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ステンレス材にタップ加工する下穴サイズについて

ステンレス材にタップでM3のネジ山を作りたいのですが、 初めてで失敗できない(予備パーツが無い)ので、 規定値の2.5mm~2.6mmではなく2.7mmで下穴を掘ろうと思いますが、 問題有りますでしょうか? 完成ネジの使用状態としては軽い手締めで、負荷もほとんど掛かりません。 ネットで、ステンレスでM3は規定値だとタップが折れやすいという内容が散見されるので、 特に強度も必要ないから、下穴を大きくしてタップの負荷を減らしたいと考えてます。 よろしくお願いします。

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  • ORUKA1951
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回答No.2

>ネットで、ステンレスでM3は規定値だとタップが折れやすいという内容が散見されるので、  結構いい加減な情報が多いので・・  そもそもステンレスの種類や止まり穴/貫通穴の区別もされていない情報は無視したほうが無難です。  止まり穴ではなく貫通穴として説明します。  下穴は、M3×0.5でしたら、2.5mmφで下穴をあけます。板が薄い場合は2.4mmを使う必要があるでしょう。(薄いと真円があかないからです。)  ドリルはNachiの6520シリーズが良いでしょう。材質がコバルトハイスで先端の研磨方法も異なります。単なるステンレス用と言っても材質だけが異なる物もたくさんあります。特に小径を手持ちであけるときは注意すること。  6520と通常の500との比較を添付しておきます。  タップは、スパイラルタップは使いません。6mm以下のタップは折れやすいのですが、特にスパイラルは折れやすいので専用のタッピングマシンを使うとき以外で貫通のときはスパイラルを使わないほうが無難です。ジェットタップを使用します。  またM3でしたら、ピンバイスのような工具のほうがぶれないので良いでしょう。(ジェットタップは力がほとんど要らないので)  またオーステナイト系のステンレス薄板は、下穴を2.7mmにして、リーディングタップ--転造タップ--を使うほうがよい場合もあります。(このタップは折れ難いので)。  なお、必ず二硫化モリブデン配合のタッピングオイルを併用します。切りくずはでません。  ※マルテンサイト系やフェライト系のステンレスには使えません。 ★もともとM3のような細径のタップは折れやすいです。 原因は ・最大トルク以上でネジ折ってしまう ・手元が狂う ・タッピングオイルを使用していない。ステンレスの加工には特に重要  スパイラルタップやジェットタップのような螺旋のタップは、行ったり来たりしてはなりません。切りくずがつながってでてくるためそれが食い込んでしまいます。  従来の三本溝のタップはその作業が必要ですが・・  止まり穴の場合はスパイラルタップや三本タップを使います。慎重に・・・

momono14
質問者

お礼

無事ネジを切ることが出来ました。 気負いすぎたせいか、想像より簡単で少し拍子抜けしております。 今回は、具体的な内容の上、調べる語句の端緒に非常に助かった こちらの回答をBAにさせて頂きます。 皆様ありがとうございました。

momono14
質問者

補足

お返事ありがとうございます。 非常に勉強になりましたが、お礼を書く為に更に 検索していると膨大な知識に押しつぶされそうです。 たとえば説明書きの山数とかp表記とか上中先荒は ほぼ同じ意味だと確信出来るまで先に進めないとか… ピンバイスのようなというのは、形状として http://www.amazon.co.jp/dp/B007ZK3Q22 コレでは無く http://www.amazon.co.jp/dp/B001S7K7HA このようなタイプのほうがオススメと言うことでしょうか

その他の回答 (2)

  • ORUKA1951
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回答No.3

 ネジの規格はよほど薄い材料でない限りiso並目(M3×0.5)でよい。1.4mmより薄い場合は細目(M3×0.35)を選択しますがビスが入手し難いです。  ネジを切るという作業は専門的な知識が必要ですが、相手の素材(材質・形状)、用途(必要な強度や腐食性の要求)、仕上がりの形状(案内加工や裏側が盛り上がってよいのか)など具体的な詳細が分からないので、そのすべてをここで説明するのは不可能です。  ただ、「下穴を大きくしてタップの負荷を減らしたい」は明らかに誤った選択肢です。

momono14
質問者

お礼

ご返信ありがとうございました。 残念ながらネジを切った後に内容を確認した形になってしまったのですが、 ご回答頂けたのは嬉しく思います。

  • pct10968
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回答No.1

>規定値の2.5mm~2.6mmではなく2.7mmで下穴を掘ろうと思いますが、 問題有りますでしょうか? ステンレス材の厚みにもよりますね。 通常0.5mのねじ山が0.3mしか無いわけですから、負荷の掛かる所は使えません。 >完成ネジの使用状態としては軽い手締めで、負荷もほとんど掛かりません。 このような使用条件であれば、たぶん大丈夫だろうと思うだけです。 普段は軽負荷の場所でも、思いがけない負荷が加わった場合はねじ山が崩れネジがはじけ飛ぶことは、覚悟すべきです。 並ネジ表です。 http://www.kuzekin.com/namime.html ご存知とは思いますが、ステンレスのドリルは鉄工用では空きません。 ステンレス用ドリルです。 http://www.monotaro.com/k/store/%83X%83e%83%93%83%8C%83X%97p%83h%83%8A%83%8B/ >ネットで、ステンレスでM3は規定値だとタップが折れやすいという内容が散見されるので、 ステンレス用タップです。 http://www.monotaro.com/g/00001091/ 鉄工用のタップを使われたのではないでしょうか? ご存知とは思いますが、ステンレス用タップとはいえ、ステンレスは粘るので、タップが食いついたら、45度タップを切ったら戻し、更に45度切る、戻すです。 下穴が大きいので、粘りは少ないはずですが、基本はこうです。

momono14
質問者

お礼

自分の想定無いでは問題無かろうとの安心が出来ました。 簡単に言えば、貫通穴にゴミが入るのが嫌なので、 蓋をしたいというのが目的でして、 (穴の)分解清掃可能+(蓋の)脱落防止でネジ山を切って ネジで軽く蓋をしてしまえという程度の物でした。 ありがとうございました。