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刺青、タトゥ、倶利伽羅紋々、彫り物、入れ墨
それぞれのチガイを御教示ください。
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やっていること自体は同じです。皮膚に色素を埋め込んで、消えないようしたものを言います。 視点、意味合いが異なります。 「入れ墨」: 大昔には、犯罪人の顔とか腕とかに墨汁を刺しこんで、犯罪人の印としたものです。それが入った人を「入れ墨者」と言って、警戒しました。中国の劉邦が漢を建てるとき、入れ墨者の大親分「黥布」が活躍していますね。 日本の入浴施設が、タトゥのある人を拒むのは、日本や中国にこういう歴史があったことも一因。 「彫り物」: 犯罪者判別用のような単純な色、形ではなく、例えばお不動様や天女、鯉の滝登りなど、意匠を凝らした入れ墨のこと。 入れ墨にはひどい苦痛が伴う。皮膚に熱が出ますし、場合によってはばい菌が入って膿んだりして七転八倒の苦しむ。それに耐えた「強い人間」であることを証明しようとして(そんなことでしか証明できないかわいそうな)男女が自主的に施した入れ墨。 「倶利伽羅紋々」: 彫り物のデザインとして、「倶利伽羅不動尊」とか「倶利伽羅竜王」を選んだ場合に、その彫り物のこと。 複雑な絵柄で(苦痛が大きい:それに耐えた)、かつ、絵柄が怖そうなので、彫り物の代表のように言われるが、天女や鯉は倶利伽羅紋々ではない。 石川県と富山県の境に、倶利伽羅峠というのがあって、そこに倶利伽羅不動尊を祀る小さな神社があって、そこの案内看板に倶利伽羅紋々と関係があるようなことが書いてあったと記憶しているが、倶利伽羅峠が紋々の発祥地ということではない。 「タトゥ」: 外国から入ってきた方式の入れ墨。概して、数文字程度で、「恋人の名前」や、「馬鹿」とか「株式会社」などの意味不明な漢字をデザインに選んでいる入れ墨のこと。 彫り物と呼べるほどの規模・レベルのタトゥは見たことがナイ。 色は本来針で刺して入れるはずだが、どうも、極細のインパクトドライバーみたいな簡単な入れ墨装置があるらしい。したがって、あまり痛くないし、簡単に入れられるらしい。考えもなしに簡単に入れて、あとで激しく後悔するタイプの入れ墨。 「刺青」: 入れ墨者(犯罪者)イメージを払拭するための、入れ墨の別称。入れ墨のカラーバージョン? 色は、針で皮膚を刺して入れることから来た名称と思われます。
その他の回答 (1)
- ミッタン(@michiyo19750208)
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言い方の違いではないでしょうか?
補足
文豪谷崎潤一郎作「刺青しせい」を読んで居て投稿した。