そーねぇ、俺はなんとも思わんし、男と女の関係にならなければ
どーぞ遊んでらっしゃい。と思うけどねぇ。
まぁ、カノジョの心理としてはそりゃ俺に隠しておいたほうがいいと思うから
俺には言わないだろう、秘密にしておくだろうね。
でも別にいいよそれで。
それでカノジョが楽しめるならそうしたほうがいいんじゃない?
また世間の勉強にもなるでしょ。
よく、浮気されて怒るやつがいるけど、それはお前のせいだろ!
と言いたくなりますよ。
てか、
もし他の男に彼女をとられたら、遅かれ早かれ俺とは別れる運命にあったと思うし。
もし、そういう状況になったらそう思うことにしている。
だって、その男が現れたから俺と別れたのではなく
俺に非があったから、俺に魅力がなかったから、
あるいは俺と性格などが合わなかったから他の男のほうへ行ったわけだろ?
だったら他に男がいようがいまいが俺のことは本当に心の底から愛しているわけではなった
っていうことになるじゃん。
早めにわかったのだからそれでいいじゃん。
つまり、他の男なんていうのはリトマス試験紙のようなもんなわけよ。
真に俺と相性が合うのならどんな男が現れようが彼女はそっちに行かないって!
だから、カノジョが何をしようが俺は信じるし、裏切られたら早めにわかってよかった
と思うし、どの道俺達のためになるわけじゃん。
なので、そんなことを一切気にしません。
一つだけ、エピソードを。
昔付き合っていた彼女が大学を卒業し社会人になった。
会社に入ると社会人との日常のお付き合いが始まる。
数ヶ月たったころ会社でゴルフのコンペ(接待の)があって
彼女はそれに出場しなければならなくなった。
学生時代俺はゴルフ部だったので彼女に一ヶ月ほど教えて
なんとか格好をつけて出場した。
すると、会社の中でこの子はゴルフができるんだと評判になり
上司や同僚から誘われることが多くあったらしい。
それまで俺という存在があったので断ってきたらしいが
彼女もゴルフが面白くなり、チャンスがあれば行きたいらしかった。
俺も彼女がゴルフしたいといえば一緒に行ってあげたが
それでも俺の経済力はタカが知れている。
もっとゴルフをやりたいらしかったので
「会社の人に誘われたら行ってみたら?、お前がゴルフをしたいならどんどんやればいいよ、
デートはいつでもできるンだから行けるときに行っとけよ」
といってあげた。
それから一ヶ月もしないうちに「再来週の日曜ゴルフ行くことになった」といってきた。
あと2週間ある、まだまだ腕前は初心者だったので練習に引っ張っていって教えてあげた。
いよいよ、前日になり最後の練習中に
「いよいよ明日だな、いいか、君は素人なんだからプロのように狙わなくたっていいんだ、
だいたいそんなことできやしない。同僚だって所詮アマチュアのヘタッピなんだろ?
そんなにうまくやろうと思わなくたっていいんだ、ゴルフは娯楽だから一杯打って
たっぷり楽しんで来いよ」
といってあげた。すると彼女が
「いいの?ほんとに行って。同僚や先輩の男の人たちと一緒だよ」
「はぁ?、なにそれ?だからどうしたのよ? 毎日仕事でその人たちと一緒じゃないの?
ゴルフだとその人たちとの関係は特別になるわけ?
つまり、俺が嫉妬してないかっちゅうこと?
だったら安心せい! 嫉妬のシの字もしてネーよ!
お前の同僚があまりにヘタッピでお前に笑われるのが目に浮かぶようで
楽しいじゃん」
といってやった。
そのあと練習に集中していたので、ちょっとしたメモで
「緊張するな!所詮遊びだ! どんな状況になろうが一打一打を楽しんでこい、
ゴルフはボール一個使って同伴者と無言の会話を楽しむもの、
それをしっていればなお面白い。気をつけてな。」
とキャディーバッグに忍ばせておいた。
帰りにみんなで飲みに行ったということである。
その時、同僚の一人が彼女を口説いたらしい、
スッと、俺のメモを見せて
「こういうのを書いてくれる人にあなたがかなうはずないでしょ!」
といって断ったということである。
そりゃそうだ、
自分のボール、自分で打っておいてそっぽに行って見失いキャディーさんに
「よく見とけよ!」という。
曲がった球を打てば、「あ!今こうなちゃッた、こうすればまっすぐ行ったのに」
「えー入らないのぉ?スライスラインだと思ったのにまっすぐ行っちゃったよ」
と言い訳の嵐。
そんな彼女の同僚に彼女争奪戦で俺が負けるわけがない!
ちなみに、
そのメモを見たときどれだけ愛されてるかよくわかったと彼女が言っていましたよ。
男は心が広いほうが狭いよりいいでしょ、と思っているから
俺はつまらない嫉妬はしませんよ。