ノートPCは保証が切れたら、あとは壊れる=買い換える、これが基本です。
メーカー機種によって違いますが
SONYや富士通などが修理費用の目安を公開しています。
それに照らしあわせて考えると、M/B換装は4万から7万くらいかかると考えられます。
部品の保管コストと人件費が大きいはずですから
量産で安くパソコンが売られるようになればなるほど
修理代は割高感が高いものになってしまうんです。
5年使えたなら、まぁ妥当なところだと思います。
標準の保証が1年なら13ヶ月目で壊れても、同じように
買い換えたほうがお得ということになるのですから。
そういうリスクに不安を抱える場合は
持ち歩きが困難な、スケッチブックPCはやめて
汎用部品による修理ができるようなPCを選ぶほうが合理的です。
自分でできなくても、街の修理屋で対応しやすいので
メーカー修理よりは安く修理できる可能性が高くなります。
たとえば、同時代のStudio XPS 9000なら
ウェブ上の写真を見る限り
典型的なATX規格のM/Bと電源が使えるので
当時の規格のM/Bの中古を探してきたりして安く修理しやすく
いざとなれば、現行のM/BとCPUに換装して
大幅な性能向上を伴う修理をすることもできると考えられます。
ただし、OSは再インストールが必要になったりしますし
リカバリーシステムしか付属しないPCでは
ライセンス上はともかく、技術的障壁で
OS環境の復旧ができなくなる恐れがありますけどね。
そういういろんな要素を考えていくと
個人的には、性能を求めるなら自作PCや
それに準ずる構成のショップブランドPCや一部のメーカー製PC
持ち歩くことを前提なら、開き直って
壊れても盗まれても「買い換えるからいいよ」くらいに
激安のものを選ぶほうが良いと思っています。
結果的に、最近は1万円以下で落札したノートPCを持ち歩いたりしていますけどね。
大量に売れた企業向けモデルなら、5,6年前の機種でも
新品の純正バッテリーが、大幅値引きで売られていたりするので
性能をそれほど求めない用途には、なかなかお得な場合がありますよ。
現行の一番安いPCよりも、5年前のモバイルノートPCのほうが
高性能の場合がありえますから、中古でいいやと思ったら、楽になります。