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にせものの掛け軸について
きのうテレビのなんでも鑑定団で、掛け軸がでてきて両方ともニセモノで工芸品の印がみずらいところにおしてありましたが、これは違法ではないの。 少し前にテレビのニュースで、ブランド品の紙袋を加工して販売していた方は捕まったのに、どうして掛け軸はいいの。
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これは著作権によるのではないかと考えます。 つまり絵画・彫刻の著作権は、作者死亡後50年ですから、明治時代とか江戸時代のものには著作権が無く、例えば私がミロのビーナスやダンテの地獄門を模造して、レプリカとして売っても問題ないと思われます。 また例えば国宝の源氏物語絵巻なども、原作者のオリジナルと言うより当時の平安貴族が模写したものが伝えられたようですし、印刷技術の無い時代は模写・模造が普通に行われ、その意味では有名人が模写・模造したものは「偽物」が「本物」同様の価値をもつことも珍しくないのではないでしょうか。 わが街でも戦災で焼けたお城の障壁画の修復をしており、完成した物は特に誰が模造したとは書いてありませんが、原作者の狩野永徳さんのご子孫がクレームを付けたと言う話は聞きませんし、偽物作りに公金を出したとの批判もありません。 つまり偽物を本物と偽って売れば詐欺ですが、古美術を自己責任で買う分には、偽物であれば判断ミスですし、掘り出し物であれば売る側の判断ミス、駆け引きと考えます。 一方ブランド品は商標登録とかがかかわってきて、偽物を売られれば営業妨害ですから、これはダメと言う判断では無いかと考えます。 私自身は法律の専門家ではないので、勝手な野次馬意見です。
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- ogura-an
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商売としては至極まっとうです。応接間や喫茶店にルノアールやミレーの複製品が飾ってありますが、これらを購入した人は複製品であると最初から納得して買いますし、販売する側も複製品として売ってますよね?テレビに出ていた作品も、最初は複製品として販売されており、値段も高いものではありません。買う人は玄関や床の間の装飾として購入するわけです。製作したのは大塚工藝社という会社で、私も取引したことがありますが、技術は日本トップクラスでした。販売にあたっては所蔵者の許可を取り、著作権は消滅していてもなにがしかの謝礼を支払う場合もあります。問題なのは明らかな複製品を本物として販売した古美術商です。ただし、120万円という値段は玉堂の本物ならばありえず、購入者にも「あわよくば」「本物ならラッキー」位の気持ちがあったかもしれません。確実に本物の玉堂が欲しければちゃんとした店でそれなりの値段で購入するべきです。もちろん値段は相当ですが。業界でも名門とされる店は、素人相手に偽物を売ったとなれば看板に傷がつくので、返品に応じてくれます。
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さっそくのご回答ありがとうございます。 ふーん、そうなんですか。 絵のうまい人っていいですね。 なんでも鑑定団で掛け軸を一本は京都で120万円で、もう一本はオークションで7万円で鑑定金額は55,000円だって、いいしょうばいだなぁ。