>ネットで、ステンレスでM3は規定値だとタップが折れやすいという内容が散見されるので、
結構いい加減な情報が多いので・・
そもそもステンレスの種類や止まり穴/貫通穴の区別もされていない情報は無視したほうが無難です。
止まり穴ではなく貫通穴として説明します。
下穴は、M3×0.5でしたら、2.5mmφで下穴をあけます。板が薄い場合は2.4mmを使う必要があるでしょう。(薄いと真円があかないからです。)
ドリルはNachiの6520シリーズが良いでしょう。材質がコバルトハイスで先端の研磨方法も異なります。単なるステンレス用と言っても材質だけが異なる物もたくさんあります。特に小径を手持ちであけるときは注意すること。
6520と通常の500との比較を添付しておきます。
タップは、スパイラルタップは使いません。6mm以下のタップは折れやすいのですが、特にスパイラルは折れやすいので専用のタッピングマシンを使うとき以外で貫通のときはスパイラルを使わないほうが無難です。ジェットタップを使用します。
またM3でしたら、ピンバイスのような工具のほうがぶれないので良いでしょう。(ジェットタップは力がほとんど要らないので)
またオーステナイト系のステンレス薄板は、下穴を2.7mmにして、リーディングタップ--転造タップ--を使うほうがよい場合もあります。(このタップは折れ難いので)。
なお、必ず二硫化モリブデン配合のタッピングオイルを併用します。切りくずはでません。
※マルテンサイト系やフェライト系のステンレスには使えません。
★もともとM3のような細径のタップは折れやすいです。
原因は
・最大トルク以上でネジ折ってしまう
・手元が狂う
・タッピングオイルを使用していない。ステンレスの加工には特に重要
スパイラルタップやジェットタップのような螺旋のタップは、行ったり来たりしてはなりません。切りくずがつながってでてくるためそれが食い込んでしまいます。
従来の三本溝のタップはその作業が必要ですが・・
止まり穴の場合はスパイラルタップや三本タップを使います。慎重に・・・
お礼
無事ネジを切ることが出来ました。 気負いすぎたせいか、想像より簡単で少し拍子抜けしております。 今回は、具体的な内容の上、調べる語句の端緒に非常に助かった こちらの回答をBAにさせて頂きます。 皆様ありがとうございました。
補足
お返事ありがとうございます。 非常に勉強になりましたが、お礼を書く為に更に 検索していると膨大な知識に押しつぶされそうです。 たとえば説明書きの山数とかp表記とか上中先荒は ほぼ同じ意味だと確信出来るまで先に進めないとか… ピンバイスのようなというのは、形状として http://www.amazon.co.jp/dp/B007ZK3Q22 コレでは無く http://www.amazon.co.jp/dp/B001S7K7HA このようなタイプのほうがオススメと言うことでしょうか