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炭素固定技術(CCS)は温暖化対策に有効か?

過去80万年間、大気中のCO2濃度は180~300ppm間で変動しており、特に、過去1万年間は260~280ppmで、ほぼ一定の濃度でした。この極めて安定した気候の恵まれ、人類は永永と歴史を刻んできました。 ところが、160年前頃から化石燃料を大量に消費するようになると、CO2濃度は、急激に上昇しだして、2012年には393ppm(温室効果ガス濃度430ppm、CO2の10%増)に達しました。 しかも、現在の温室効果ガス濃度は年間2.2ppmで増加中なので、あと10年足らずで「2.0℃以下」の条件である450ppmをオーバーしてしまいます。 それで、IPCC第5次評価報告書では、すぐにはできないが、今世紀後半にはオーバした分を人為的に回収して450ppmに戻すとしています。 しかし、現在世界で年間318億トン(2011年、日本は3.7%)排出しているCO2を回収するには、日本だけでも、1年分で東京ドーム130杯分の炭素貯蔵施設が必要になります。 (計算根拠:CO2の炭素換算0.273、炭素比重2.0トン/m3、東京ドーム124万m3) 原発事故以来、日本人は「数万年に一度活動する可能性がある活断層が明日動くかもしれない」と危惧して原発の稼動を遅らせる一方、一刻の余裕もない「気候変動」には目をつぶり、年間3兆円もの化石燃料を輸入して、近い将来回収しなければならないCO2を12億800トン(※)も多く排出しました。 (※:2010年度からの2年間の増加分) IPCC第2作業部会報告書(報道発表資料・2014.3.31・文部科学省・経済産業省・気象庁・環境省)には、「3℃以上の気温上昇で氷床の消失による大規模で不可逆的な海面上昇の可能性がある」 として約7.0mの海面上昇を予測しており、今を生きる私たちには、地球温暖化、原発、地震、経済等のあらゆるリスクを網羅して検討し、総合的視野に立った最善の政策判断が求められています。  しかし、南米やシベリアの森林も大量伐採が進んでいますし、人類もエネルギーを渇望する欲望はますます加速し、温暖化は嘘だという悪質なデマも足を引っ張るので温暖化対策はなかなか効果が上がりません。 それで、現在切り札と考えられている火力発電所などの発生源でCO2を固形化して排出を抑える技術ですが、上記のように簡単に試算してもかなり問題があるように思いますが、いかがでしょうか。

みんなの回答

回答No.2

恐竜の時代、大気の二酸化炭素濃度は数パーセントあり、地球はもっと温暖で、生物多様性も豊富でした。 海面上昇がどうとかいう試算もありますが、正しくないという批判もあります。 地球温暖化は不安ビジネスです。人々の不安を煽ってコストをかけさせるのが目的です。現状維持にしがみつくことをやめたら、未来が開けますよ。

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  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (817/3048)
回答No.1

えーとまずCO2の貯留技術ってのは気体の状態で1気圧で貯留することを目的としているのではないので、単純に容積をはかるのはあまり意味が理ません。例えば油田やガス田への地中貯留であると50気圧くらいでしょうか? 問題があるかどうかと聞かれると、まだ成立していない技術ですのでそりゃあ問題はいろいろあるでしょう。 例えば火力発電所でのCO2回収技術などは現状産業的なレベルで確立した技術は無いのですから、問題どころかいつかできるようにしたいという願望レベルにすぎないでしょう。

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