5年の親しさに対する、その後3年の喪失感。
まだ2年分親しさの積み重ね歴の方が長い。
おそらく貴方は、
後2年は完全に受け入れるには至らないんだと思う。
でも、
実は受け入れる受け入れない、
その貴方の「選択」はもはや重要では無くなっている。
貴方が受け入れても、
だから世界が変わる訳じゃ無い。
貴方が受け入れなくても、
だから対彼女に何かプラスが生まれる訳でも無い。
もう貴方は何かを選びたくても選べない。
それが実は、
縁を切るという極端な関係になった真実なんだよ。
力(存在感や影響)自体を与える事が出来ない。
そんなゼロ地点に堕ちた関係なんだよ。
でも・・・
心はまだ、
良かった時代の相手を、その余韻を追っている。
勿論縁を切られる前の部分だけを。
普通に生きていて、
「わざわざ」縁を切ろうとする瞬間が果たしてどれだけあるか?
実は多くない。
貴方は、
人生にそう多くない(そして嬉しくない)経験をした。
縁を切った側も、切られた側もそれは同じ。
縁を切るという状態に至る位だから、
「余程」の事があったんだと思う。
その「余程」は、
二人が貯えていた5年をひっくり返してしまった。
器として存在していたら・・・
その器の中に「余程」が含まれ、
縁を切るというような最悪にはならなかった。
でも・・・
貴方と彼女の関係に於いては、
5年という親しさの貯金があっても、
その貯金でもフォロー出来ないものだった。
少なくとも相手にとってはね?
仲が良かったから「こそ」、
その相手に対して負の感情が生まれてしまう時・・・
それは、
普通の相手「以上」の熱さや大きさを生んでしまう、
そういう事だってある。
結果的に貴方の親友は、
貴方との関係を失うというリスクの方を選んだ。
5年の蓄積をゼロにしてでも。
貴方にはそれがキツいんだよ。
貴方は、
たとえ相手にゼロにされたとしても、
貴方の「中」にある5年には感謝があるんだと思う。
進行形はもう終わった。
でも、
今ままで分かち合えた時間は消えない。
その時間の中で、
沢山の良いものを与えて貰った。
その事実体感もまた消えない。
既に得ている関係ではあるんだよ。
ただ、
得ているけれど、お腹一杯では無い。
貴方はまだ、
続く事を前提にして友達関係に臨んでいた。
だからこそ、
得ているにも拘らず、
終った(失った、切られた)ダメージの方が強い。
もう進行形じゃないんだ・・・
そう感じてしまう事で、
今まで得てきたものに対する感謝も出来なくなってしまう。
貴方のタイミングで終った友達関係では無い。
それは相手にも言えるのかもしれない。
相手だって、
貴方と「こんな形」で絶縁するとは思わなかった。
ただ、
少なくとも縁を「切った」側は、
切るというタイミングを自分で選んでいる。
その分だけ、
ダメージはあっても自分のペースで前に進みやすい。
現に進んでいる。
貴方は「切られた」側。
原因は貴方側にあるとしてもね?
切られている=自分のタイミングでは無い。
だからこそ、
未だに終わったという世界が受け止められない。
受け止められないと「思う」事で、
貴方はまだ終わっていないんだと「思いたい」んだよ。
受け止めたら完全に終わってしまう。
だったら、
私一人でも終わっていない事にしておけば・・・
まだ形としては続いている「ようなもの」なんじゃないか?
貴方は苦渋の選択としてそういう自分を選んでいる。
でも、
お互いに更新作業がゼロ。
その事実からは目を逸らせない。
既に関係には熱が無い。
受け止める相手あってこそ「活きた」思い。
受け止める相手あってこそ「活きた」コミュニケーション。
貴方一人がどれだけ頑張っても、「二人」にはならない。
ある意味一人で頑張り続けてきた3年間。
その3年で得たものは疲労感。
まだ貴方は、
一人で頑張り続ける体力があるんだと思う。
だから考えてしまう。
受け入れる事が出来ないという自分を維持する為の力が「ある」。
あるうちはおそらくやってしまう。
でも、
その体力にも限界がある。
限界が来た時には、
貴方は今とはまた違う考え方をしている筈。
彼女との絶縁「だけ」をいじり続けるゆとりは無い筈だから。
同じ自分を選び続けるもの実は体力が必要なんだよ。
虚しい虚しいと言い続ける体力も必要なんだよ。
まだ貴方にはそれがあるから続けている。
その体力の原動力の一端は、
実は5年という親しさの貯金から生まれている。
まだ貴方に今の自分を選び続けさせる位の、
それ位の大きな力を与えているその彼女の存在(感)。
失ってみて、
改めて貴方も感じている事なんだと思う。
ゆっくりと深呼吸を。
貴方の大事な時間も有限だから。
既に貴方の知らない彼女が存在している(3年)
彼女も彼女の場所で、
良いなと思える自分自身を大切にしている筈。
彼女も彼女なりに、
貴方との絶縁をこれからに「活かそう」としている筈。
身近な人にしんどい思いをさせないような自分を目指して。
貴方はそう信じてみれば良い。
そして、
少しずつ丸まっていた背中を伸ばしていけば良い。
改めて、
これからの貴方自身を大切にね☆
お礼
有難うございます。 厳しくもあり、暖かい回答。 何度も何度も読み返して、自分なりに噛みしめました。 彼女を失って止まってしまった時間。 これからは、もういない現実を具体的にイメージして、具体的に時間を進める事を考えたいと思います。