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統合失調症の人は、なぜ妄想を持つようになるのですか
すべての人ではないようですが、妄想を持つ理由が知りたいと思います。また妄想というのは説得によって変えられないというのも事実でしょうか。
- kaitara1
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- 心の病気・メンタルヘルス
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- ido-kawazu
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こんにちは。ANo７です。 ＞ 統合失調症とうつ病の共通点というのは自己の確立 の仕方と関係しているというようなことでした。 ↑ 「自己の確立」となると哲学領域と感じてしまいます ワタシです。←自我心理学かも知れないな～ 思考のジャンプが起きているのかな～ 苦し紛れかな～。 自我、自己愛、自己一致、自己開示、自己完結、 自己効力感、自己実現、自己主張、自己成就、 自己同一性、自己防衛反応、自尊心、を自分なりに とりあえず決めてしまって迷わないことが確立。 かも知れないな～ 絶対な真実を模索したいのかな～とも。何の為に？とも。 ↑この様にワタシは生活で常に妄想の中に居ます。 全身に神経が在ってその繋がりが器質も含めて絡み合 っているのかな～？ その束から、脳内で自己にとって「最良の選択」したい と思考する精神（妄想）が構成されているのかな～と 感じてます。 その、選択の仕方が関係していると解説されて居るのかも 知れません？
お礼
自己とか自我というのは逆説的なもののようですね。あまり自我を実体として追及するとかえって見失うようにも思います。しかしやはり何かありますね。自我が存在するように思えるというのは妄想ではないと思います。ご教示の内容は大変為になりました。自分なりに勉強させていただきます。
- ido-kawazu
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こんにちは。ANo7です。 ＞ 統合失調症とうつ病に共通な何かがあるのでは ないかと試行錯誤しています。 ↑ 現段階では家庭医学大辞典にもその様な認識で 書かれて居ます様です。 脳内の神経と神経の間で働いている伝達とか遮断とか を行う物質が関係して居るらしいのです。 明らかに原因の特定はされて居ませんが、前回も 申し上げたように、ストレスや環境の変化など、 外部からの因子で起こらなく、脳の中に原因が有る と言う意味で、統合失調症と躁ウツ病は内因性精神病 とも言われて居ます。 従って、症状に至ってはホボ同じ傾向で有る訳です。 むしろ、専門医よりも当事者さんが精神とは？から 分析を始める、試行錯誤（思考錯語）されます事は 結果として解明が早いのです。 内因性で精神を乱す前に、不眠が多くみられる様です、 脳に限りませんが、睡眠は身体全ての再調整を行う為の 重要な時間なのだそうです。
お礼
睡眠の重要さは納得できます。案外不眠の結果、白昼夢になっているのがいわゆる妄想かも知れませんね。ご丁寧にご教示ありがたいと思います。統合失調症とうつ病の共通点というのは自己の確立の仕方と関係しているというようなことでした。
- ido-kawazu
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こんばんは。ANo7です。 ＞ 自己というものが、対話できるほどの強さも 柔軟さもないというべきなのでしょうか ↑ 人間の自覚の基として「聞く事は１０％」 「見る事は８０％」といったことで、ものごと が認知をされて居ますが、心の中に在る無意識 が意識に干渉を重ねる事によって妨げられ、 錯誤行為が起きた事を認識できないと言う事 の様です。 ↑↑ 錯誤行為（失錯）⇒言い間違い、聞き違い、 書き違い、思い違い、ど忘れ、などは、 日常的に頻繁におきますが、その背景には 隠された本心が有るとされて居ます。 例えば、「会議を開会します」と言うべき ところを「閉会します」と言い間違えたと します。 これは、「開会する」と言おうとする気持ち と、「会議なんかしたくない」と言う本心が ぶつかり合って、最終的に本心が勝って しまって、そういう言葉が出たと考えら れます。 ＞ 自己というのは非自己である内面的対話者 との調和ある関係が妄想を排除してくれる というようなことかと… ↑ ご理解いただき、有難うございます。
お礼
大変勉強になりました。統合失調症とうつ病に共通な何かがあるのではないかと試行錯誤しています。
再度です。 「被害妄想」は うつ病 双極性障害 にも見られます。 誰もそんなことを言っていないのにも係わらず話をでっちあげていますね。ある うつ病患者だけかもしれませんが。 自尊心が高くなるのを誇大妄想と申しますが、こちらは双極性障害に多いのです。 統合失調症に多いのは注察妄想というもので、監視や盗聴をされているという恐怖を抱きます。 女性の患者さんであれば恐怖からパニックになってしまうので、説得どころの話ではないと思います。 そういうときは只管に「大丈夫だから安心して」と声をかけるのが宜しいのですが、ネットだけの言葉かけでは真に安心させることは出来ませんね・・・。 しかし全く無駄かといえばそうではありません。 僕の場合ですが、ずっと妄想が続いているのではなかったので、ふと我にかえったときに妄想が事実ではないということに気づきます。 統合失調症では強迫性障害を併発していることがあり、強迫観念を思い出して下されば分かりやすいと思いますが、これを自身で払拭するのはとても難しいですよね。 事実ではないと理解はできるものの恐怖に陥ればどうしようもないといった状況です。 妄想を陽性症状と申しますが、これにはドパミンが過剰に放出されることが原因だと考えられています。
お礼
大変為になるおはなしで、参考にさせていただき、さらに勉強してみたいと思います。ご教示ありがとうございました。
- ido-kawazu
- ベストアンサー率26% (88/327)
こんにちは。 ＞ 統合失調症の人は、なぜ妄想を持つようになるのですか ↑ 妄想を持つことが統合失調症の人に多く、特徴的なもの では無い。被害妄想や誇大妄想などは人であれば誰にでも 備わった感性だと先ず質問者さんとワタシの意識を統一 しておきます。⇒統合。 失調はご自分の中で判断する中間的基準調和が程度を越えた 偏りとなり、調和の乱れた状態です。 ＞ すべての人ではないようですが、… 妄想を持つ理由が知りたい。 ↑ 予想や予測は人の生命活動では重要な感性です。⇒妄想。 ＞ 妄想というのは説得によって変えられないというのも 事実でしょうか。 ↑ 統合失調症と医師から診断された場合、実態を目にして、 証明された事柄を確認しながらも認められないと言うのは 事実です。 観念的な思考とか感情だけの判断からの離脱が出来ない 状況を言って居るのでしょう。 ↑↑ 意外かもしれませんが、１２０人に１人の発生率らしいのです。 ストレスや生育環境などの外的なものが主因では無いらしい のです。 自問自答して居る時に２人の自分が会話しています、この ２人の意見が合わない状態を考えて下さい。 最良の判断をしたいと思えば、折り合い（調和）を付けなけ ればなりません。この作業が上手くいかないのは、大声で 威圧的な１人が命令を出し続けて居るからです。 意識的に無視をしない事です、もう１人に頑張ってもらわ なくてはなりません。 投薬で鎮めながら、調和に近付けることが求められます。
お礼
自己というものが、対話できるほどの強さも柔軟さもないというべきなのでしょうか。大変為になるお話でした。同行二人というような言い方がありますが、自己というのは非自己である内面的対話者との調和ある関係が妄想を排除してくれるというようなことかと思っております。ご教示ありがとうございました。
- smi2270
- ベストアンサー率34% (1640/4699)
確かに 妄想が強い感じですね～（被害妄想） それと 意外と自尊心が強く 人によっては 「私が全て正しい」や「私が正義だ」や 「統合失調症は遺伝なので自分には責任は無いが 鬱患者は 遺伝ではないので 甘えてるだけ」 等と 考える方も居るみたいですよ。
お礼
いろいろ教えていただきありがとうございました。
こんばんは。 こんな時間なので考えが纏まりませんが、僕の経験から感じたことをお伝えします。 >また妄想というのは説得によって変えられないというのも事実でしょうか。 統合失調症と申しましても様々でして、僕の程度であれば妄想を是正しなければいけないんです。 理路整然とした説得であれば納得できる力はありました。 これが前頭葉の委縮を伴えば認知症と同じで説得しようとするのはかえって本人の思考の混乱を招くのかもしれません。 これはうつ病も同じで、励ましてはいけない段階と、励まさなければいけない段階と同じです。 >妄想を持つ理由が知りたいと思います。 アドレナリンの過剰分泌も原因の一つとされています。 しかしそれが全てではありません。 精神疾患はまだまだ解明されていない分野ですので、当の本人でもこれは分かりません。
お礼
大変参考になるご教示でした。ありがとうございました。
- d194456
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妄想は結果であって原因ではないですよ。 統合失調症の人は、幻覚の前に悩み事や問題を抱えて居た筈です。 その悩みや問題が、解決できる方法があれば、悩む必要は無いですよね。 解決できない問題を解決する為には、あなたならどうしますか。 人の年齢とは関係なく、問題解決に繋がる「お話」を作ります。 理屈が通るかどうかは、健常者には理解できないでしょうが、統失の本人だけには理解できる「お話」です。 説得は健常者に理解できるお話であるでしょうが、統失の本人には矛盾したお話です。 何故説得で、苦しみの問題と共存させようとするのでしょうか？ 患者自身が新しい「お話」を見つけたら、妄想などは無くなりますよ。
お礼
ご回答を熟読させていただきます。どうもありがとうございます。
- birth11
- ベストアンサー率37% (82/221)
妄想が起きるには自覚していない幻覚や幻聴が大きく作用します。 幻覚や幻聴の種類はとても沢山あり、幻覚や幻聴を自覚することが妄想を抑える唯一の方法だと思います。 とはいえ、自覚していないで妄想を持つ方が健全であるとは思いますが。 例えば、雰囲気を感じる幻覚による妄想。 人の声が聞こえる幻聴による妄想。 あり得ると強く思う幻覚による妄想。 音声でなく感覚で感じる幻聴など幻聴にもいろいろあって。 こんなに沢山幻覚・幻聴があれば妄想の一つぐらいするでしょう。 「統合失調症の人」と書いてありますが、自称健常者と言っている健常者も、 自覚していない幻覚・幻聴が作用している可能性も否めないと思います。 説得によって妄想を変えることができるか。 その妄想をしている人は、妄想の中で自分の生き方を作っていっているので、 妄想を変えることはとても難しいと思います。 妄想から自殺へとつながることも考えられるので、この辺、 気をつけなければいけないところだと思います。 難しくても自分たちが動かなければ自殺者が後を絶たないと思います。 「自分たちが動く」と言いましたが悪い妄想でなければ動く必要はないと思いますが。 以上で納得されましたでしょうか。
お礼
大変難しい御はなしでしたが、繰り返し読ませていただきます。どうもありがとうございました。
ホント、なんででしょうね。 私も知りたいです。 なんとなくの原因や治療法、対処法はわかってるし、そんなはずはないと頭でもわかってます。 ただ、この自分の中でこうだと確信したものを変えることが出来ないんですよね。 この妄想がなくなればもっと人生楽に過ごせると思います。
お礼
世界のすべてを自分が知ろうとして、かえって自分で限界を作ってしまっているのかもと思います。これが妄想とすれば周囲の人と共有できませんね。入口はあっても出口がない部屋が妄想だとすると普通の人は入り口も出口もある部屋のような感じで生きているのかもしれないなどと考えました。
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お礼
勉強になります。自分なりにわかりました。あえて申せば、統合失調症の人が抱く思いは世間では妄想といってもご当人には妄想ではないということですね。またこれも大変勉強になったのですが、最後のほうにお書きになって幸せになれる条件はいわゆる普通の人にもそのままあてはまることだと思いました。重々お礼申し上げます。