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日本の会社のハンコ押しと紙浪費問題
日本語を勉強中の中国人です。日本の会社はなぜ担当者が頻繁的に自分のハンコを押すのでしょうか。万が一問題が出たら、責任追及しやすいためでしょうか。 また、なぜ紙製の書類がこんなに多いのでしょうか。紙浪費問題になっていませんか。 質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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こんにちは。それも日本の文化ですね。 (私の質問:中国では日本ほどたくさんハンコ押さないですか?) 主な目的は責任の所在を明らかにするためです。 そのため、重要な書類では、何人もの人がハンコを押すのです。 しかしながら、ハンコを押す作業は形式的になり、書類の中身を読まずに ハンコだけ押す人もいます。たくさんの人にハンコを押させる文化は 日本の会社の非効率的なものの一つと考えられています。 紙の書類については、最近ではパソコンで十分ですが、昔からやってきた やり方をすぐには変えられなかったり、紙の方が読みやすいという人も たくさんいるのです。(私の質問:中国では日本より少ないですか?) 最近ではそういう無駄をなくすため、ハンコを押す作業を省略したり、 電子文書に署名をする方式に変えたりしている会社もあります。 不自然な表現 頻繁的に ⇒ 頻繁に 紙浪費問題になっていませんか ⇒ 紙の浪費ではありませんか 参考にしてください。 時間があったら私の質問にも答えてください。
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- key00001
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> 万が一問題が出たら、責任追及しやすいためでしょうか。 そもそもハンコも、中国文化ですけどね。(^^;) 発端は「権力の象徴」で、時代が進むと共に、地方権力者もハンコを用いる様になり、続いて富裕層がそれを真似る様になりました。 すなわちハンコは、「権力」や「富」の象徴で、日本(人)にとってのハンコは、「格好良いもの」「憧れ」であって、日本が豊かになるにつれ、最終的には庶民までも持つ様になりました。 ただ、そうなると「権力」や「富」の象徴性は薄れ、代わりに「重要」などと言う価値感が生じたわけです。 現在は、公式性,正当(正統)性や、公正さを示す印章として用いられています。 「責任所在の明確化(裏を返せば責任追及)」などの目的もありますが、それなら欧米型の「サイン」などでも同様の機能を果たしますので、必ずしもハンコである必要性は無いでしょう。 実際も、ハンコの公式性や証拠性と言うのは、実は意外と低く、裁判では、自筆のサインや署名が無いハンコのみでは、無効とされる例は、珍しくありません。 また、日本社会は責任分散型で、法律上でも、労働者個人に責任を押し付ける様な行為も、基本的には禁じられていますので、「ハンコ=責任」と言う考え方は、やや短絡かと思います。 どちらかと言うと、重要とか公式な書類や契約書に対し、捺印者も、それを自覚しているとか、それなりに覚悟を持っていると言う、「決意表明」みたいな機能ではないか?と思いますよ。 > 紙浪費問題になっていませんか。 こと経済的には、緻密な契約書類などを作成せず、責任の押し付け合いとか、裁判などに発展することを考えれば、「はるかに低コスト」と言う考え方です。 環境破壊と言う観点でも、日本は昔から資源が乏しく、また基本「もったいない」文化で、世界的にも屈指の高循環型で再利用(リサイクル)社会です。 紙資源も、回収業や再生業が、市場を形成しており、古紙,再生紙と言う形で再利用が進んでいますし、品質も良いので、再生紙などは普通紙と遜色はありません。 中国やアメリカは、典型的な「消費文化」で、日本にもそう言う部分がある点は否めません。 そう言う目で見れば、日本の紙は、確かに無駄に見えるかも知れませんが、日本人の見方とか、ちょっと相違があると思いますよ。 > 質問文に不自然な表現がありましたら、 全体的には、とても上手な日本語で、意味は完全に伝わります。 細かい点では、まず他の回答者さんもご指摘の「頻繁的」は、奇異ですね。 また「紙製の書類」は、問題と言うレベルではないですが、言うまでも無く書類は紙なので、「なぜ書類がこんなに多い?」でも通用しますね。 日本語は、似た様な意味が重なる「重ね言葉」は避ける方が良いとされていますので、少し意識しても良いかと思います。 それと個人的には、「万が一問題が」と言う部分は、「が」が続いてしまうので、私ならこれも避けます。 極端な例ですが、「君の学校の先生の大好物の・・」みたな、「の」ばかりの文章とかは、避けたほうが良いとされています。 「万が一」は「万一」と表記しても、同じ意味として通用しますので、「万一(、)問題が」と表記したり、「もし問題が」などと言い換えるところです。
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ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。また、文の書き方についても貴重なご意見をくださり心から感謝いたします。これから、気をつけます。
- cubetaro
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昔はハンコは手掘りだったので、デザインは世界に一つのモノで、本人の証明(サイン)とセキュリティの2つの意味がありました。 現在は、機械堀りの量産されたハンコが多いので、セキュリティの意味はほとんどありません。 紙書類が多いのも、ハンコも「古い文化」の名残りです。
お礼
早速ご回答いただきありがとうございます。大変参考になりました。
- otomenome
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他の人も言ってますが… 「責任追及するため」ではなくて...「責任の所在をはっきりさせるため」です。 その二つは似てますし同じようにも思えるかもしれませんが「目的」も結果も大きく異なりますのでご注意を…。 その物事の捉え方は良くも悪くも“中国の人のよう”な気がします。 そして「責任の所在をはっきりさせる」のは、「責任の所在がはっきりしない事を許してしまい誰か判らない人が適当にしてしまう事や、勝手な事をする事や余計な事をしてしまう」そういった事を防ぐためであり、そしてそれはそこから起こりうるミスや予期せぬ過ちを防ぐためであり、実際に行う作業や出来上がるものの品質を下げない為であり、それにより得られる結果においてその良い結果を維持するため、そしてその結果を均一にするためにしている事です。 “いっけんすると無駄に思えるような事が実は大きな良い効果を生んでいたりするものだ”という意味の諺が確か中国にはあったかと思います。 物事なんでもそのコストに見合うメリットがあるものだけがその場に残っていくのではと思います。 高度成長期時代に焼け野原だった貧困国を例え情勢の後押しがあったにせよ世界上位の経済国に押し上げた先人達が、様々な試行錯誤の上で取り入れ作り上げていったシステムの一つですが…面倒さもありコストもかかり、そのデメリットも今は話題にされますが...それでも今も変わらず存在し実際それによって守られているものやメリットがたくさんあるために今も残っている...そういうものだと思います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。いろいろ参考になりました。
- rokometto
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それは日本人が責任を取りたがらないからです。 ハンコをもらうということは「偉い人からOKをもらった」と思いたいのです。 おそらく中国文化では全く理解されません。 例えば日本を会社が中国人を雇うと活躍して出世しようとがんばりますよね。 でも日本の偉い人は「もっと偉い人からOKもらうまで待て」とすごく待たされやる気が出ない、とよく言われてしまいます。 今の日本人の若者は偉くなりたくないし出世もしたくないんだそうです。 びっくりですよね。 偉くならなくてもそこそこ生活できてしまいやる気が出ないのが原因だと言われています。 もう1つ、責任をものすごく取らせようとする文化だからハンコを求め責任を分散しようとしがちなのです。 ただハンコと書類が多すぎるのはいろんな国から嫌われてるようです。 めんどくさいですし時間もかかりますからね。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。よいところももちろん多いです。ただ、時にはとても真面目ですが、非効率だなぁと思っています。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。質問文の添削にも感謝いたします。今後気をつけます。 >中国では日本ほどたくさんハンコ押さないですか? はい、中国はサインが主流です。中国系企業に詳しくないので、企業の中でどうなっているのかよくわかりませんでした。私の推測になりますが、たぶん日本ほど頻繁にハンコを押さないと思います。 >私の質問:中国では日本より少ないですか? 中国人の感覚で言わせていただきますと、「えっ、こんなものもプリントするの、こんなものも紙にする必要がある」のようなカルチャーショックをよく受けます。中国人はけっこう不真面目で、いい加減なんです^ - ^;。