仏教
私の案内人は、ちょっと間をおいてから、続けました。
(これこそが、仏教で説明していることなのです。仏教では、人が死ぬ時に、その死者の霊魂は数々の悪魔たちから逃れるように、十分用心しなければならず、そうでないと、霊魂は再び肉体を与えられて、輪廻のサイクルに逆戻りしてしまいます。他方では、上手くその悪魔から逃れることができれば、このサイクルから開放されて、覚醒による喜悦の境地に入ることができると云います。
実は、これは個人にではなく、全体としての人類にとてもよく当てはまる記述なのです。人類は何かの選択を迫られるたびに、自分たちを輪廻のサイクルに逆戻りさせる悪魔たちに抵抗しなければなりません。ここでいう「悪魔たち」とは、人間同士の攻撃心や、周りの自然環境を破壊する心です。また、「覚醒による喜悦の境地」というのは、科学が人々に奉仕する文明の黄金期のことで、科学的な方法で目の不自由な人にも物が見え、耳の不自由な人にも音が聞こえるという、地球上の楽園を意味します。
悪魔たちのことをよく用心していないと、輪廻のサイクルに逆戻りし、原始の状態から再び出発して、苦しみに満ちた敵意のある世界において、より発達した社会に向けてゆっくりと発展していかなければならないのです。
輪廻を表すスワスティカ(まんじ・鉤十字)が、古代の多くの文献中に見られるのと同じように、私たちの紋章に描かれているのはこのためです。問題は、科学の平和利用がもたらす楽園を取るか、それとも、人間が自然を支配して利益を得るのではなく、自然に服従する原始時代への逆戻りという地獄を取るか、の選択です。
これは、自分たちの惑星から脱出できるようになる人類が、いわば、宇宙的レベルで決断する場合の当然の選択なのです。自分たちの攻撃性を完全に抑えることのできる者だけが、この段階に達することができるのです。そうでない人々は、自分たちの科学技術が発達して、人類を破壊し尽くすだけの十分な武器が発明できれば、直ちに自己破壊への道を辿ることになるでしょう。
ですから、私たちは、向こうから接触して来る人たちに対しては、全く何の恐れも抱いてはいません。これまでの何千というコンタクトによって、自分たちの惑星系から脱出できるほどの人々は、例外なく平和を好むという宇宙の絶対法則が実証されてきました。
自分たちの太陽系から脱出できるということは、とりもなおさず、その人々が、太陽系脱出旅行にも、また取り返しのつかない破壊をもたらす攻撃兵器の生産にも利用できる、決定的なエネルギー源を発見し、しかも、自らの攻撃性を制御できないことに起因する「進歩から破壊へのサイクル」からは、すでに脱却してしまったことを意味しているからです。
この地球上では、あなたが住んでいる地方のフランスが、ヨーロッパをひとつにまとめようとしていますが、これはすでに正しい方向へ向かっていると言えます。フランスは軍隊を持たない最初の国となるべきで、それにより全世界に模範を示すことができます。そうなれば、フランスの職業軍人たちは、平和を維持するヨーロッパ軍隊の基礎を築くことになるでしょうし、それが引いては、平和を維持する世界的な軍隊へと発展していくことでしょう。軍隊は、戦争の守護者であることを止めて平和の守護者となり、その名は、今よりはずっと尊敬の値するものとなるでしょう。
ひとつの重要な国が、他の諸国がそれに続くような道を示すことが必要なのです。フランスが徴兵制度を撤廃し、フランスの職業軍人たちが、フランスが推進しようとしているひとつのヨーロッパのために働くからといって、周りの国々がフランスに攻め込むことにはなりません。
それどころか、周りの国々はすぐにフランスの真似をして、あとからついて来ることになるでしょう。ヨーロッパの軍隊がいったん出来上がってしまえば、単一のヨーロッパ通貨を作り、それによって、ヨーロッパ経済をひとつにまとめることができます。
この過程は全世界に広がり、さらに最初のメッセージで私たちが述べたように、単一の言語が作られ、地球上のすべての学校で、必修科目になるでしょう。この道を示さなければならない国があるとすれば、それは、フランスをおいて他にありません。
自分たちの破壊の原因となる兵器を蓄積する時、いつも「抑止力」という、もっともらしいことが言われますが、各国が誰か(誰なのかが実際上、決して分らない誰か)の攻撃を抑止しようとした場合、その「抑止力」が何かの拍子に侵略力に変わり、全世界の命取りにもなりかねない危険がいつも付きまとっています。
人間は過去を元にして未来を考えます。しかし、これは間違いです。過去は笑い飛ばすべきものであり、現在を過去の上に築くのではなく、未来のために現在を築き上げなければなりません。先進国の人々が、未来のために現在を築き上げなければなりません。先進国の人々が、原始そのものの状態をいくらかでも脱却してから、まだわずか三十年しか経っていないことを、あなたはよく理解する必要があります。あなたがたは、ようやく原始状態から抜け出し始めたばかりです。地球上では何百万という人々がいまだに原始状態に留まり、空に何かを見るときには、必ずそこに〝神〟の表れを見るといった有り様です。それに、経済的に遅れている国々では大抵、神を信じる宗教の影響力がとても強いことはご存知ですよね。
過去の宗教や年寄りを無条件に崇めるのではなく、知性こそを崇拝すべきです。それと同時に、年寄りたちが確実に快適な人生を過ごせるようにしてあげて下さい。遠い祖先を尊敬すべきではありません。
それどころか、祖先たちは、自分自身の心を宇宙に向けて開けない、哀れな、視野の狭い原始人に過ぎなかったこと、また、世代から世代へと価値のあるものをほとんど何も伝えることができなかった、ということの例示とされなければならないのです)
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一 最も知性的な人びとによって、天才たちの間から選出された人びとから構成される単一の世界政府を樹立することにより、地球を、人種・宗教・文化もしくは知性の程度により差別されることのない、全住民にとって幸福と開花の世界にすること。
二 この目的達成のために、あらゆる手段を活用すること。
三 個人もしくは集団による暴力を廃止すること。
四 労働の法則をやめて、開花の法則に置きかえること。
五 支配者層の知性の欠如から引き起こされている、破滅の危機から人類を救うこと。
ラエル著
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> 国民の立場から集団的自衛権での自衛隊の「国民の負託に答える」とは >
上記に“ 徴兵制度を撤廃し ”とあり、“ その「抑止力」が何かの拍子に侵略力に変わり、全世界の命取りにもなりかねない危険がいつも付きまとって ”とある。 世界の歴史は、徴兵による内外の人々への危害で塗りこめられていることが判る。
日本国憲法の悔恨前文にも通じるものがあるとおもいますが、「 悪魔 」ともある。
「 悪魔 」、内外の人々へ危害を加える者たちを警戒し除去することが自衛隊の「国民の負託に答える」姿勢となることとも見える。 内外の人々に危害を加える鬼の様な者が出没するのを警戒する。その鬼の勢力_殺人勢力が拡大することを警戒する。まず、一点なのではないでしょうか。
そして、内外の人々に危害を加えるものが人間集団だけではない。気象によるもの地震崩壊等によるものetc..、それら天変地異にも対応し迅速な救命活動を展開すること、それが二点目となるのでしょうか。
その他にも、慢性的な地域的障害、砂漠地域とか冬季封鎖地域とか明らかに貧困する地域が現存するのでしょうが、それらにも手が回るようなら更に人々の嘱望を得るものとなるのでしょうか。 世界で一丸となってそれらに取り組むのであれば、世界の和は拡大し、政治不正も小さなものとなっていくのではないでしょうか。
お礼
御回答ありがとうございます。漢字の間違いはお詫び致します。 御回答者様の御回答が正論なら地雷の撤去は日本の経済的財産を守る…拡大解釈すれば幾らでもアメリカ軍の後ろで戦争させられるのでは?…これを懸念しての質問です。御回答を批判するつもりは有りません。寧ろ正論だからこそ…です。 それで戦後初の戦死者を出さない努力…出来るのでしょうか?…歯止めと拡大解釈…最後はアメリカ次第では?と思うのです。隊員と家族関係者は不安でしょう…。 なら最初から最悪国の為に死んでくれ!を前提に死者を1人でも少なくする努力を議論した方が隊員も覚悟出来るのでは?…って除隊者が増え入隊者が少ない…問題も有りタブーな議論だとは思います。 つまり本音はアメリカ次第で拡大解釈…国民の付託とはアメリカの言いなりと解釈出来ませんか?…。集団的自衛権とはアメリカと一緒に戦争しろ…と解釈出来ませんか?… 究極、集団的自衛権でアメリカに守られてる日本は歯止めの3原則を縦にアメリカに逆らい続けられますか?…アメリカも馬鹿では無い筈です。今の日本政府では無理だと私は思いますが如何で御座いますか?… その辺を御教示戴けますと幸いです。 だから国民の付託とは何ですか?…と質問させて戴きました。