「うみねこのなく頃に」のキャッチコピーは「アンチミステリーVSアンチファンタジー」です。
そして、ゲームマスターである魔女の謎を解く物語でもあります。
1986年10月6日。午前零時。六軒島爆発事故が発生。
島から帰還したのは、右代宮絵羽ただ一人。そして彼女も口を噤んだままこの世を去った。
以上が真実です。
各エピソードは親族会議のあった2日間に何があったのかを主題に、
真実を理解している者が下記ルールに従い作った物語です。
・共犯がその度に変わる。金に困る親族の買収は容易。
・場の全員が共有する嘘は現実として描写される。
また、黄金の蝶は「共犯者」「死者」「30分以内に死亡する非買収者」だけが観測可能。
前半エピソードではゲームのルール、魔女との戦い方(議論の仕方)を学び、
後半では主に動機が明らかになっていきます。
エピソードが進むに連れ、真相が明らかになっていきますが、
キャラクター、ゲーム内でのルールも増えていくので複雑になっていきます。
長くなってしまいましたがネタバレさせてもらいます。
原作作品内での結末は戦人がベアトリーチェのいる黄金郷に辿り着いてエンディングです。
作品の都合上、犯人では無く魔女の正体になってしまいますが。
誰が魔女かと言いますと・・・、ヤス=安田紗代です。
現在連載中の漫画版で初めて具体的に真実が明かされつつありますが
どうやらEP7のお茶会が真相であると書かれる模様です。
内容は、
親達が碑文を解き黄金、ついでに爆発物を発見、分配に揉めてるうちに殺人に発展。
霧江、留弗夫が爆発利用での証拠隠滅を加味に財産独占に向け行動。
絵羽が霧江、留弗夫を返り討ち。時限爆破装置により真相・証拠は全て闇の中に。
全てのエピソードは多少強引ですが、
作品内のヒントで、人間の犯行で推理出来る物語になっています。
漫画版では、原作では推理の上で成り立っていた真実を、より具体的に、分かりやすく、
ハッキリしたものになるよう補足されています。
2014年8月現在、EP7(裏お茶会)、EP8(中盤ぐらい)が連載中です。
非常に長くなりますが魔女のキャラクター、動機を纏めたものを参考URLに載せておきます。
お礼
詳しく記載していただきありがとうございます。 「ひぐらし」が好きだったという話で盛り上がり、今「うみねこ」も読み直している途中なのですが、やはり「はぁ?」みたいな展開が多くて挫折しそうだったのですが「アンチミステリー」と思うともう少し読み進めることができそうです。 回答ありがとうございました。