はじめまして♪
『昨年 花が終わってから固形肥料をあげたのが悪いのでしょうか』
いいえ、悪くない、それどころか、正解です。
球根の園芸植物でも、芽吹いてから開花までに肥料が欲しいタイプと、開花後に肥料を与えた方が良いタイプが有るのです。
クロッカスやヒヤシンスは後者なので、正解です。
葉が枯れる時に、次世代の球根へ養分を溜め込み、葉が充分に育つ前に開化出来る、というタイプです。
開花後の環境で、次期(翌年)の開花に充分な養分を溜め込めなかった場合は、さらに翌年へ向けて、葉をよく延ばしてくれます。
土の状態、日当りや温度等で、いろいろ違って来ますし、開花直前や開花中の販売という場合は、かなりギリギリ限界で最上の開花をさせているので、基本的に翌年はお休みさせてあげるのが一般的です。
(農家や園芸店にとっては、廃棄して新しく買ってもらった方が良いのでしょうけれど。。。)
球根を育てるには、花芽(つぼみ)があがって来て開化し始めると首切りします。
こうする事で花を咲かせてた根を造る、という生育のエネルギーが翌年の球根に溜め込まれるのです。
このような状態で、翌年は窮屈な環境で育てて、植物が球根の力でとにかく花を咲かせ子孫を残そう、という植物の素性を応用して、観賞用の園芸品として流通させる事が多い。
このような状態で購入しますと、球根自体は非常に弱っていますので、翌年は花を咲かせずに休ませてあげる、というのが良かったりするんですよぉ。
球根のみで販売されている場合も、同じ様な前年処理をしているケースがあるので、翌年は全く同じように開化するという期待を持たない方が良いでしょう。
どのような地域なのかは存じませんが、まだまだ初夏には期間があ有りますので、気長に眺めてみてはいかがでしょうか?