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薬効分類番号(日本標準商品分類番号)~カテが難しい
もう、この仕事に関わってん十年になりますが、恥ずかしながら初めて気が付きました。 で、質問です。 アムロジピンとシルニジピンが薬効分類番号違うのですが、どなたか理由をご存知でしょうか? ちなみに、アムロジピンは「血管拡張剤(217)」に、シルニジピンハ「血圧降下剤(214)」に分類されています。
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アムロジピン 高血圧・狭心症治療剤 アムロジピン217 血管拡張剤 シルニジピン 高血圧治療剤 シルニジピン214 血圧降下剤 同じ高血圧でも,治療によって血管拡張剤と血圧降下剤にに分けてあります。
- technatama
- ベストアンサー率45% (416/918)
質問者様のお仕事とはどのようなものなのでしょうか。 勿論医薬品に関わるお仕事だとは思いますが、薬効分類番号が必要だとは??? 私は薬剤師免許を持っていますが、末端の調剤などはやったことがなく、長年勤めていた会社では一部薬剤師を必要とする業務があったため、片手間に薬事申請にタッチしていたぐらいで、主には品質管理業務主体でした。 定年退職後は、医薬品がらみの小企業で、今度はメインの仕事として薬事申請、品質管理に携わっていた者です。 全然門外漢という訳ではないため、このご質問に目が留まりました。 ある資料によると、薬効別分類番号は次のようになっていました。 872 個々の器官系用医薬品 87214 血圧降下剤 2141 神経遮断剤 2142 ヒドラジン製剤 2143 ラウオルフィア製剤 2144 アンジオテンシン変換酵素阻害剤 2145 メチルドパ製剤 2146 アルカロイド製剤 2149 その他の血圧降下剤 87215 血管補強剤 87216 血管収縮剤 87217 血管拡張剤 2171 冠血管拡張剤 2172 末梢血管拡張剤 87218 高脂血症用剤 87219 その他の循環器官用剤 つまりこれらの分類番号は、有効成分の構造・体内における成分の作用機序などが、同じと見なされるグループで分類されたものと考えられます。 具体的にご質問の2品目を調べてみました。 【アテレック錠(持田製薬)】 2149 その他の血圧降下剤 シルニジピン 血管平滑筋におけるCa拮抗作用により、血管を拡張させ血圧を下げる。 交感神経におけるCa拮抗作用により、心拍数やストレス負荷時の昇圧を 抑制する。 【アムロジン(大日本住友製薬)】 2171 冠血管拡張剤 ベシル酸アムロジピン 細胞内へのCaイオンの流入を減少させ、末梢血管や冠血管の平滑筋を 弛緩させることにより、血圧を下げ、狭心症発作を予防又はやわらげる。 どちらの医薬品も、高血圧症の治療薬ではあるものの、作用機序の違いによって、別の分類となっているものと思われます。 アムロジンについては、特徴的に末梢血管・冠血管への作用が強く、高血圧症だけではなく狭心症にも効果ある点が、アテレックとの違いのようです。
- ebisu2002
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各薬品の標榜薬効そのものの表現が規定されておらず 製薬企業が自由度を持って付けています http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000014z56.html ご存じのように例として挙げられた両薬剤は ”血管拡張作用”がありその結果”血圧を下げる”働きがあることは共通したものですが どちらを表に出すのかの規定がありません その結果、分類もブレることになってしまっています この系統の薬剤の最初の代表であるアダラートが1976年に狭心症治療薬として発売され 高血圧への適応は1985年でした 日本標準商品分類は現行のものが1990年改定であるように現状に側したものではありません http://www.stat.go.jp/index/seido/syouhin/ 現行の分類にはカルシウム拮抗薬との成分分類がありませんので 次回改定ではこれに整理して集約するのが自然のように思います