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なぜ初期のパソコンはマルチウィンドウだったのか

コンピューターの進化の歴史を考えるとき、私には不思議なことがあります。 なぜ初期のパソコンは、640x480程度の画面で、マルチウィンドウを行っていたのでしょうか。 過去5年くらいのことに絞って考えれば、10インチ程度の小さなディスプレイでは、マルチウィンドウよりもフルスクリーンを基調としたデザインが主流です。 Macは画面が11インチしかないMacBook Airを発売して以降、マルチウィンドウではなく、フルスクリーンウィンドウを切り替えることでより使いやすくなるように進化しました。 Windowsも、画面の小さなタブレットを視野に入れ始めてから、フルスクリーンを基調としたデザインを取り入れ始めました。 iPadやAndroidタブレットなど、大きな画面で使うことが想定されていない場合は、フルスクリーンが原則になっています。 スマートフォンでも同様です。 これらは私には納得のいくことです。小さな画面では、マルチウィンドウは使いにくさを助長するもので、利便性はそれを上回りません。 今から25年前のMacの画面を見てみると、非常に荒く、狭く、またマシンスペックも複数のウィンドウを開いておくにはかなり不安があるように見えます。 私の感覚では、画面の幅が少なくとも1000ピクセル程度にならないと、マルチウィンドウで作業するには狭すぎます。 あんなに狭い画面にウィンドウの枠とタイトルバーを表示させて貴重なピクセルを消費させるデザイン上の意図はなんでしょうか。そこまで無理してマルチウィンドウを実現しても、当時のマシンでは複数のウィンドウを同時に扱うには非力だったであろうにもかかわらず。

みんなの回答

  • notnot
  • ベストアンサー率47% (4900/10358)
回答No.11

>また、MacのSystme 1 はマルチウィンドウだったようですが、複数のアプリを同時に起動することはできなかったそうです。ということは当時のMacのマルチウィンドウは、単一のアプリで複数のウィンドウを表示していたわけですから、 これは間違い。現在のようなマルチタスクでなかったというだけで、複数アプリのウィンドウを同時に画面に出すのは可能でした。フォーカスの無いウィンドウのアプリは動いてないだけです(CPUを割り当てられない)。 フォーカスを切り替えた途端に稼働するアプリが切り替わる。無理をせず妥当な仕様だと思います。 本題に戻ると、 Windows等登場の前に、高解像度のエンジニアリングワークステーションがあって、 http://ja.wikipedia.org/wiki/Alto 本格的な商用で作られた http://ja.wikipedia.org/wiki/Xerox_Star だと、レターサイズの紙(ほぼA4)が実物大で横に2枚並ぶビットマップディスプレイが使われていました。 Solarisと言えば現在はサーバーOSの感がありますが、Solarisと名前を変える前のSunOSを搭載していた時代のSunワークステーションはStarよりかなり安かったと思うけどディスプレイは今で言うSXGAですね。 (VGA→SVGA→XGAはIBM-PC由来の4:3画面。SXGAはワークステーション由来で系統が違い4:3でない) Lisa/MacやWindowsはそのあたり(廉価版ワークステーション)を目指していたわけです。

noname#215107
noname#215107
回答No.10

考え方が逆です。非力だったからこそ、グラフィックアクセラレータを使用する必要が生じたのです。敢えて言えば問題提起の役割を果たしたのですね。 その後、Windows 3.1の頃になるとマルチウインドウが便利だったと思いますよ。 私がパソコンを始めた頃は、解像度は320x200で、グラフィック表示すら出来ず、40x25の文字しか表示できませんでした。ハードウェアの限界までしゃぶりつくすのがプログラマーの腕でした。 私はと言えば、ピーとかプーという矩形波のビープ音しか出せないはずのパソコンに、日本語をしゃべらせることを実現するまで挑戦しましたよ。

  • weavaest
  • ベストアンサー率15% (157/1020)
回答No.9

今を知ってるからそう思うのではないでしょうか。 特に過渡期のものは、意味不明なものになりがちだと思います。 でも、今日に繋がるものだと思えば理解できるのではないでしょうか。 25年前、これでは使い辛いと思た人がいたから、今に繋がったわけですよね。

回答No.8

>あんなに狭い画面にウィンドウの枠とタイトルバーを表示させて貴重なピクセルを消費させるデザイン上の意図はなんでしょうか。 「ユーザーを引き付ける為のハッタリ」です。 当時は、パソコンもモニターも高額でした。今のスマホのように「気楽に買える物」ではありません。 なので、ユーザーは「その1台で、色々な事が同時に出来る事」を望みます。おいそれと2台目3台目は買えないですからね。 そして「ウインドウを沢山出して、メインでやってる作業のウインドウは一番上に出しておいて、実行中でまだ終わらない処理がヤツは、下にしておこう」と言う使い方をするようになりました。 パソコンそのものが非力だったので、時間のかかる処理を裏で動かしておいて、表で別の事をする、と言う使い方をしたのです。 で、そういう使い方をしている場合、フルスクリーンだと「裏で動いているのが終わったか、画面を切り替えないと判らない」ので不便です。ウインドウを重ねて表示しておいて一部だけ見えるようにしておけば「裏に居るヤツの処理が終わったかどうか」がすぐに判ります。 なので、当時のマルチウインドウでは「全部のウインドウを同時に全部表示する」なんて事は滅多にしませんでした。ウインドウを重ねて表示しておいて、メインでやってる作業のウインドウだけ、フルスクリーンに近いサイズで一番手前に表示して使っていたのです。 今なら、パソコンもモニタも安いし、処理も早いので「時間かかるのを裏で動かして」なんて事はせず。パソコンを2台3台同時に動かし、モニタも本体の台数分用意し、1つのパソコンで1つの事をさせるので「フルスクリーン1つで表示」の方が便利です。 >そこまで無理してマルチウィンドウを実現しても、当時のマシンでは複数のウィンドウを同時に扱うには非力だったであろうにもかかわらず。 マシンを買う前のユーザーは「複数のウィンドウを同時に扱うには非力」である事を知りません。買って自分でいじってから「非力だ」と思い知るのです。 当時の何も知らないパソコンユーザーは「マルチウインドウが出来るんだ。凄い。買おう」と思ってパソコンを買っていたのです。 そして、当時のパソコンは、今のように「規格統一されてない」ので、各メーカーでしのぎを削って、スペック競争をして「自社のパソコンを買わせようと躍起になっていた」のです。 そして「機能的な売り」として「マルチウインドウが出来ますよ」とか「Windows3.1が動きますよ」ってのもあったのです。 今のパソコンは「Windowsパソコン」「Androidタブレット」「Mac」の3つの規格しか無いも同然ですが、当時のパソコンは「今の家庭用ゲーム機」のように「メーカーごとに規格がバラバラ」だったのです。 メーカーごとに規格がバラバラだったので、それぞれの「機能的な売り」もバラバラでした。 つまり「今の感覚では理解できない事が起きていた」のです。

回答No.7

マルチウィンドウが使いたいというより マルチタスクと ちゃんとしたメモリ管理が使いたいというニーズが強かったんじゃないですかね。 狭い画面でも、なんとか、アプリを同時に起動しておいて、切り替えしたかった訳です。 MS-DOSの時代だと、ワープロを起動してて、図形を入れたいところでは、いったんワープロを閉じて ドロー系アプリを立ちあげて、ファイルを保存して アプリ閉じて 再度ワープロ立ちあげて、作っった画像 差し込んで・・・ これを何度か繰り返すと、メモリーリークでアプリがハングアップするんで、OSごと再起動かけて ・・・ なんてこと、ちまちまと やってましたから。

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7984)
回答No.6

 初期のパソコンがマルチウインドウだったのではありません。以下のような流れがあります。 1.初期の8ビットパソコン(テキスト表示のみ)  テキスト画面で表示し、グラフィック機能無しのテキストフルスクリーン表示。 2.後期の8ビットパソコン(テキスト+グラフィック表示)  テキスト画面とグラフィック画面を重ねて表示出来るようになった。 3.16ビットパソコン(テキスト+グラフィック表示)  テキスト画面とグラフィック画面を重ねて表示出来るようになり、マルチウインドウを実現したソフトも出回っているが、基本的にはフルスクリーン。 4.初期の32ビットパソコン(フルスクリーン表示)  WINDOWSに移行して後は、フルスクリーン画面にマルチウインドウ表示に変わる。 5.後期の32ビットパソコン(フルスクリーン表示+マルチディスプレイ表示)  複数のディスプレイにフルスクリーン表示出来るように変わる。  マルチウインドウが使われ始めたのは16ビットパソコンの頃からですが、処理能力が低いので、MC68000CPUを搭載した機種を除いて、マルチウインドウをおこなうには処理能力不足で、PC9801ではテキスト画面のみのマルチウインドウか、上下2画面分割のグラフィック画面表示ぐらいしかおこなっていませんでした。  WINDOWSの原型となったマルチウインドウ表示は情報革命が始まる以前に大型コンピュータで実現していたもので、それをパソコンに移植したわけで、処理能力が多少足りなくても、焦ってソフト開発した例が多かったようです。  パソコンの技術進化の過程で消えて行ったアイディアは数多くあります。フロッピーディスクやMOは、現在ではほとんど使われていませんし、初期のパソコンは磁気テープに記録する方式でした。ブルーレイディスクや外付けHDDなどの大容量メディアが普及したのは、つい最近の話です。  CRTディスプレイに関しても、256×192、320×200、640×400、640×480、800×600、1024×768、1280×1024、液晶ディスプレイに変わってからは1600×1200、1920×1080という具合に、画面解像度や画面比率が変化しながら現在に至っています。  パソコン技術は多数派になる為に激しい価格競争が繰り広げられ、普及に失敗すれば会社が倒産しかねない厳しい市場です。WINDOWSが使いやすいとわかっていても、ハード技術が追いつけなくて苦戦していた時期だったのではないかと思います。

  • maiko0318
  • ベストアンサー率21% (1483/6969)
回答No.5

何をもって「初期」かわかりませんが 最初のコンピュータ(マイコンと呼ばれていた時代)では80文字×25行の ワードプロセッサーのような画面でしたよ。 Windowsが出ていなかった時代です。

eternulo
質問者

補足

「初期」や「パソコン」という語が不適切なところがあったようですが、少なくともマルチウィンドウになってから、またマルチウィンドウなので当然ですがGUIになってからの話として書いています。 また「パソコン」は、研究所に置くための大型コンピューターではなく、個人が使うためのちいさなものを想定しています。 具体的には、25年前のMacや、Windows 95, または1980年代のWindows 1.0, Mac の System 1 を念頭に書いています。

noname#224282
noname#224282
回答No.4

まぁ、ANo.1氏がいうように「マルチタスク」ができるようになったから「マルチウィンドウ」も対応したということです。 今のような大画面でなかった時代なので、デザインや使い易さは当然いまと較べると大きく劣りますね。 しかし、昔々はUNIXをベースとしたデスクトップウィンドウは既にありました。ブラウン管モニターですが20インチ相当のディスプレイでマルチウィンドウが便利に使えていました。J-StarとかXウィンドウといったものですね。 ここらあたりはものすごく高価だったので、ごく一部のオフィスユーザーしか買えませんでしたが、その後、マイクロソフトWindowsが出てきたあたりから、マルチウィンドウが一般ユーザーでも使えるようになりました。 国産ではジャストウィンドウで一太郎と花子を起動しておいてあっちから図形を貼り付け、なんて操作が簡単にできるようになりました。ま、こちらは流行らないままMS Windwosのほうに飲み込まれていってしまいましたが。

回答No.3

 質問者さんが「初期」という時代の更に前は「全画面で320×200ドット」が標準の時代があったのですよ。それで十分なように作られていたソフトなら640×480で4画面開いてまだ余る。

eternulo
質問者

お礼

狭い画面用に開発されたアプリを使っていたからマルチウィンドウに利便性があったということでしょうか。 新しいシステムのためにアプリがリデザインされないというのは今の感覚からすれば奇妙なことです。 また、MacのSystme 1 はマルチウィンドウだったようですが、複数のアプリを同時に起動することはできなかったそうです。ということは当時のMacのマルチウィンドウは、単一のアプリで複数のウィンドウを表示していたわけですから、最初からマルチウィンドウを前提にデザインされたアプリのはずで、古い時代のアプリを起動していたから、というのは当たらないと思います。

回答No.2

>なぜ初期のパソコンは、640x480程度の画面で、マルチウィンドウを行っていたのでしょうか。 初期とはいつのことだか? >私の感覚では、画面の幅が少なくとも1000ピクセル程度にならないと、マルチウィンドウで作業するには狭すぎます。 それはあなたの感覚ですから。 そういうことも出来ると言うだけ。 実用にはなっていませんね。 せいぜいタスクスイッチとして使用する程度です。

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