私はまだ現役で働き、平日が公休日です。たまに鳴る固定電話がほとんどセールス、勧誘の類です。株取引、投資信託、リフォームのほか、あなたも困っていらっしゃる保険、高速通信回線の代理店と称するところからの電話が殆どです。いっそのこと固定電話は解約しようとも思ったのですが、携帯電話を使えない老いた義母のためにまだ残してあります。
どのような商品、どのような取引であっても消費者がいったん断ったら、再度勧誘の電話をしてはならないことは特定商取引法、あるいはその業界の自主規制などで決まっています。ですから、同じ保険会社や同じ通信回線の会社からの電話に対して「契約するつもりはない」、「再度の電話もするな」と言えば、業者はそれ以降は勧誘が出来なくなるはずなんですが、それを無視する業者も多い訳です。
また消費者側もいちいち相手の会社名を覚えていることは少なく、何度も電話するのは違法だぞ、と言っても、相手が「これは初めてのご案内の電話なんです」と言い張ることもあります。
過去に拙宅では番号非通知の受信を固定電話で拒否する設定をして、大幅に迷惑電話を減らしたことがあります。ところが最近の業者は番号通知で掛けてくるのでこれも最終兵器にはなっていません。
つまり、迷惑電話を完全にシャットアウトすることは現在は不可能だ、という事です。
掛かってきた電話に対しては話の全部を聞いてやることなどせずに、「契約の意思はありません。再度の電話もしないでくれ」と強く毅然と言い続けて自分からさっさと電話を切り、彼らの見込み客リストから外してもらうことを期待するしかないでしょうね。