そりゃまたある意味すごく難しいご質問です。「キャバクラは楽しいのか」と聞かれると、男性諸氏でも意見が分かれます。ご存じだと思いますが、キャバクラではお隣にお姉ちゃんが座ってお酒を作ってくれて、主には彼女たちとの会話を楽しむ場所です。「美人と飲めたら楽しいんじゃないの?」と思われるでしょう。確かにそれに対しては異論はありません。しかし、キャバクラつうところはもうそこらじゅうにわんさとありますよね。あのお店すべてが美女で埋め尽くされるほど世間に美女はいるのか、というとそこまではいません。普通の仕事をしている美女も大勢います。だからキャバクラにも美女じゃない女性も多くいるのです。
さて、そのキャバクラに行って自分の好みの女の子がつくかどうかはひとえに運にかかっております。好みのタイプの女の子がついてくれればラッキーで、楽しいひと時が過ごせるでしょう。
合コンもそれみたいなもんで、自分の好みとするタイプの異性がやってくれば楽しいですが、そうじゃなければ「今日はハズレの合コンだ」となります。もちろん、それはまた逆も真なりで、女性側から見て魅力的な男性がいなければ「今日の合コンはハズレね」となります。そしてどんな相手がくるかはほとんどの場合当日のお楽しみなわけですから、楽しくなるかどうかはすべて運次第、となります。まあ女性側の幹事がグラビアアイドルやモデルで、男性側の幹事が慶應ボーイの青年実業家となればお互いにハズレることはほとんどないと思いますけどね・笑。
一般的には、カップル成立が非常に難しい出会いの場だと思います。だってさ、出会ってたった1時間とか2時間で相手を判断するんだから、基準はもう見た目と肩書くらいで判断するしかないですよね。「ルックスは美人のほうではないけど性格がいい」とか、「あまり社会的には成功していないけど中身が信頼できる」なんていうのが分かるほどの時間はないんですから。
あとは基本的には男性側が女性側を接待する場であると思うので、男性側の接待スキルが勝敗の決め手になるでしょうね。幹事が女性が喜ぶオサレなお店を手配し、垢抜けて女性あしらいが上手な男性たちがやってきて、華麗なパスが流れるようなトークが展開すればゴールが決まる可能性は高くなります。
・・・が、そんな合コンなんて慶應とか青学の軟派サークルくらいのものでしょう。多くの合コンでは微妙な店にイマイチな男がやってきて、人数合わせのために男女ともに1人か2人はハズレが存在してメンバーは内心テンション下げ下げ。そのハズレ男メンバーが女の子と会話できずに壁の花と一体化し始めたために放っておかれる女子が発生。ここで男性側のチームプレーは崩壊し(最初から存在しない場合もあり)、やる気のあるメンバーが個人プレーに走った結果、1人の見た目のいい女の子に男子3人が集中するような事態となり、集中する子困惑、放っておかれた子不機嫌。そしてよくよく話を聞いたらその見た目のいい女の子はカレシがいるということが判明して「えー彼氏いる女を連れてくるなよ」と男子ドッチラケ。というのがハズレ合コンの典型的パターンです。
そのハズレ合コンでバカな男子が釣り餌に釣られる中、放っておかれたあんまり美人じゃなくて男に褒められ慣れていない女子に密かにターゲットし、人知れず「君可愛いじゃん」などと褒められ慣れないことをいいことに持ち上げ気分を良くさせ、一同解散となりそうなときに彼女にそっと「この後二人で飲み直そうよ」といって自分のホームであるオサレなバーに連れ込んでまんまと持ち帰る忍者男子がいるとかいないとか。いえ、あくまで聞いた話です。
お礼
ものすごくわかりやすいご説明ありがとうございました!文章がお上手なので、行ったことない合コンをバーチャル体験した気分になれました。私が参加したら確実に壁で咲いてますw なるほど、合コンとはかくもギャンブル要素の高く、しかもコミュニケーション能力が必要となる場なのですね…。そのうえ結果はあまり求められない。なんだか合コン好きな人はよほど変わり者なのではないかと思えてきました。 いや、それにしても、とてもわかりやすくありがとうございました!!