大手個別指導塾(関東地区の東京個別指導学院)で4年間バイト講師をしてきた者です。
以下、私の塾の場合について説明します。
塾講師の形態は多種多様なので、他の塾では事情が異なると思います。
【学歴について】
私のところなら、関関同立の理系は高学歴扱いです。それ以上の高学歴は滅多にいません。
むしろ、高学歴理系ということで「学業を理由に短期間で辞めてしまうのではないか」「実験が忙しくて頻繁に遅刻・欠勤をするのではないか」「勉強できない生徒とうまくコミュニケーションをとれないのではないか」などと疑われ、そういう理由で落とされる可能性があります。
その点さえ問題なければ即採用でしょう。
【夏休みぐらいからでも求人はあるか】
求人はありますし、むしろ夏休み頃から始めることをおすすめします。
夏休み頃になればサークルなどで友達もできるので、バイトに関する情報も収集しやすくなります。きちんと情報収集しておけばブラック塾に入るのも防げます。
ただし、「絶対にこの塾がいい」と決めているのであれば、早めに始めておいた方が採用されやすいかもしれません。
【塾講師の大変なこと】
挙げたらキリがないです。
ただ、東京個別指導学院は業界内でもブラックと言われているので、参考程度にとどめてください。
私の教室では、正社員は教室長1人だけで、他は全員バイトでした。
そのため、バイト講師でもカリキュラム作成・受付対応など、様々な仕事をさせられました(室長だけでは仕事が回らないため)。
そのため、実質の時給は最低賃金レベルです。
理系は特に人手不足なので、多くの授業を押しつけられて激務になりがちです。特に講習中は激務で、10連勤以上している理系講師も多数います。それでも時給は優遇されません。
退職したくても、簡単には退職できません(専門性が高く、代わりを確保できないため)。
シフトは固定されているので、試験前でも休めません。
こんな感じですね。
講師仲間とは仲良くなれたので、嫌な思い出一色だったというわけではないですが、もう一度学生生活をやり直せるとしたら別のバイトを選びます。