戻ってくるのは結構ですが、基本的には都落ち。過去に日本復帰で成績の後ろ盾があっての鳴り物入りで再入団した選手は0です。全員、基本的にはMLB球団からリリースされた、言い方は失礼ですが戦力外FAばかり。
現状の日本プロ野球にはそんな傷物の中古品(個人的な言い方ではジャンク扱い)な選手も、助っ人外人の年俸評価で入団させています。そして実際その年俸に見合う成績を上げた出戻り選手も0。
ここまで続いているなら(そもそもMLBで日本人野手、特に内野手は成功することはほぼない)、あくまでも個人的意見ですが日本プロ野球NPBも、他国リーグからの再入団はある程度の制限を設けるべきだと思います。結果的に現在の出戻り選手が日本プロ野球全体のクオリティを下げているのは間違いありませんから。
その中でイチロー選手ですが、将来の国民栄誉賞単独受賞はほぼ確定(過去3回辞退していますが別に辞退回数に制限はありませんし)。はたしてそんな選手を(MLBにありがちな1日契約以外で)戦力として欲しがる球団がどれだけあるでしょうか。
今のイチローならまだ日本で…これは妄想の域を出ません。実際イチローの打撃成績を見ると、この3年(2012年シーズン以降)を見ても、出場イニング数が減っているにも関わらずシーズンの三振数が、MLBを席巻していたシアトル時代とほぼ同じ(60個台)記録している。イチローの絶対的な武器だった投げるボールを捉える技術は明らかに減退している。それが動体視力に起因するのか、それとも筋肉・骨格の老化が原因なのかは分かりませんが。
そうなると、現在の日本プロ野球ではMLBと比べて投手の力量は極端化しています。多彩な変化球を持ちながらコントロールがまとまっている投手、変化球も直球もまるでコントロール出来ない投手、この二極化です。イチローのもう1つの武器は対戦した投手への研究熱心さです。それが辛うじてまだアジャスト出来ているのは、MLBの投手が実はそれなりに少ないパターンで構築されているから(違いは個人の身体能力のみ、で十分データベース化出来る)。はたして日本に今のイチローが戻ってきて、往年の…あるいは絶頂期の打撃を期待出来るかと言われれば、絶対に無理。
イチロー以外の野手については、戻ってきても結構程度の価値しかないと。ただ、何の根拠か知りませんが前述の通り戻ってくる日本人選手を受け入れる日本球団は「元メジャーリーガー」の触れ込みで契約する悪い傾向があります。どう見てもマイナー定着程度の実力しかないにも関わらず。現在MLB各球団に在籍する日本人選手で、自信を持ってメジャーリーガーだと評価できるのは、1人もいません。それをシビアに評価した上でなら、何人戻ってきてもいいと思います。
(どれだけマイナー上がりといっても、それより下の実力の選手がレギュラー張ってる球団はいくらでもいますし。例えばYDBだったりYsだったりCLMだったり。呼ばなきゃ戦力が構築出来ない球団はあるわけで。ただ、某関西系球団HTのように、出来の悪い中古品を契約で守って若手の成長を妨げるような真似だけは、やめてほしいものです。MLB都落ちの選手は、契約面だけはMLB同様の細かい条項をつけているので、どれだけ2軍で活躍しようが(元MLB選手が)ケガしない限り入れ替えが出来ない。ここ何年も続くMLBの選手の停滞感が今日本にも現れつつあるわけです)
お礼
詳細な情報・考察をお教え願いましてありがとうございます。 >イチロー以外の野手については、戻ってきても結構程度の価値しかないと。ただ、何の根拠か知りませんが前述の通り戻ってくる日本人選手を受け入れる日本球団は「元メジャーリーガー」の触れ込みで契約する悪い傾向があります。どう見てもマイナー定着程度の実力しかないにも関わらず。現在MLB各球団に在籍する日本人選手で、自信を持ってメジャーリーガーだと評価できるのは、1人もいません。それをシビアに評価した上でなら、何人戻ってきてもいいと思います。 手厳しいご指摘ですが、まさしく正鵠を射ていると思います。 振り返ってみても、日本球界に錦を飾り凱旋した、さすがメジャー帰りだと思わせるプレー。 そんな野手での活躍勇姿は、ほとんど記憶になく見てないと思います。 <大甘で見ても、城島捕手と井口が、かろうじて印象に残る程度。>