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トロイでブラピ軍が隠れていた巨大な馬について

トロイを見ました。 が、理解できなかったシーンがあります。 映画後半、砂浜に置いてあった巨大な黒い馬をなぜ、トロイの人達は城壁内に居れてしまったのでしょうか? 戦の後、不自然に砂浜に放置されていた巨大な馬。どうみても 不自然なのに! ポセイドンへの送りものだと言ってましたが、トロイの人々は、 ブラピ側からの貢ぎ物だと了解したうえで、城壁内にいれたのですか? そもそも、あれは、ブラピ側の軍が作ったのですか? 短時間であんな巨大な物を作ったのですか? だとしたら、最初からこういう作戦を組んでいて、船に荷物としてあの馬の部品を持参してきたんですか? あと、ブラピはトロイの王子ヘクサルが死んだので、12日間は 攻撃しない。と言ったのに、約束を破ったという事なのでしょうか? 質問ばかりですみません、なにかご存知のかた、いらっしゃいましたら、是非お教え下さい。

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  • Yusura
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回答No.1

 どんぶり勘定で3千年前の人です。それから、原作は、神々がでてきています。当時の人々の生活は、神々が支配していて、ずっと身近にいたんだと思います。  ギリシャ神話ばりばりの世界です。「神様」っていうのが、人の目に見えるぐらい濃い世界なんですよ。(イーリアスでも、神様が人間に化けて軍隊に紛れ込んでいたり(^_^;)  途中、なんども神官が意見したのをトロイ王はとりいれていますよね。現代人、特に宗教のない日本人には想像もつかないほど、当時の人々は「信心深い」っていうことなんだと思います。(ホメーロスから千年ほど口伝で伝わったから、もしかしたら途中で伝言に失敗して、本当は別のものをつくっていたのかもしれませんけど・・)  そして、「木馬」は、「ポセイドンへの貢ぎ物」みたいな感じなんです。それを、砂浜に置き去りにしたらばちがあたります。特にトロイ戦争で、ポセイドンはギリシャ側に与しているから、ご機嫌をとっておかなきゃならない神様だったんだと思います。(味方してくれている神様でも、人間が粗相すると怒って仕返ししてきますから、ご機嫌はどっちにしたって取らないとだめなんですけど)貿易国家、トロイにとって、海の神様にこれ以上憎まれるのは、得策じゃなかったと思うし・・。  あるいは、それを戦利品として見立てて市中においた、と言う人もいます。  現代人の感覚では不自然なのかもしれませんけど、彼らは、それを戦争終結の証とみなした・・ってことだと思います。敵がポセイドンに、帰りの無事を願って捧げた供物を横取りして、自分たちからの捧げ物とすれば、ギリシャは帰り、苦難にあうだろう・・と思ったとか。  それから、ギリシャ軍がつくった、ということになっています。発案者はオデッセウス。  映画ではうまく説明をつけていましたね~。途中、トロイ側が、燃える大きな枯れ草の玉をころがしていたはずです。それが船にぶつかって、50人乗りの船が次々燃えていましたよね?!それを組み立てて木馬にしたんです。(映画では。)  歌舞伎町のコマ劇場前に飾ってある木馬を見ると、それがよくわかりますv。舳先を二つ組み合わせて胸の部分をつくっていたり・・もやい綱みたいなのが絡まってるし。  ギリシャの智将オデッセウスは、戦争を早く終わらせたいという気持ちがあったので、あの船の残骸を見て木馬を思いついた・・ってことなんだと思います。  実際にはこれが史実かどうかはわからないんですけど、映画では数週間みたいに見えるけど、実は11年間戦っているから、木材なんていくらでもかき集められたのでは・・。  それから、ヘクトルの葬儀が終わる12日間があけて、木馬を発見した・・って流れになっていましたから、その12日間の一時休戦の間に作り上げたんだと思います。  それにしてもあの中に3日間(トロイは持ち帰って、3日間お祭りをした。そのあとで市内を焼いた)も、むさ苦しい男50人で詰め込まれていたんですよ。たいへんですネー。っていうか、水やトイレはどうしたんだろう。

yasuka
質問者

お礼

ご親切に御解答いたたき、助かりました! この映画のこと、なんの事前知識も無くみにいったので、なにがなんだか解らなかったので、とても詳しく教えて頂き助かりました! 映画ではとても短い戦いのようでしたが、ものすごい長い戦争だったのですね。あの木馬原材料が、燃えた船だたんて気づきませんでした。やっとスッキリできて助かりました。どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • tsukudani
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回答No.2

まず基本的なことから書きます。知ってたらごめんなさい。 映画『トロイ』はホメロスという人の書いた叙事詩『イリアス』(とギリシア神話)を元にしています。 昔読んだ(『イリアス』の子供向けのもの)のでうろ覚えですが・・・ 解説:トロイの都があまりに強固でしたので、ギリシア(プラピ側)が「もう戦争はやめましょう。追いかけてこないでね」と貢物の木馬をつくり、置いていった・・・ とトロイ側に思わせギリシアの作戦です。 敵が貢物を置いて逃げてしまう、つまりトロイは戦争に勝ったのです。 映画では短い戦争ですが、本当のトロイ戦争は10年も続いていました。その長い戦争にようやく勝ったトロイの人々は「勝った、勝った」と大喜びし、戦争に勝った証拠として「木馬」を街の中へと引っ張っていってしまいました。(反対する人もいましたが、死んでしまいました) こんな感じです。 あと木馬は映画の解釈では「焼け残った船の木材を使って作った」ということになっています。 『ギリシア神話』ではどうやって作ったか書いていませんので、本当のところは分かりません。私の見た絵では映画のようなぼろぼろの木馬ではなくて、もっときれいな木材でつくられたものでした。 木馬を作って置いていくのは、戦争中にオデュッセウスという人が考えた作戦で、最初からあった作戦ではありません。 長くなったのでこの辺で終わります。

yasuka
質問者

お礼

ご親切に御解答いただき、助かりました。 とうもありがとうございました。映画トロイは、ギリシア神話を元にしていたんですね。しりませんでした。 そして、原作ではものすごい長さの戦いだなんて、映画だけの知識ではきづきませんでした。やっぱりあの馬は貢ぎ物と考えて良いのですね。 あの馬の原材料も解ってようやく謎がとけました。 最初から船に積んでいたんじゃあまりにもな~、と思っていたので。ありがとうございました。

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