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前歯の初期虫歯の対処方法
前歯の初期虫歯で、かかりつけの歯科医では削って治療する旨すすめられましたが、いろいろ情報を調べてみると削らないほうがよいようなことも書かれていました。 対処に悩んでいます。アドバイスよろしくお願いします。
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「初期虫歯」という用語は人によっていろいろ異なった意味で使われています。 たとえば私は、以前は歯科大学の病理学研究室と言う、虫歯についての理論的な研究をする部門に所属していました。そこの分野の研究者が「初期虫歯」と言う場合は、 まだ虫歯の穴が開いておらず、 歯を抜いて標本にして、 切り刻んでエックス線撮影をして、 それをさらに顕微鏡で観察して、 それでようやく虫歯があったと判断できるようなものを「初期虫歯」と呼びます。これは歯科医院の診療室では虫歯であるとは判定できないような小さな虫歯です。 このような「初期虫歯」はフッ素やキシリトールの入った歯磨き粉を使って適切に歯磨きをすると治ることがわかっています。キシリトールガムや歯磨きのメーカーが、「初期虫歯」が治るのでよく歯磨きをしましょう、と宣伝しているのは、このレベルの「初期虫歯」です。 一方、研究者ではなく、診療に当たっている歯科医師が「初期虫歯」と呼ぶ場合は、素人が外から見ても穴は開いていないけれども、専門家が見ると表から見えにくい部分に小さな穴が開いているような虫歯を指します。このような「初期虫歯」は、もう穴が開いているので、フッ素やキシリトールを使っても治ることはなく、治療をしなければなりません。 ネット上の情報では、上記の2種類の「初期虫歯」を混同して書いている場合がしばしばあります。「削らないほうが良い」のは研究者が呼ぶ「初期虫歯」で、まだ穴が開いておらず、診療室で調べても虫歯があると判定するのが困難であるような虫歯です。質問者さんのかかりつけの歯科医師が治療するように勧めた「初期虫歯」は、すでに小さな穴が開いていて研究者から見れば「もう初期ではなくなった虫歯」です。 かかりつけの歯科医師が治療が必要であると判断したのであるのなら、それは研究者が言う治療が不要の「初期虫歯」ではなく、臨床家が言う治療が必要な「初期虫歯」です。
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- blastma
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ごく初期のむし歯に関しては、確かに今では昔よりすぐには削りません。 MI(Minimal Intervention)という考え方です。 日本歯科保存学会からガイドラインが示されています。 う蝕の進行状態によってグレード分けされています。 さらには、患者さんの年齢、口腔清掃状態、う蝕感受性などを 総合して削るかどうかは考慮しなくてはいけません。
- W6o6n1
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>いろいろ情報を調べてみると削らないほうがよいようなことも書かれていました。 だから、自分の場合も削らなくてよいと、我々に同意して欲しいのですか? あなたの前歯の虫歯の状態と、情報元の状態が類似していると我々には推測もできないのです。 あなたの意見に同意する根拠が見つからないと言うのが現状です。 こんな時、適切な回答をするため、我々はあなたより以上に対処に悩みます。 最悪の場合、あなたに対して、体に不調をきたしたということで慰謝料の請求も考えられるかもしれません。 >かかりつけの歯科医では削って治療する旨すすめられましたが、 今回診察を受けた歯科医の診たてに疑問がある場合は、他の歯科で診断してもらうことも可能です。 歯科医の技能には ピンからキリまであります。 遠慮はいりません。 自分の意向に合った歯科いはいくらでもあるでしょうから、頑張って見つけてください。 失礼しました。
補足
回答ありがとうございます。 さらにアドバイスいただければありがたいです。 虫歯が治らないというのは、理解できるのですが…。 こまめな管理により、治らないにしても、虫歯の進行を防ぐことにより削らないよりは良いということはないのでしょうか?