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同性の友達への微妙な感情

 彼女と私はとても幼い頃に出会いました。家も近く、いわゆる幼馴染みというやつなのでしょう。私は彼女の事が大好きでした。理由は、その頃他の同年代の子が理解してくれなかったことを、その子が理解してくれたから。気の弱い私が自分の意思を上手く伝えられなかった事を、彼女は出来たから。私は彼女のことを尊敬し、憧れ、大好きでした。もしもこの世界が漫画やアニメの世界だったなら、彼女は主人公に違いないとまで思っていました。  学年が上がり、友人関係が広くなってきても、私には彼女が一番でした。他に友達は必要ありませんでした。けれど彼女は私と違って愛想が良く、色々な人と仲良くなりました。私は他の子に嫉妬しました。けれど、彼女の一番の理解者は私であり、私の一番の理解者は彼女であると信じていました。  しかし、ある年彼女とクラスが離れてしまいました。すると一緒に行動できる時間が短くなり、彼女が別の子と一緒になる時間が長くなりました。どんどん心の距離が遠くなっていくように感じました。私なりに他の子と友人関係を築いていましたが、彼女が別の子と仲良くしているのを見るたびに孤独を感じていました。それでも私は、私には彼女しかいないのだと信じていました。  しかし、私の彼女に対する理想は、呆気なく打ち砕かれてしまいました。  私は、普段から何も考えていないような、ボーッとしているような子だったのですが、ある日彼女から、「もう何年も友達やってるけれど、⭕⭕(私)がどういう人間なのか未だに掴めない」と言われてしまいました。  さらにある時、彼女に彼氏が出来た時、彼女は私に何も教えてくれませんでした。他の子たちは知っていたのに。私が性に疎そうだからでしょうか。私は他の子達に引け目を感じざるをえませんでした。とてもとても孤独でした。  やっと、彼女にとって私などどうでも良い存在だったのだと気づきました。しかし、こんなにも長い間一緒に過ごしていた彼女にさえ私が理解出来ないのなら、他に誰が理解出来るのだろうかとも思いました。そして、私は一生、理解者になど出会えないのだという結論に至りました。とても孤独でした。  別の誰かと仲良くなっても、どうせ理解してくれない。むしろ、理解されてはいけないと思うようになりました。何故なら私はまだまだ彼女のことが大好きだったからです。彼女が私を理解してくれないのに、他の誰かに理解されてしまうのが、悔しかったのです。  今は、もう彼女に依存しているようなつもりはありません。もう金魚のフンのように、彼女にベッタリくっつくことはありません。環境が変わり、彼女とはなかなか会えなくなり、私は私の世界で生きるようになりましたから。しかし、彼女に対するこの複雑な気持ちは、もう何年も彼女に会っていない現在でも残っています。  彼女に偶然会ったとき、私は咄嗟に逃げてしまいました。私が知らない所で、私と違う暮らし方をしている彼女に、どんな顔をして、どんな挨拶をして、どんな会話をしたら良いのか分からないのです。さらに一番悲しいのは、彼女が私と再会しても無関心なことです。例え私が昔よりガラリと変わった服装や髪型になっていても、彼氏がいても。  今日そのことで、彼氏と気まずくなってしまいました。理由は、私が何の説明もなく、頑なに彼女を避けたから。彼は、私が誰を何のために避けたのか分からず、さらに私が冷たく何も教えなかったので、傷ついてしまいました。深く反省しています。しかし、彼に何と言えば良いのか、分からないのです。「大好きだけど、彼女に会いたくない」この微妙な気持ちが一体何なのか、私にも説明できないので、何も言えないのです。  どなたか、私と似たような感情を経験したことがある方はいらっしゃいますか。この気持ちは何なのでしょうか。  彼氏に、これを打ち明けるべきでしょうか...。打ち明けたところで、それが何だと言われれば何とも言えませんし、当時の私を知っている方なので、出来れば一生言いたくないのですが。

みんなの回答

  • gokuu999
  • ベストアンサー率51% (538/1038)
回答No.2

こんにちは。女です。 彼女に対する依存が強すぎたのでしょうね。 No1さんが「神格化」とおっしゃっていますが、その通りだと思います。 依存って、相手に対する過度な期待なんですよ。 彼女なら私をわかってくれているはずだ、 わかってくれているべきだ。 で、期待外れなことをされると、一気に相手への不信感や怒り、がっかり感が湧き出る。 見捨てられたような気持ちになるんですよ。 >しかし、私の彼女に対する理想は、呆気なく打ち砕かれてしまいました。 こんなように。 >彼女に偶然会ったとき、私は咄嗟に逃げてしまいました。 自分から逃げてしまったのに、 >さらに一番悲しいのは、彼女が私と再会しても無関心なことです。例え私が昔よりガラリと変わった服装や髪型になっていても、彼氏がいても。 相手が自分を気にかけてくれないって、勝手に傷ついている。 どちらかと言えば、咄嗟に避けられた友達の方が傷ついていますよ。 憧れの相手だって人間なんだから。 厳しいことを言ってしまいますが、 友達のことが大好きだったと言っても、 結局、自分のことしか考えられていなかったんですよ。 分かってほしい、気にかけてほしい、って求めるだけ。 その気持ちが満たされなかったから、今でも彼女のこと引きずってるんじゃないかな。 彼女に認められることで、あなたは自分自身を肯定できてた。 彼女があなたの価値基準だったんですよ。 要は、あなたがたは対等な友人関係じゃなかったんですよ。 >もう金魚のフンのように、彼女にベッタリくっつくことはありません。 ご自分でこう仰ってるくらいですから、もうお気づきですよね。 質問者さんは彼女に憧れや尊敬の気持ちを持ちながら、ずっと引け目を感じていたのでは? 身近に(自分にとって)あまりにも素晴らしい人間、理想の人間がいるって、 良いことでもあるし、苦しいことでもあるんですよ。 それが自分の「友達」ならなお更。 その人を超えるか(超えたと自分で思えるか)、 自分は自分だと、自分の価値観を持てるかしないと、 ずーっとその人のことを引きずることになるんですよ。 私にも、素敵な友達がいました。 素敵過ぎて叶わなくて、要するに自分より上の人間だと思っていたんですね。 人間って無意識に相手との上下関係を作りますから。 性格も良いし才能もあるし、本当に素敵で、こんな素敵な友達がいるっているのが嬉しかった反面、 自分のコンプレックスをちくちく刺激されるようで、苦しくもあった。 自分と相手を比べて、自分が劣っていることばっかり数え上げていたんですね。 これじゃ駄目だと思って、一生懸命「私は私だ」と思うようにした。 そしたらね、自分の良いところにもいっぱい気づけたし、 その子の良い所、素敵なところ、影でいっぱい努力しているってこと、彼女なりの悩みも分かった。 あなたはあなた。 身近に理想とするような素敵な友達がいたから、 価値基準が彼女になってしまったんでしょう。 素敵な友達に認められることで、自分の価値があるように思っていたんですよ。 でも、 >私は私の世界で生きるようになりましたから。 彼女がいなくたって、あなたはあなたの世界で暮らしていけているんです。 彼女はあなたが勝手に作り上げた理想、幻想です。 本当の彼女は、普通の人間で、あなたと同い年の普通の女の子ですよ。 自分自身の価値は、自分で決めましょうよ。 彼氏には、別に全部を打ち明ける必要もありませんよ。 でも、彼氏はあなたが誰を避けたか分からない、しかも冷たく何も教えてくれないってことなら、 元彼とかきまずい男でもいたのか??っって気にしているかもしれないね。 「こないだは何も言わなくてごめんね」 「女の子の友達なんだけれど、ちょっと気まずい子がいてびっくりしちゃったんだ」くらい言っておいてもいいかもしれませんね。

  • pdwtagm
  • ベストアンサー率71% (5/7)
回答No.1

あなたはそのお友達を「神格化」していたんですね。 自分は為ることのできない完璧な人間、完璧な人格というものを彼女の中に見いだし(それはただの幻想ですが)、自分にはできないことを彼女がする(彼女がそうある)ことで、自分の中のコンプレックスを満たしていたんじゃないですか。 私はこの質問文を読んで、「ステージママ」なる人たちに似ているな、と感じました。 自分がかつてできなかったこと、叶えられなかったことを自分の子どもにさせ、自分の中のコンプレックスや虚栄心を満たす。 しかし、子どもに自我が芽生えはじめて自分の言う通りに行動しなくなると、「あなたにはガッカリした」「私の育て方が間違っていた」と子どもの人格を否定するようなことを言って突き放す。 あなた、これにそっくりですよね? あなたは彼女の一番の理解者ではありません。 彼女を神格化し始めた瞬間から、あなたは彼女自身を見ることをやめ、彼女の姿ごしに見た「なりたかった私・理想の私」を見ていたんです。 だからこそ彼女には「人間くささ」や「嫌なところ」というものを見つけたくなくて、目を背けていた。非の打ち所のなさを求めていた。 お友達は、質問者さんのそういう感情を薄々感じとっていたのではないでしょうか。 そりゃあ息がつまりますよね。完璧を求められて、勝手に理想化されて。 彼女が「(質問者さんが)どういう人間なのかいまだに掴めない」と言う気持ちはわかります。 あなたには自分というものがないし、自分の人生の責任をちゃんと持っているようにも見えません。 あなたはお友達を通してしか自分の世界を確立できていなかった。 完璧でなくてみじめで人間くさい自分を認めることができないから、彼女を利用として現実逃避していただけです。 空想と現実のギャップを受け入れるのが怖くて、その責任すらも彼女に押し付けて、自分は逃げただけです。 「特別な」彼女に「特別な」扱いをしてもらえる私は、「特別な」人間であると思いたかっただけです。