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おっさんのセンチメンタリズムに関して
- 大塚家具の株主総会の結果について興味深く拝見しました。
- 創業者の敗北はセンチメンタリズムが原因ではなく、大株主の判断基準が変わったことが要因です。
- 年配者のセンチメンタルな感情は個人的な人間関係では重要ですが、経営の上では経済的合理性が優先されるべきです。
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isokenさん、こんにちは。 質問文にお答えする順序が逆になるかも知れませんが、ご容赦を・・ >前置きが長くなりましたが大塚家具の一件に限定せず、年配者が持つセンチメンタルな感情を皆様はどう思われますか? 大体において世の中はそうですね。 ドクターでも、若手はけっこう厳しいけれど、ベテランの医師は何となくソフト。だから私もなるべくそちらを選択するようにしています。 年1回程度、風邪気味の時にお邪魔するドクターは、以前某国立大医学部付属病院の医師(教授)。60代中盤です。医者ものTVドラマに登場しそうな風貌で当たりは柔らかい。ロマンスグレーでハンサム系で。素直に仰る事に頷ける。あぁいう診断は要は気分的(失礼)なものですから、自分の気持ちが如何にその医師に傾倒しているかなんです。 そのかたが退官・開業を決意した時、医局のナース達が「私たちも先生の後を追います」とついて来て、現在も脇を固める。TVドラマのノリです。当時若かったナースたちの容姿も現在は・・(止めておきます)。 >年配者が持つセンチメンタルな感情 東西を問わず俳優もそうではないでしょうか? 中年期以降にそれを醸し出す事が出来る人は生き残り、出せない人は消えて行く。 モーガン・フリーマンなどはさしずめ代表格でしょうね。 定年間近の刑事、ボクシングのセコンド、軍隊ものでも精々軍曹どまり。脇役を生きる人生を演じて味の有ること・・絶品です。 国内では例えば岸部一徳。 直ぐに消えて行ってしまうミュージシャンかなと思っていたら、なかなかどうして・・・しぶとい。 哀愁があって、優しくて、とても良い個性を出していますね。 彼に限らず、そう言えばたくさんいますね。 さて話を大塚家具に戻して >彼等極めてドライな大株主が唯一判断基準としたのは、恐らく時流に合致した企業トップとしての資質という点であり会社経営に於けるマインドの問題であったろうと・・。 東京海上などは、既に態度は決めていたがリテイルの事を勘案し、最後まで明かしませんでした。まぁ大差が付きました。 >そして何より竈の灰まで自分の物という創業者が抱きがちな幻想は、株主にとって何等メリットを齎さぬと判断されあの結末に至ったのでしょう。 あくまで個人商店の感覚でしたね。会長の妻も、長女ではなく長男に次期社長を継がせたい、つまり家父長制を固守したいという態度でした。 先月の会長のTV会見の席上、部長級のほとんどが同席しました。中規模企業ならではと思ったのですが・・isokenさんは、どういうご感想をお持ちですか? >他方久美子社長のマインドは明確にバンカーのそれであって家具屋さんじゃない、私も株主であれば彼女の意見に組しますが 会長の経営哲学は四半世紀前で止まっています。そこから進んでいません。 冷たいようですが、松下・本田・豊田さんとは所詮格が違うという訳でしょう。
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- ミッタン(@michiyo19750208)
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isokenセンセーお邪魔します 今朝未明に地元から帰宅し、一睡もしていない頭で回答させていただきます 大塚家具の件ですが、ビジネスモデルは良く持って20年1サイクル 「2代目が潰す」とはよく言いますが、松下幸之助氏然り、安藤百福氏然り、彼らが生涯第一線で居られたのは高度経済成長の後押しがあったからだと思うわけであります ところがところが、90年代初頭のバブル崩壊、最近では2008年のリーマン・ショックを体験した私達は安いものを買おうとする嫌いがあります ※安かろう悪かろうは私は受け付けません そういう意味ではお父様の手法は古く、娘さんの手法が今の時代には合っているのかな?と でも、曲がりなりにも「おブランド」ですので、余り敷居を低くしないで欲しいのが現実 娘さんはIKEAやニトリを敵視しているようですが「ふんっ」でいいんですよ まぁ、私みたいに「1人でゆっくり見ます」って言えない人は金魚のフンのように店員氏に付きまとわれると困るでしょうねぇ で、表題の「おっさんのセンチメンタリズムに関して」 昨夜、関西では「探偵!ナイトスクープ」という番組がOAされました 探偵局局長が西田敏行さん、週替り顧問が桂ざこば師匠 昨日の依頼は「5歳の男の子が自転車で160km離れた三重県のおじいちゃんの家まで自転車で行きたい」という内容 (探偵は麒麟の田村裕探偵) なんと、成功しました 参考までに、淡路島1周でも150km 西田敏行さんもざこば師匠も涙もろいんですが、案の定VTRが終わった時は大号泣 私も涙しました 以前、「男の涙って許せますか?」と質問させて頂きました 「火垂るの墓」を鑑賞する際にはハンケチを用意し、嗚咽を漏らすisokenセンセーに笑ってしまいました あの時は勝手にネタにしてゴメンナサイm(_ _)m 人間らしくていいじゃないですか? 勝手に「男前オヤジ」と思っていますが、いつまでもおセンチなままで居て下さい では、寝ますzzz
お礼
michiyo さん、お疲れ様でした。 >「2代目が潰す」とはよく言いますが、松下幸之助氏然り、安藤百福氏然り、彼らが生涯第一線で居られたのは高度経済成長の後押しがあったからだと思うわけであります これはもう仰る通りでね、松下幸之助さん辺りは 「 企業は人なり 」 と言われ崇高な経営哲学をお持ちでした。 故に万人の尊敬を勝ち得た訳ですが、その本家本元であるパナソニックからして、この度 「 年功的要素のほぼ完全排除 」 加えて「 賃金の完全報酬制 」を打ち出し、いわば松下流マネージメントからの方針変更を余儀なくされております。 経営サイドは社員を喰わさねばならない、加えてトップ・プライオリティーとして株主に利益を齎らさねばならない十字架を背負う訳で、 「 昭和は遠くなりにけり 」 そんな印象の昨今ですねぇ。 >ところがところが、90年代初頭のバブル崩壊、最近では2008年のリーマン・ショックを体験した私達は安いものを買おうとする嫌いがあります >※安かろう悪かろうは私は受け付けません 何と贅沢な・・とはまあ冗談ですが、 MTN に限らず昨今の消費者は目が肥えているのもまた事実、そこに大塚家具が有する最大のジレンマがあるのでしょう。 >そういう意味ではお父様の手法は古く、娘さんの手法が今の時代には合っているのかな? どこぞの国の 「 ナッツ・リターン 」 とは違い、親の盲目と子供の盲従といった風な、レベルが低い親子関係ではなかった事だけが救いかも知れません。 >昨日の依頼は「5歳の男の子が自転車で160km離れた三重県のおじいちゃんの家まで自転車で行きたい」という内容 西田敏行さん・ざこば師匠の涙に関しては共感できますが、それはそれとして何と無茶な・・。 東京からだと恐らく静岡辺りが丁度160 km じゃないかと思います。 >「火垂るの墓」を鑑賞する際にはハンケチを用意し、嗚咽を漏らすisokenセンセーに笑ってしまいました 私に限らず人間誰しも涙腺が緩くなるもの、このサイトにも泣き虫はいっぱいおられるようですよ。 回答ありがとうございました。
- lions-123
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>大塚家具の一件に限定せず、年配者が持つセンチメンタルな感情を皆様はどう思われますか? ↓ 直ぐに連想したのは 「情けは人の為ならず」「情けに刃向かう刃なし」であり、情や恩義を巡っての葛藤と矛盾、割り切れず切ない→情≒センチメンタルを痛感しました。 そして、スパッと割り切れない悩ましき価値観と合理性の相克シーンを・・・ ◇山下選手とラシュワン選手のエピソード http://www2s.biglobe.ne.jp/~SHUJI/hanasi/judoyamasita.htm ◇泣いて馬謖を斬る http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A3%E3%81%84%E3%81%A6%E9%A6%AC%E8%AC%96%E3%82%92%E6%96%AC%E3%82%8B
お礼
lions さん、こんにちは。 >「情けは人の為ならず」「情けに刃向かう刃なし」であり、情や恩義を巡っての葛藤と矛盾、割り切れず切ない→情≒センチメンタルを痛感しました。 全く仰る通りとの印象を持ちます。 時に相克する義理と人情は、我が日本人が持つ最大の美点であり弱点でもある、江戸風人情噺を聞いても恐らく毛唐には理解出来ないでしょう。 >そして、スパッと割り切れない悩ましき価値観と合理性の相克シーンを・・・ この点も非常に理解出来る。 私自身ビジネスに於いては経済的合理性優先の立場を取りますが、その一方でごくプライベートなシーンでの判断基準は断固たる情緒派でありまして、元会長の心情は痛いほど分かるのです。 故に大塚家具創業者の心中は察するに余りあるものがありますが、ただ人間はかつての成功体験の呪縛から中々解き放たれない、ビジネス・モデルが時代のニーズに合致しないとなれば、 lions さん御自身がいみじくも後段で述べておられる通り、これはもう泣いて馬謖を斬るしかないでしょう。 >◇山下選手とラシュワン選手のエピソード 日本中を歓喜させ且つラシュワン選手に賞賛の嵐が巻き起こった1984年のロス五輪、或る年齢以上の日本人なら誰しもが知る事実でしょう、メディア好みの美談仕立てですが、一刀両断すればラシュワン選手御本人のポリーシーだったという事かと・・。 彼のその後に関しては寡聞にして存じませんが、少なくとも我々の心の中に永遠に刻まれたフェア・プレー精神、得たものは少なくなかった気がします。 回答ありがとうございました。
ビジネスについてはぼくは社長でも何でもないので、語る資格はないし、わかりません。 ただ、会長と価値観が違うなら、自分で自分の理想郷を作ったほうがいいのかなと思いました。 他人の作った会社であぁだこぉだ言うのは単純にどうかなと。 年輩者の価値観の凝り固まりは仕方ないよなと思います。 ぼくだって、あなただって、自分の価値観を重要視するでしょう。 ましてや、自分の価値観100%の会社を作って、実際今まで儲かったわけです。 一文にもならない価値観でさえ固執するのが人間です。 ましてや経営者として成功すれば、一層凝り固まるでしょう。 一度完膚なきまでに失敗しないと価値観は変わらないでしょうね。
お礼
ryo さん、こんにちは。 >ただ、会長と価値観が違うなら、自分で自分の理想郷を作ったほうがいいのかなと思いました。 >他人の作った会社であぁだこぉだ言うのは単純にどうかなと。 その辺りの三ちゃん企業であればともかく、大塚家具は千数百名の社員を抱える中規模どころ、依って会社の隆盛がその家族を入れれば恐らく数千名の生活に直接関与してくる訳で、経営者の価値観が持つ優先順位はずっと低いものに成らざるを得ない、私としてはそう考えます。 >年輩者の価値観の凝り固まりは仕方ないよなと思います。 >ぼくだって、あなただって、自分の価値観を重要視するでしょう。 >ましてや、自分の価値観100%の会社を作って、実際今まで儲かったわけです。 経済的合理性を説く一方で、体内に同居するもう一人の私の捉え方は、実は ryo さんと似ております。 つまりおじさんのセンチメンタリズム肯定派、そうれはもう断固として・・。 だからこんな質問を投げ掛けてみた、そう認識して頂きたいと思います。 >一度完膚なきまでに失敗しないと価値観は変わらないでしょうね。 大塚家具の現状は既に地獄の淵を覗き込む一歩手前・・、各種金融筋・経済アナリストはそう分析しているみたいですよ。 早速の御回答、ありがとうございました。
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お礼
sq さん、こんにちは。 >ドクターでも、若手はけっこう厳しいけれど、ベテランの医師は何となくソフト。だから私もなるべくそちらを選択するようにしています。 私の年老いた母親がとある病気なのですが、まあこの人がドクターの好き嫌いが激しくて何度主治医を変えたか分からないほど・・。 ドクターとしての腕は二の次三の次のようでして、sq さんも仰る通りソフトじゃないと駄目みたいなんですが、新たに別系統の病院を探し回り、その度に苦労して紹介状の入手を試みるこちらとしては迷惑千万、ただ母親に苦情も言えませんしねぇ、ほとほと困り果てております。 >そのかたが退官・開業を決意した時、医局のナース達が「私たちも先生の後を追います」とついて来て、現在も脇を固める。TVドラマのノリです。当時若かったナースたちの容姿も現在は・・(止めておきます)。 あれは田宮二郎の 「 白い巨塔 」 だったでしょうか、大名行列さながらの回診風景は・・。 でも最近のナース服は色気が無い、私としては元のナース服への回帰を要求したいほどです。 >中年期以降にそれを醸し出す事が出来る人は生き残り、出せない人は消えて行く。 >モーガン・フリーマンなどはさしずめ代表格でしょうね。 勢いで演じられる役であれば役者たる者誰でも出来るでしょう、生臭さを掻き消した枯れた演技こそが我々を唸らせる、全くその通りだと思います。 それにしても『 ショーシャンクの空に 』 での彼は抜群に良かったですよねぇ。 >国内では例えば岸部一徳。 >直ぐに消えて行ってしまうミュージシャンかなと思っていたら、なかなかどうして・・・しぶとい。 彼が生き残っているのがちょっと信じられないくらい、しかも引く手あまたですからねぇ、往年のタイガースでも最も印象が薄い人でした。 >東京海上などは、既に態度は決めていたがリテイルの事を勘案し、最後まで明かしませんでした。まぁ大差が付きました。 概ねメディアは会長側有利といった論調で報道しておりましたが、私はそうは思いませんでした、私の周囲も同じです。 株の割り振りを見れば一目瞭然であったろうと・・、メディア側に見る目が無かったのか、或いはまた違った意図が隠されていたのかと勘繰りたくなるほどです。 >先月の会長のTV会見の席上、部長級のほとんどが同席しました。中規模企業ならではと思ったのですが・・isokenさんは、どういうご感想をお持ちですか? あの TV 会見は極めて興味深かったですねぇ、その昔の三越の内紛劇を想起してしまいました。 確かあの時も部長クラスには岡田社長擁護派が多かったはず、ところが三井グループ主導の切り崩しに遭い、殆どの役員が寝返ってしまった故のあの結末だったと記憶しております。 部長級といえばまあ 40 ~ 50代、創業会長の剛腕と人脈とを傍で見て来た方々ですから、恐らく社長側に勝ち目はないと踏んでいたのでしょう。 加えて前回久美子社長の退陣と同時に、相当な粛清人事が断行されたらしいですからそこに対する恐怖もあった、つまり先般の TV 会見は敵味方を峻別し且つ本人に背水の陣を敷かせる為に会長が施した或る種の踏絵と勢力誇示、そういう事であったろうと・・。 その一方で、あの規模の企業で部長ともなれば直近には役員という名のハードルもある、いい方に解釈すれば勝負を掛けたという事かも知れない、まあ今後世代交代が加速するのは間違いないでしょう。 >会長の経営哲学は四半世紀前で止まっています。そこから進んでいません。 >冷たいようですが、松下・本田・豊田さんとは所詮格が違うという訳でしょう。 男のロマンを認めるには吝かではありませんが、企業トップの経営理念と混同するのは確かにいただけません。 幸之助翁を引き合いに出したのは聊か不適切でした、謹んで撤回させて頂きます。 回答ありがとうございました。