リキテックスと水性アクリルと油性絵の具の違い
水彩絵の具と油彩では、乾き方のスピードが違うので、油彩はキャンバス上でも混色がゆっくり出来ます。水彩絵の具は、乾くまでの時間が、水分が蒸発するまでの時間なので、10分から20分経過すれば、下色の上に色を塗ることになります。
リキテックスは水性ですが、乾けば耐水になり、下色が溶け出すことが、ありません。
プラモデルの水性アクリルは、溶剤の中で溶けています。当然、水で溶いたリキテックスより、早く乾くと思います。当然、混色をしている間に乾いてきてしまうので、絵の具皿で混色すると言うより、瓶の中で混色します。
さらに油性絵の具はラッカー系、エナメル系があります。ラッカー系は速乾だし、次にエナメル系が早く乾きます。ラッカー系より遅いので、艶を出したいときはエナメル系です。表面に透明な皮膜層が出来るからだと思います。
そこで質問なのですが、ホワイトメタルやプラスチックを塗る際に一番適しているのは、どれになりますか?
下地が、水分を吸収する紙の場合、リキテックスは最適ですが、水分を吸収しないプラスチックやホワイトメタルの場合、先に表面が乾いてしまった場合、いつまでもベタベタするような気がするのです。結果、皮膜が弱い。
ホワイトメタルやプラスチックの塗装は、速乾性のあるプラモデル専用の水性アクリルが適していると言うことになるのでしょうか?
リキテックスでもプラモデル専用の速乾性の絵の具でも同じでしょうか?
今までプラモデルにリキテックスを使わないで、プラモデル専用絵の具を使ってきたのは、艶を出すためだと思ってきたのですが、艶や金属的輝きが必要なければ、艶消し状態なら、リキテックスの方が、絵の具皿で理想の混色が出来ると言うメリットがあると言うことになるでしょうか?
お礼
多めの水で溶いてメッシュ部分を通った水を沈殿させて、上澄みを捨て沈殿した絵具部分を乾燥するという事ですね。 想像では、絵で塗るくらいの濃度を想像していたので、サラサラの状態を濾すという事は想定しておりませんでした。 Postizos様の方法でやってみようと思います。 回答、ありがとうございました。
補足
質問者です。 実際にやってみました。 メッシュというのが買うと結構高価ですし、目が粗めのガーゼを代用する事にしました。 瓶の口にガーゼを被せ少し凹ませて液溜まりを作り、周囲を針金で固定し、濾し装置完成です。 ゴミの混ざった水干絵具を絵皿に取り、まずは少量の水を混ぜ・・・瓶のカケラも入っておりますので、ケガをする恐れがあるので乳棒で少しづつ潰してちょっとづつ水の量を増やしました。 日頃溶く事もない量の水干絵具を溶きましたが、そしていつもと手順が違います、ニカワを混ぜずにただ水だけで溶くと、知らなかったのですが驚くほど混ざりが悪い。分離しているような状態ですね。 そのサラサラの水干絵具液を先ほど作った濾し器に少しづつ流し込みました。 ・・・ん? 溢れ出ました・・・ やり方にそもそも問題があったのだと思います。 まず、メッシュを使ってない、そして、漏斗的なものが必要です。 そして、絵具液を流す前に、水を何度か流して確認が必要です。 その水を流すことによって、絵具液が浸透しやすくなるという効果も考えられます。 とりあえず体験記だけ書きますが、 絵具液はまったくガーゼを通らず全て外に溢れました。 水干絵具の粒子の方が大きく、ガーゼに溜まり、水を塞いでしまったものと思われます。 瓶の中には数滴しか水気がありませんでした。 こういったゴミが混ざった物から絵具だけ取り出すのは、素人にはかなり難しい作業なんだな、と思いました。