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WAISテストの結果を分析|言語性IQや動作性IQの意味とは?
- WAISとは、知能検査の一つであり、個々の認知能力を評価するためのテストです。
- 言語性IQとは、言葉に関する認知能力を測定する指標で、IQ120という結果は高い知能を持つことを示しています。
- 動作性IQとは、動作や空間認識などの認知能力を測定する指標で、IQ120という結果は高い知能を持つことを示しています。
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No.1です。 補足のコメント、ありがとうございました。 知能検査など、心理検査の結果の分析、解釈につきましては、専門的な訓練を経た上で、専門知識やスキルを必要とします。 失礼ではありますが、「素人解釈」は、間違いの元になるだけでなく、場合によっては、大きなマイナスの効果、影響をもたらしますので、十分ご注意ください。 IQの数値も、質問者様がおやりになったように、単純に下位検査の評価点をすべて加算してI求めるものではありません。 さて、年齢を教えていただきましたので、WAIS-IIIの実施マニュアルに基づいて、下位検査の評価点についてまず、確認させていただきました。 その結果、20歳という年齢では、絵画配列で19点という評価点は出てこないことが判明しました。 つまり、絵画配列では、最高点(粗点という、評価点を求める前の段階の点数で、です)をとっても、評価点は、19点以下の点数にしかなりません。 こういうことでしたので、仮に他の下位検査の評価点がすべて正しいとしても、動作性IQ、全検査IQ、さらには一部の群指数で正しい数値が得られませんので、これ以上の分析、検討は、大変申し訳ないのですが、控えさせていただきます。 私としては、このWAIS-IIIを受検された医療機関を再度受診なさり、改めて検査結果について、きちんとした説明をお聞きになることをお勧めします。 「感じの悪い医師と臨床心理士に当たってしまい」、「高圧的というか面倒くさそうな反応をされました」ということですから、気が進まないというお気持ちがあるのは十分に分かりますが、ご自分の検査結果を正しく理解するという目的だけに絞って、受診されてはいかがでしょうか。 他の医療機関で再度WAIS-IIIを受検するという選択肢も否定しませんが、短期間に同じ検査を繰り返して受検しますと、一種の「学習効果」が生じてしまい、正しい結果が得られにくくなりますので、お勧めできません。 なお、質問者様の知的能力や、認知能力については、IQや、群指数(言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度)の数値で言えば、全体として、平均よりも上の能力をお持ちであると考えられます(お示しの下位検査評価点から、試しに換算してみると、ということです)。 ただし、下位検査の評価点をご覧になるとお分かりのように、検査によって、評価点の高低がかなりばらついています。 このことは、認知能力の一部にアンバランスがあることを示しています。 こうしたアンバランスがあることや、科目の得意・不得意、さらには、日常生活や、勉学などの状況から、発達障害を疑われたのではないかと推察しますが、最初の回答に書きましたように、知能検査の結果からだけでは、発達障害の診断はできません。 今回このWAIS-IIIを受検された医療機関との相性が悪く、継続して受診したくないということでしたら、上述のように、検査結果の説明を受け、結果の控えをもらわれて、それをもって他の医療機関を受診されるという方法もあります。 ただし、医療機関を受診されるとき(予約されるときなど)に、発達障害を診てもらえるかどうか、あらかじめ確認されるよう強くお勧めします。 発達障害をきちんと診てもらえる医療機関はまだ限られていますので。 また、いわゆる心療内科は、「その発症に心理的要因が深く関わる身体疾患」を診るのが、本来の専門ですから、発達障害はその対象外になります。 ただし、精神科が専門の医師が、心療内科を標榜して開業していることもあります。 こういうこともありますから、上記のように、事前に確認してください。 なお、正しい検査結果をもらわれた上で、必要でしたら、またここでご質問になれば、その結果に基づいた解釈、説明をご助言できるかと思います。
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- vzb04330
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No.1です。 最初の回答を書いてから、念のため、お示しの下位検査の評価点をもとに、全検査IQ、言語性IQ、動作性IQを求め、確認してみました。 しかしながら、お示しのIQと、私の方で確認したIQとは、一致しませんでした。 お示しの下位検査の評価点に基づいて、私の方で、検査マニュアルに基づいて、3種類のIQを求めますと、次のようになりました。 ただし、括弧内は、質問者様がお書きの数値です。 全検査IQ=116(120) 言語性IQ=106(120) 動作性IQ=126(116) こうした不一致が生じた理由として考えられますのは、 1)3種類のIQの数値を勘違いなさっている(あるいは、転記のミスがある) 2)単語など下位検査の評価点を勘違いなさっている(あるいは、転記のミスがある) 3)1、2)の両者 です。 これらに間違いがなければ、もともと検査を受検された医療機関で、WAIS-IIIの結果を整理する段階で、ミスが生じている可能性も否定できません。 いずれにしましても、質問にお示しになった結果の数値にミスがないか、まずは、ご確認ください。
補足
再度、お手数おかけして申し訳ありません。 実は手元にあるのは下位検査の評価点のみでして、 算出法が不明でしたのでネット上で同じような質問をされてる方のものを引用しました。 動作性の合計が94で、言語性の合計が84なので総数が同じ方のIQと同じ数値かと誤解しました。 その為、群指数と心理士の方のコメント的なものも分からない状態です。 申し訳ありません。年齢は二十歳です。 言語性と動作性のIQ差が20ともなるとますます不安です。 別の病院に再通院するべきでしょうか。
- vzb04330
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臨床心理士です。 病院で不愉快な思いをなさったとのこと、拝察致します。 さて、WAIS-IIIですが、世界的にもっとも広く用いられている大人用の知能検査です。 重要なところで、一つ誤解していらっしゃる点があります。 それは、WAIS-IIIの結果だけでは、何か発達障害があるかということは分かりませんし、そのような使い方はされていません。 発達障害の診断は、生育歴や、心理・行動上の特徴に基づいて行われ、その際、WAIS-IIIなど知能検査の結果は、補助的な資料として使われます。 全検査IQが、120でいらっしゃるということは、質問者様の知能は、全体として「高い」水準にあるといえます。 また、言語性IQ=116は、「平均の上」と、動作性IQ=120は、「高い」と判断されます。 両者には、4の差がありますが、これは統計的に意味のある差ではなく(有意差はありません)、また、この4の差は、76.9%の方に見られるもので珍しいものではありません。 ちなみに、言語性IQは、言語理解、言語表現などの言語能力は、言葉を使った思考力、さまざまな知識がどの程度あるかを示しています。 動作性IQは、視覚情報の処理、視覚情報に基づく思考力、空間認知、視覚-運動能力などがどの程度かを表しています。 なお、お示しの結果以外に、「群指数」といわれる、IQとは別の視点から認知能力を見る方法があります。 また、群指数や、下位検査の評価点(単語=13など)を詳しく、正確に比較するには、質問者様のご年齢が分かった方が、適切な判断ができます。 質問者様が、群指数の結果や、その比較などさらに細かい分析についてお知りになりたいということでしたら、さらに追加して回答します。 ご希望でしたら、「補足」でその旨、お書きください。 その際、支障がなければ、年齢について会わせてご教示くだされば、より正確な判断ができます。 取り急ぎ、以上、回答させていただきます。
お礼
気が進まないどころか考えただけで動悸がしますが、意を決して行っていようと思います。 満点、とだけ聞いていたので19点だと思ってしまいました。 他の点数も間違っている可能性があります。 重ね重ね本当に有難うございました。