- ベストアンサー
自己破産をするという事
いつも読ませて頂いております。 このたび、債務がひどく自己破産を勧められました。 多分自己破産をすることで、現状よりだいぶ楽には なるでしょう。 ただ、気掛かりなことがあるのですが。 巷の本を見ると「デメリットはないに等しい」と 唱われております。 でも実際、本当に社会上制約はあまりないのでしょうか? もちろん借金ができない等は自己破産をした人間と して当たり前だと思います。 もし、この点で経験者の方などお聞かせ頂ければ お思います。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以下が破産者の受ける不利益のリストになります。 1. 市町村役場の破産者名簿に記載されます。(存在自体もあまり知られていませんし、免責の決定がされれば抹消されます。) 2. 官報に掲載される。(普通の書店には置いてありませんし、一般の人には縁のないものだと思われます。) 3. 公法上の資格制限 破産者になると弁護士、公認会計士、司法書士、税理士などの資格所有者は資格停止になり、業務をすることができません。 4. 私法上の資格制限 破産者は後見人、保証人、遺言執行者などになることができません。合名会社、合資会社の社員および株式会社の取締役、監査役については退任事由になります。 5. ローンやクレジットを利用することができなくなります。 なお、破産管財人事件については以下の制約も追加されます。 6. 自分の財産を勝手に管理、処分できなくなります。 7. 破産管財人や債権者集会の請求により必要な説明をしなければならなくなります。 8. 裁判所の許可なしに住所の移転や長期の旅行をすることができなくなります。 9. 裁判所が必要と認める場合には身柄を拘束される場合があります。 10. 郵便物は破産管財人に配達され、破産管財人は受け取った郵便物を開放できます。 その他、一般に誤解されている点をリストにしてみました。 1. 戸籍謄本・住民票には記載されません。 2. 会社は破産を理由に解雇する事はできません。(原則として、自分から言わないかぎり会社に知られることはありません。) 3. 選挙権や被選挙権などの公民権は停止されません。 4. 保証人になっていなければ、家族には支払い義務はありません。 5. 最低限生活に必要な家財道具(パソコン、テレビなどを含む)衣服などは差し押さえされません。
お礼
なるほど、やはり一般的に言われていることは間違いも多いのですね。有り難うございました