【平成25年度全国犬・猫飼育実態調査】(ペットフード協会)
飼育世帯数:
犬:8,629,000世帯_10,872,000頭
猫:5,536,000世帯__9,743,000匹
飼育意識:
猫飼育者:猫はペットである。
犬飼育者:犬は家族である。
【飼い主による保健所への持込み数】(環境省)
飼い犬:11,769頭(収容数:_60,811頭)
飼い猫:25,168匹(収容数:115,484匹)
ペットフード協会と環境省とが発表している資料によれば、飼い犬頭数が飼い猫頭数を上回っています。だが、保健所への持ち込みと殺処分の数では逆転しており、飼育の意識向上が猫の飼い主では進んでいないことが判ります。その背景には、犬飼育者は犬を家族と思う、猫飼育者は猫をペットを看做すという意識の差があるのかも知れません。いわゆる飼い主との絆の強さでは、猫より犬に軍配が上がっています。
【単純に「犬好きが多い」と言えない!】
さて、ペットフード協会と環境省の双方共に、犬飼育者の(1)飼育スタイル、(2)パピー教室参加状況に関しては調査していません。ですから、その資料だけで即断するのは考えものです。
1、日本の犬は、未だに番犬飼いされているのも多い。
2、日本の犬は、未だに虐待に近い「ケージ飼い」されているのも多い。
3、日本の犬は、未だにパピー教室や躾教室に通わせてもらっていない。
などなど、日本における犬の飼育スタイルの後進性は依然として克服途上にあります。そういう状況を踏まえると「犬好きが多い」とは声高には言えないと思います。
【犬は群生動物、猫は単生動物】
ところで、犬は群生動物、猫は単生動物であることは周知のこと。ですから、犬と人との関係は家族のように密、猫と人とのそれは同居人のように淡白。これは、当たり前のことです。この両者の行動様式による人間との関係構築のあり方の差を考えれば、「猫好き」と「犬好き」を同列に比較することが果たして妥当なのか?そういう疑問が・・・。
と、思いますよ。
お礼
回答ありがとうございました。