DNSの役割をシッカリと把握できていますでしょうか?
ドメイン・ネーム・サービス の事であってご自信で書かれている通り「名前解決」のサービスを提供しているbindが主本体となります。
ここで「ドメイン」という重要なキーワードが出てきますが、Windowsが行っているソレと、古くはWindowsがネットワークに繋げられない時代からネットワークの構成に深く関わってきたUNIX系のいうソレには あまりに大きな隔たり というか誤認乖離が存在します。
どちらの「ドメイン」の事を言ってるのかで認識も解答も異なりますので その点だけはハッキリさせておいて下さい。
因みにインターネットの世界ではUNIX系に準拠したDNS(bind)で話をする事が多数を占めます。そして企業内のネットワークにおいてはWindowsのいうドメインは全く異なる動作をするモノです
「DNSの設定を見た」とありますが どうやって見たのでしょう? というかドコにある設定ファイルを覗いたのでしょうか?
本来、bindが稼動しているのはサーバであり家庭内LANであればDHCPを提供しているサーバに同居させるのがデフォです 本質的にはデフォルト・ゲートウェイのIPアドレスを持つホストが提供すべきサービスというのが筋ですけとね。
宅内サーバを稼動させておらずネットワークに疎い人の場合、多くは「ルータ」に依存していると思われますが どうですか?
ルータの設定画面でIPアドレスとネットワーク内での固有名を関連付ける画面があるならソレがBindが機能する事を示す材料になると思われます。
この時、問題になるとすれば DHCPです。
DHCPはダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコルという名前の通り ホスト(端末)に関する設定を流動的に行います。流動的というタイミングは総じて「はじめて繋いできた時」が主です。DHCPは始めて繋いで来た端末に宅内LANで利用されているIPアドレスを期限付きでレンタルします。この機能のおかげで宅内LANへの新規設備導入が容易になることは想像できると思われますが同時に弊害としてIPアドレスが何番に設定されているかは接続後で無いと把握できない という症状に見舞われます
そしてbindは”事前に”IPアドレスとホスト名を 紐付ける機能を提供し、ホスト名での検索サービスを手助けする役割を持っています
この2つの説明を読んで それぞれの利用タイミングが ちぐはぐ になってる事に気が付かないようではコノ話題には付いて来れてない証拠なので申し訳ないのですが これ以上深入りせずiPhoneの名前解決は諦めた方が良いと進言しておきます
話の内容を理解し 問題の根幹に気が付いた という前提で話を進めますと もう答えは判りますよね?
iPhoneのIPアドレスは固定し、DHCPでレンタルされるアドレス空間をiPhoneで指定したアドレスより後ろに設定する事で解決できると思われます。
難しいな と思ったら絶対に手を出さないで下さい
宅内でサーバ運用をしてみれば誰でも経験する「ネットワークからの締め出し」を食らいかねません。宅内サーバならまだ「サーバ(ルータ)まで走れ!」で済む話ですが かなりシンドイ目に遭う覚悟が無ければ容易に踏み込んで良い案件ではありません
それでもツッコムか否かは ご自身の判断に委ねます
私は責任をもてませんので 悪しからず(u_u)