そもそも「デビット(機能)カード」とは、銀行口座に関連付けされていて、そのカードで買い物すると「決済=即時引落」されるシステムのもの。
で、以前(2000年~)から日本の銀行キャッシュカードを用いたデビット・サービスがあって、こちらは「J-Debit(ジェイデビット)カード」と言います。 J-Debit加盟店にて専用端末に銀行キャッシュカードを読ませ、カードの暗証番号を入力することで、銀行キャッシュカードの口座から即時に自動引落されて代金が支払われます。
※銀行カード=J-Debit(ジェイデビット)カードということ。
ただし、周知・告知が行き渡らず、また加盟店が多くないため、思うほどの利用者は多くありません。 手持ちの銀行キャッシュカードの多くはJ-Debit対応しているはずなんですが、それを知らない人がほとんどでは。 知っている当方でも、持っている銀行キャッシュカードでJ-Debitカードとして使ったことはないです。
あと、J-Debitは銀行システムとリンクしているので、深夜のメンテナンス等で銀行システムが停止している場合は、J-Debit(ジェイデビット)カードの決済はできません。 また、ネット決済には対応できないので、ネット上での買い物には使えません。
J-Debit(ジェイデビット)とは別に、クレジットカードのVISAやMasterCardやJCBなどの決済システムを利用して、銀行口座から即時引落で支払うデビットカードもあります。 それぞれ「VISAデビットカード」「MasterCardデビットカード」「JCBデビットカード」と言います。
即時引落なので、このシステムを導入した銀行だけがカード発行できます。 例えば、いち早くVISAデビットカードを導入したのは、静岡県の地方銀行である「スルガ銀行(2006年~)」ですが、「VISAデビット機能付きキャッシュカード」という形態でカード発行しています。
VISAデビットカードはVISAカードの一種で、VISA加盟店で使うことができ、基本的に「決済=即時口座引落」です。 そのため、口座残高範囲内の買い物ができます。 残高を超える買い物はできません。 支払方法は「1回払いのみ」、分割払いやリボ払いはできません。
普段から現金払いしている人などに向いているのが、「VISAデビットカード」「MasterCardデビットカード」「JCBデビットカード」なんです。
J-Debit(ジェイデビット)カードは2000年からで、他に類似サービスが無かったことから、「J-Debit(ジェイデビット)カード=デビットカード」という図式ができてしまい、それだけを知っている人は『デビットカード』と聞くとJ-Debit(ジェイデビット)カードと思ってしまう人もいます。
そのため、VISA加盟店で『VISAデビットカードで支払う』と店員に言うと、デビットカードの部分でJ-Debit(ジェイデビット)カードと勘違いして、『(J-Debit)デビットカードは使えません』と断られることもあります。
「VISAデビットカード」や「JCBデビットカード」を発行する銀行では、お店で使う場合は『デビットカードで支払う』とは言わずに、「VISAカードで」とか「JCBカードで」と言うようにしてくださいと注意喚起しています。
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ご回答ありがとうございます。