帰宅は御前様土日なし、そんなのは昭和の高度成長期には当たり前でした。
サラリーマンの常識でした。
世界中からワーカーホリックと呼ばれていました。働き症症候群ですかね。
むしろ働きキチガイでしょう。
ゴルフウイドウ(golf widow)などという言葉もありました。
ゴルフ未亡人ですかね。
ゴルフに明け暮れていたサラリーマンも定年になればピタリと止めました。
趣味でも道楽でもなかったということです。
要はゴマスリも半端ではなかったということです。
とは言え
「亭主丈夫で外がいい」ともいわれた時代です
「粗大ごみ朝に出したら夜かえり」なんて川柳もありました。
当時の主婦は、亭主なぞというものは、給料運搬機程度にしか看做していませんでした。
今でいえばATMですかね。
外で人にこき使われて働くだけが能ではありません。
どこの主婦も立派に一国一城の主でした。
息子も娘も親父なんぞという生き物は口を利くのもいまいましいうっとしい存在でした。
それでも三丁目の夕日などというコミックが流行ったり、♪遠き昭和のあかりがこいし~などとカラオケで歌ったりしています。
とまぁ~昔の話をしても始まりません。
今も昔もかわらないのは、子供は親子でも夫婦は赤の他人です。
結婚というのは、赤の他人と一つ屋根の下で暮らすことですから、過剰な期待をしない方がお互いに安全です。
なまじ期待するから、ゴタゴタが起きます。
寄りかかって外されればズッコケます。
豚もおだてりゃ木に登る、です。
一国一城の維持繁栄に欠かせない要員と考えて上手くこき使ってください。
40歳を越えた侘しい独身サラリーマンよりも家族持ちのほうが業績が上がり出世が早いのが現実です。
出世すれば給料も増えます。
おだてておけば、機嫌よく同僚よりも多額の給料を持ち帰ってきます。
当節は振り込まれます、ということですかね。
男なんぞという単純な生き物は女房におだてあげられれば、簡単に舞い上がります。
あとは糸をしっかり握って上手く操縦して下さい。
糸が切れれば即刻墜落しますので、気を付けて下さい。
落ちれば後は粗大ごみです。捨てるのにも金がかかります。
アメリカにもuseles furnitureという言葉があります。
米軍の高級将校の奥さんがケラケラ笑って使っていました。
将来の御亭主は御前様でも毎日帰ってきますよね
であれば管理の目も行き届きます。
国際航路の船長は一度出航すれば40日は帰ってきません。
国際線の機長はいつ帰るか見当がつきません。
フライト計画次第です。空港の天候次第で変わります。
マグロ船の船長は確実に半年は帰ってきません。
トンネル、ダム、橋梁など巨大プロジェクトを請け負うゼネコンの現場責任者は3年や5年は帰ってきません。
道路も鉄道もないから工事があって仕事があります。
人が住んでいないから町づくりの仕事があります。
昨今は工事現場は国内とは限りません。海の向こうの砂漠の真ん中が仕事場となることもあります。
こんな所へわざわざついて行く必要はありません。
おだてて送りだしてください。
給料は間違いなく月々振り込まれます。
帰ってきたらシッカリメンティナンスをして下さい
FIレースもコックピットの腕次第です。
補足
激務さは毎日12時帰宅。一ヶ月に休みゼロですm(_ _)m