってしまいダメでした。
専門的な言葉(ソフトの関連する用語)検索もしながらやってもみましたがやはり分からず。
(手順的には”Select the original layer and NOT the “Watercolor Filter”. Go to Image > Adjustments > Threshold. Name this original layer as “Threshold Effect”.辺りから全て
なにをどうしたら良いのか分からなくなります)
勿論、これと全く同じに作るつもりはありません。
どうやったらこういう風にできるんだろう?と思いまして。
これって無知なくせに無茶な事をしようとしているでしょうか・・・
順を追って手順を訳して
教えてくださる方がいらっしゃったら、是非お願いしたくて質問しました。
きっとプロに頼めば簡単で綺麗にできるのは分かっていますが、当然お金がかかるので
自分達でなんとか(出来るのなら)やりたいと思っております。
厚かましくてすみません!
長々と読んでいただき有難うございます。どうぞ宜しくお願いいたします。
操作内容は、Photoshopが使えるグラフィックデザイナーなら15分以内完了できる程度のものですが、基本操作が分からないと和訳をしても相当難解です。できる範囲でお答えしましょう。
画像が多いので< >内でどこの画像を指しているかを記載、各英文+和訳+補足の解説を入れます。
<男性のモノクロPhotoを赤い矢印で説明している画像>-----
Hold down Shift key and scale
→ シフトキーを押したまま拡大
Photoshopでは画像に様々なエフェクトをかけることができます。この画像で説明しているのは、「元画像を最終的に使用したいサイズに拡大をし、位置を決めること」で、拡大(縮小も)をする為には、画像を選択してから(選択すると画像に囲みのケイ線が現れる)、シフトキーを押し、同時に、マウスのポインターで囲みケイ線右下コーナーの○を右下に引っ張ると拡大できる、ことを表しています。拡大をしながら、画像を選択した状態で任意の位置に移動させます。この画像では右下に配置しました。
<男性の顔が拡大され"Bright/Contrast"のWindowが表示されている画像>-----
Image > Adjustments > Brightness/Contrast
→ 編集の「イメージ」から「明るさ/コントラスト」を選択
Photoshopでは画像の色調や彩度、コントラストなどが操作でき、その説明です。Brightnessは日本語版のPhotoshopでは、明るさ、Contrastはコントラストと記載されています。数字が71、23となっているのはそれぞれの効果をかける際の度合いです。明るさ71という数字は相当大きく、写真の暗い部分が飛び白っぽくなります。さらに、コントラストに数字を入れて調整します。コントラストの数字が大きくなると、中間の色調が飛び気味になります。これは、その効果を狙って作業をしているステップです。
ちなみに、男性の顔が大きくなっていますが、これは拡大をしているのではなく、作業範囲が見えやすいように部分拡大をしている様子を表しています。作業範囲の拡大(縮小も)には、ルーペのアイコンを使います。ルーペが+ならクリックごとに拡大され、ルーペが-ならクリックごとに縮小されます。
<男性の顔がさらに拡大。ブルーのパレット様のWindowが表示されている画像>-----
Photoshopでは、明るさ、コントラストと同じように、元画像に絵画のようなエフェクトをかけることができます。この画像ではそれを説明していて、「Watercolor = 水彩画」の効果を選び、いくつか現れる水彩画のエフェクトの種類から好きな効果をかけるというステップです。種類の選択後に、右側に数値を入れて効果に変化を与えます。
<男性の顔がモノクロになり、黒い棒グラフのようなWindowが表示されている画像>-----
画像がモノクロになっていますが、この前のステップで水彩画のエフェクトをかけた画像ではありません。Photoshopには、レイヤーと呼ばれる機能があり、レイヤーごとに効果をかけ、統合してさらに複雑なエフェクトをかけることができます。このステップではそれを説明しています。
Select the original layer and NOT the “Watercolor Filter”. Go to Image > Adjustments > Threshold. Name this original layer as “Threshold Effect”.
元画像のレイヤーを選択して、編集から画像の調整「Threshold = 2階調化」をすることを説明しています。Not the "Watercolor Filter"というのは、水彩画のエフェクトをかけたレイヤーでは無いことを指しています。
分かりにくいと思いますが、要するに、男性の画像を右下に大きくレイアウトした一番初めのステップで完成した画像を元画像とし、その画像を複製(レイヤーは任意に複数枚コピーをすることができます)して、一枚のレイヤーには水彩画のエフェクトをかけ、もう一枚のレイヤーを2階調化しているということになります。
2階調化の際も、効果のレベルをスライダーで任意に調整できます。黒い棒グラフのようなものが効果の度合いを表し、スライダーの調整は、グラフ横軸中央の白い△で行います。
<男性の顔と肩が見え、左にWindowが2つ表示されている画像>-----
作業範囲の拡大を少し小さくして全体が見えるようにしています。2つあるWindowはレイヤーのウィンドウで、レイヤーのウィンドウは1つしかありません。赤い↓で、レイヤーをこのようにするという作業のステップを表しています。
どうなっているかと言うと、上のWindowの一番上のレイヤーが「Threshold Effect = 2階調化効果」、真ん中のレイヤーが「Watercolor Filter = 水彩画フィルタ」、下のレイヤーが「Background = 背景」、この作業は3枚のレイヤーで行っていて、2階調化をしたレイヤーと水彩画フィルタをかけたレイヤーを統合 = Mergeして、一枚にしたわけです。赤い↓下のWindowでは、男性の顔のレイヤーが1枚になり、レイヤーの名前が「Merged Layer = 統合したレイヤー」に変わっています。
このレイヤーの名前は、ユーザの任意でつけられます。作業の過程が分かりやすいような名前をつけます。
2枚のレイヤーを統合したことで、男性の写真には、水彩画効果と2階調化効果が合わさった効果が加わりました。髪の光った部分や、目元の水彩画っぽさが抑えられ、コントラストも加わり、写真なのか絵なのか分からないような魅力のある画像になっています。このような効果を狙い、ここまでの作業をしています。
<透明水彩のカラフルな色を流したような画像 1枚目~2枚目>-----
透明水彩のイメージを用意して、ここまでに男性の顔にエフェクトをかけたように、何枚かのレイヤーを重ねて水彩イメージを複雑にしたものを用意しましょう、というステップです。水彩画イメージのレイヤーは、最終的に統合し一枚のレイヤーになっています。
<男性の顔が右に、Windowが左にある画像>-----
Cltr+A(Select All)
Cltr+C(Copy)
コントロールキーとAを同時に押してレイヤーの中の全ての要素を選択
コントロールキーとCを同時に押してコピー
<水彩のレイヤーにWindowが2つ乗っている画像>-----
Click here to add a Layer Mask to Layer 1
ここをクリックして、レイヤーマスクをレイヤー1に加える
Press Alt and Click on the Layer Mask
Alt(オルトキー)を押しながら、レイヤー1にできたレイヤーマスクをクリック
このあたりから複雑です。レイヤーにはレイヤーマスクというさらにレイヤーに効果を加えることができ、その作業を説明しています。レイヤーウィンドウの下にいくつかあるアイコンの指定の場所をクリックするとレイヤーマスクができます。
<男性の顔が反転している画像 ~ 水彩画と合体した画像>-----
Cltr+V(Paste)
Cltr+I(Invert Color)
コントロールキーとVをおして貼り付け
コントロールキーとIを押してこの効果を加える
すると、このようになります。レイヤー1の水彩画にレイヤーマスクを作り、レイヤーマスクに男性の顔画像の最終版をペースト=貼り付けて効果を加えました。どうなったかというと、男性の顔画像全体と水彩画イメージが合体して複雑なニュアンスを持つ画像が出来上がりました。
This layer is no more required, we can even delete it.
このレイヤー(男性の顔)はもう使わない。デリート = 削除しても良い
男性の顔は水彩画と一緒に一枚のレイヤーになったので、元の画像である男性の顔だけのレイヤーはもう使わないから削除しても良い、という説明です。
<アンティークな用紙の画像>-----
Paste the Paper Texture in the canvas.
紙のテクスチャ = 素材 をキャンバスに貼り付ける。
キャンバスというのは、Photoshopの作業をする領域を指します。使いたい紙のイメージをどこからか探してコピーし、貼り付けると、紙のイメージだけのレイヤーがもう一枚できます。レイヤーWindowではLayer2となっています。
<紙の画像に男性+水彩画が重なった画像>-----
紙のレイヤーは、男性の顔+水彩画のレイヤーの上にあります。画像では小さくて分かりにくいですが、レイヤーは上から重ねた順に見える構造になっています。紙が一番上だと、本来は男性のレイヤーは完全に隠れて見えません。見えている理由は、レイヤー個々にも透明度や色調に変化を加える作業ができる為で、ここでは「Linear Burn = 焼き込みリニア」という効果を加えています。この効果もレイヤーWindowから加えられます。
<男性の顔がはっきりした画像>-----
イメージの色調を調整して完成です!
回答文字数制限に引っかかりました 笑。
まずはPhotoshopを触ってみることです。頑張ってくださいね。
補足
返信が大変に遅くなりました!申し訳ありません。 少しわからない部分がありました。 もし宜しかったら教えて頂ければ幸いです。 ■Photoshopのウィンドウ内に幾つかの画像を配置する際にはどうやって配置すればいいのでしょうか? 分かりずらい表現でしたらすみません! 要するに「背景、レイヤー1、2」が同じウィンドウに配置されていますよね? →私達はやり方が分からなかったので、都度、必要な画像を「開く」として「アクション」から「縦に配置」等を使い この必要な画像を「背景とレイヤー1、2」があるウィンドウに移動させていたのですが、これでいいのでしょうか? 簡単な方法でもあるのでしょうか・・・?厚かましくすみません、お暇がありましたらご教示くださると嬉しいです。 上記が分からない部分だったのですが 一応、分からないながらもこれと同じ雰囲気を持つ画像を作ることはできましたっ!感激ですっ!! まずは「同じサイトの同じ画像」を使ってご教示いただいた手順で行っていきましたら、うまいこと画像を作る事が出来ました。 ただ、使った水彩画(カラーの方)がDL先と書いてあるサイトには見当たらなくて、適当な水彩画の画像を見つけて合わせてみたのですが あまり巧い事、重ねられませんでした(悲) ある程度、雰囲気を掴んでおかないとダメだと言うことも分かりました。 ・・・と言うことで まだ自分たちのオリジナル画像では作成していないのですが この方法を使って(と言いますか、順立てて教えてくださったTAKA2015MAR様の説明方法で)新たに自サイトの画像を作ってみようと思います! 作成方法が理解できて(素人なので、当然ながら全くの不十分だと思いますが)、お陰様で本当に良かったです。 画像をUPしようと思ったのですが、TAKA2015MAR様がお教えくださった通りにまずはやってみようという話になったので、結局はお見せするまでには至りませんでした。申し訳ありません。 ・・・でもやはりプロと言うのは凄いですね。 また素人にこんなに丁寧に教えてくださる方がいるなんて・・・感謝です。 その一言に尽きます。 有難うございました!