私が主宰するドラム研究会で行なっている方法をご紹介します。
文面だけでは伝えるには難しい面もありますが、参考にしていただければと思います。
楽に出来るテンポから徐々に早くしていくのが良いと思います。
最初は8分音符を片手で練習します。
1.軽くグリップして、力を入れないで連打できるテンポとスティックの振幅を維持します。
2.強くとか弱くとかは考えないで、手首の返しだけで自然に楽に連打します。
3.連打しながら肩、腕、手首、指の力んでいる所を探して、そこの力を抜くように努力してみて下さい。
この時のリラックス感を掴むのが大変に重要です。
4.ストロークの振幅を一定に保ちながら、打面の位置を変えてみて、一番ショットしやすい位置を探して固定します。
5.テンポをキープしながら、徐々にスティックの振幅を大きくしてきます。
この時に決して強く叩こうとしないで下さい。
スティックと手首の重さでショットします。
次に振幅を徐々に狭くしていって、最後は1~2cm程度の高さでヘッドの弾みだけでショットして下さい。
以上を
A.右手と左手でそれぞれ練習します。
B.両手で一緒に練習します。
C.16分の裏打ちをAとBの方法で練習します。
D.両手交互打ちで16分を右スタート、左スタートでそれぞれ練習します。
F.A~Dがスムースに楽に出来るようになったら、テンポを上げて、同じ練習をします。
面倒なように思われるでしょうが、この方法は確かに効果があります。
テンポを上げればロールの感覚もつかめるようになります。
スティックワークもサウンドも改善され、より高度な奏法の基礎となります。
グリップは様々試してみてください。
ひとつの方法にこだわる事はありません。
グリップによってサウンドが異なるので、表現方法によって使い分けると考えたほうが良いでしょう。
難しい事にチャレンジする事は素晴らしいことです。
今出来る事を完成に近づける日々の努力が、高度な奏法習得を容易にしてくれると思います。
頑張ってください。
お礼
わかりました!やってみます。丁寧に教えていただきありがとうございました!!