No.1の方の回答に同感です。
とりあえず手っ取り早く資格を取りたいのか、大きな書道展で実績を残したいのか、自分の実力をしっかり磨きたいのか、という目的によって選ぶところが変わると思います。
また、中国の古典の臨書を徹底的にやりたいのか、漢字仮名交じり文のようなものもやりたいのか、毛筆仮名もやりたいのか、創作をメインにしたいのか、というような路線も重要だと思います。
ただ、どちらにしてもはっきりしていることは、どの書道会に入るか、ではなく、どのような先生を選ぶか、ということの方がはるかに重要だということです。
アルバイトのような感覚で実力の低い人が先生をやっている書塾もあると聞きます。
そして、得意とする字は、先生によって異なりますので、何を中心に学びたいか、どういう目的で学びたいのか、ということをはっきりさせ、そこから先生探しをすべきでしょう。
私が習っている先生は、大家にもかかわらず気さくな方で、臨書も仮名も創作も実績を持っている先生です。たまたまそういう先生に巡り会えたので幸運でした。でも、最初はよくわからず、とりあえず自分の家から通いやすいところを探してしまいましたね。でも、その先生について学ぶうち、やはりどこで習うか、ではなく、誰に習うか、ということが重要なんだと痛感するようになった次第です。
先生の書歴や得意とする字、実力や人柄などは、インターネットではなかなかわかりませんので、ある程度目星をつけたら、実際に見学に行ってその先生にお会いしてみることを強く勧めます。その先生の書風が好きになれるか、尊敬できる人柄かどうか、自分の求めることを学ぶことができるか、自分の目で確かめるしかないでしょう。
誰かが勧めたからといって、自分にも合うとは限りません。5年10年単位でお世話になることになるでしょうから、焦らず探してみた方がいいと思いますよ。
お礼
遅くなってしまい申し訳ございません。 書を学ぶということは、簡単なようで本当に奥が深いですね。とにかく書くことが好きだったので、何も考えずにひたすら書いていました。今まで師にはとても恵まれたと思っています。はじめ私は会には所属せず、学校の先生に習っていました。このお方が本当に素晴らしい方で、私は書道が本当に好きになったと思います。しかし、卒業するともう習うことができず、紆余曲折を経て、(ブランクというべきでしょうか)結局学校で習っていた時、他のみんなが通っていた先生にお世話になりました。この先生は日本習字の先生で、またひたすら書き師範までとりましたが、会の特徴というのか書風が違うためか、他の展覧会に出品しないため、私は創作というものをやったことがありません。とにかく書くのは得意ですが…。 よって私は日本習字を師範取得と同時にやめ、今のところに移りました。今の先生もとても実力のある方です。先生の書が好きで、あこがれて移ったのですが、どうしても、先生の所属する会の書風は好きになれません。わざわざ書きたくもない書風でお金をかけて展覧会に出品したいとも思わないのです。(今の会こそ独特の書風です) よってどこか良いところがないか探していました。ihuviさんのおっしゃるとおり、素晴らしい先生がいらっしゃればいいのですが、私のかつての恩師は公務員ですし、なかなか見つかりません。あまりお金に汚くない、信念のある会派はないのでしょうか…? 最近は、人に頼らず、本を読み臨書からさらに書法を学び、自分のものにしていくのが最近一番いいのではないかと思うようになりました。恩師のように、無所属でも大手の書道展に入選出来るくらいになりたいです。書と全く関係のないところで生きていながら、なぜか書友ともめぐり会い、独りよがりにもならずに済みそうなので、とりあえず古典を色々と学び、地道に精進して参ります。 ご回答いただきましてありがとうございました。