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医師の告知義務について教えて下さい

 父が腹腔鏡下膀胱全摘術を施行後、感染症→反発性腹膜炎→重度敗血症→直腸穿孔→腸管虚血なり、術後70日後病院のICUで死亡しました。  医療に不信な点が数々あり、父が死亡後カルテ開示申請をを行い、6月末にカルテを受理しました。 カルテの術中看護記録のイベント記録に膀胱とS状結腸を剥離中に結腸漿膜損傷、縫合修復と記載されてました、また主治医の診察記事の手術記録には、S状結腸漿膜損傷 3-0 Vロックで漿膜縫合修復と記載されていました。ビデオを見ると4針程度の縫合でした。  9月末病院との話合いがあり、この件を指摘し、損傷の事実を最後まで父、並び家族に告知しなかったのと追及すると、主治医は通常この程度の損傷修復は患者には言わない、と反論がありました。  文献に、「腸管損傷でも下部消化管の損傷は,それに気付かず手術を終えた場合,術後早期の段階で生命に危険が及ぶ可能性がある。」とあり、まして損傷して修復しているのだから、術後すぐ家族に申し出て、フォローアップをしっかりすべきであると主張しましたが、話会いは平行線のまま終了しました。  主治医の、通常この程度の損傷修復は患者に言わない、と言うのは他の先生方も同じ考えなのでしょうか、この主治医一人特別なのでしょうか教えて下さい。

みんなの回答

  • rokutaro36
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回答No.2

(Q)主治医は術中看護記録は参考程度に見てほしいと言います、私の見た所、術中看護記録は全て分単位で詳細に記載されていて参考程度ではないと思いました。 (A)そのような記録をつける看護師は、 実際の手術に参加しているわけではないのです。 いわゆる「外回り」と言われ、手を消毒していない看護師です。 出血量の測定、手術用の道具を出す(滅菌部分に触れる必要のない 道具)、執刀医の汗を拭く、連絡係などの役割をします。 今回は、腹腔鏡のオペだったようですから、 記録はモニターを見ながら、記録したのだと思いますが、 色々な仕事があるので、常に、見ているわけではありません。 お父様が亡くなれた原因が、手術中の漿膜の損傷にあるのではないか という疑問を持たれるのは、当然のことだと思いますが、 消化管は、大まかに言って、漿膜・筋層・粘膜の3層があり、 漿膜を傷つけただけでは、きちんと修復すれば、問題になりません。 カルテとビデオがあるならば、それを別の医師に 見てもらって意見を聞くというのが、ベストだと思います。

obata252
質問者

お礼

早速のご返事ありがとうございます。 私は手術室での仕事の分担は全く分かりませんでした、術中看護記録がすごく詳細に記載されていたので専門で担当されている看護師さんがいると思ってました。 前回の話合いで主治医の回答に頭の中は半分納得、半分疑問と言う状態でした。 カルテはありますが、ビデオは病院から提出して頂かないとだめなので、交渉してみます。 大変詳しいご回答ありがとうございました。

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.1

医師ではありませんが、医療業界にいた者です。 (Q)主治医の、通常この程度の損傷修復は患者に言わない、と言うのは他の先生方も同じ考えなのでしょうか、この主治医一人特別なのでしょうか教えて下さい。 (A)漿膜損傷程度では、報告しないのが普通だと思います。 漿膜損傷程度では、術後の機能に問題も生じないので、 患者への説明をしなくても、特に問題あるとは思えません。 手術中にこのような損傷をすることは、希ではありません。 (Q)腸管損傷でも下部消化管の損傷は,それに気付かず手術を終えた場合,術後早期の段階で生命に危険が及ぶ可能性がある。 (A)それは、「気付かずに手術を終えた場合」なのです。 だから、手術後、損傷がないかどうか、丁寧に見るということが 外科医の重要な仕事なのです。 下部消化管は、大腸菌などの腸内細菌が多く、腸管損傷を放置した場合、 そこから腸内細菌が腹腔内に散らばり、重大な感染症を起こす危険が あるからです。

obata252
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます。  質問内容の補足ですが、術中看護士記録の損傷修復時間は45分とあり、主治医の回答で2分程度の損傷修復とあり、時間の差が大きくどちらが本当なのかと追及し、もめた結果ビデオの閲覧が可能になり、閲覧ると4針程度の縫合修復でした。  主治医は術中看護記録は参考程度に見てほしいと言います、私の見た所、術中看護記録は全て分単位で詳細に記載されていて参考程度ではないと思いました。  主治医に術後、どの程度の損傷なら患者に告知するのですかと質問した所、術式の変更が必要になる損傷と将来的に大きなトラブルの原因になる損傷と回答とあり、今回の損傷は大きなトラブルの原因に該当しませんかと、主治医は該当しないと返事がありました。  回答者様の「手術後、損傷がないかどうか、丁寧に見るということが、外科医の重要な仕事なのです」は私も同感です、しかし主治医の術後のフォローアップは診察記事には全く記載がなく、術後約1週間後38℃の発熱で血液培養検査を実施し感染症と診断されたので疑問に思い質問させて頂きました。

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