ツル薔薇は、枝の先にも元気な枝が発生して、
それが風に揺られて、隣の木の枝にうまく絡めば、
そこに落ち着いて伸びて行きますね。
人工的に育てる時は、また風ではずれると邪魔だったり、若い枝が傷むので
しっかりと誘引しますけど。
ツタのような吸着力は無いけど、刺である程度は絡んでくる感じです。
野性のものは、もっと強いかもしれません。
イングリッシュガーデンで、人工物(オベリスクやアーチ)を使わずに
木にからめる仕立てを見たことがありますが、
ところどころ、目立たないように止めてありました。
高さについては、ツル性ではないバラも、剪定しないで育てれば
2,3メートルになるバラは珍しくないです。
枝の先にしか、お花を咲かせないので
あまり高くすると、見上げないとお花が楽しめなくなるので、
夏の終わりに軽く、冬にしっかりと剪定を入れるため
一般に見かけるバラはそこまで高くならないのですが、
だんだんと古い枝は切り詰められなくなるので、高くなり、
新しい株元から出た枝を生かして、古い枝をのこぎりで引いてしまう人もいらっしゃいます。
(私はもったいなくて、出来ないけど)
浸食という観念はないので、ネットでは見つからないのでは?
趣味の園芸で講師を務められていた柳生さんが、
何年か前に、八ヶ岳の森の中の野性のバラ(ノイバラのことだったと思いますが)は、
一斉に咲くと、森の木を覆うように真っ白になって美しいと本に書かれていました。
一度見てみたい光景です。
お礼
みなさん勉強になりました、ありがとうございました。