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統合失調症の治療に折り紙が有効なことがありますか

折り紙だけではなく手を使う小工作が患者さんによい結果をもたらすことはないでしょうか。

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  • garateen
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回答No.1

義手を用意することが、腕を切断したことを治すことに該当するならそうなりますね.. どういうことかというと、 主さんが言うようなモノは、「巧緻性」を伸ばす訓練です 巧緻性は、 「全身運動」と共に『モータースキル』と呼ばれ、これは発達障害の傾向のある人の 苦手とするスキルです ほかにも「ソーシャルスキル」、「コミュニケーションスキル」、「アカデミックスキル」 が人間にはあり、 アスペルガー=自閉症スペクトラムの人には、このうち主にアカデミックスキルしかありません LDも合併していればそれすらもないでしょう。 それが統失とどう関係していくかというと、 自閉症スペクトラムと統合失調症には共通点や類似点が多いといわれ、 また統合失調症の原因の仮説のひとつに 『神経発達障害仮説』というのがあって、これは主に 胎児期などに脳が栄養不足とか酸素不足とか、何らかのストレスなどに さらされて 脳細胞がうまく成長しなかった、つまり統合失調症の病前性格が 発達障害の一種の可能性が強いということです。 つまり、 もともと持っていなかったスキルを訓練によって強化するということは、 脳機能にバイパスをつくって、そこから連動させてコミュニケーションスキルや ソーシャルスキルも訓練していこうという発想であり、SSTの一種であるといえます。 代替機能の強化も、治療といえば治療なのかもしれませんが、 統合失調症の本質は『自我障害』です これを元に戻すのが本当の治癒だと思いますが、残念ながら最新の研究でも まだ遠いようですね ただ、 神田橋という、精神科医(治療の腕でかなり有名)によれば、 統合失調症になる人は、病前でも病後でも、 「宙ぶらりん状態」とか「曖昧さ」が苦手であり、 だから人格を使い分けるとかそういうことがかなり脳にストレスとなる人が多いそうです。 でもそういう機能がまさに求められるのが思春期なわけですからね... それで思春期に発病してしまう人が多いんじゃないでしょうか? とにかくその神田橋先生によれば、 発病前の幼少期にその人がとっていた行動が、無意識に発病予防の形をとっているので、 (たとえば放課後での友達付き合いを避ける、など) それが再発防止的にも、自我機能回復的にも、どうもいいということのようです。

kaitara1
質問者

お礼

ご教示をうかがうと、私の期待が全く根拠がないものということかと思いました。ご丁寧なご説明ありがとうございます。勉強させていただきます。

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