少し長いですが、じっくり読んでください。
私も時々ネトウヨと呼ばれることのある者です。私が現在の韓国や中国の理不尽な行動に不愉快な思いをもつのは、根本的には隣人である中国とも韓国とも仲良くしたいからです。そのためにまともな話をしたいのに、まるで方向違いの歴史認識で日本を悪者にし、世界に向けて日本を悪者にする外交行動をとることに辟易しているためです。
私に言わせれば、韓国が言う歴史認識の誤りはおおむねでたらめであり、韓国こそ歴史を捻じ曲げ、さらにそれを声高に世界中に発信しています。私が最近勉強したところでは、100年ちょっと前、朝鮮は清国の支配下にあり、その清国は欧米列強から攻められて瀕死の状態でした。朝鮮の内政は乱れに乱れ国民は塗炭の苦しみにあり、外交と思えるものはほとんど機能しておらず、近代的な国としてのまとまりは無い状態であり、そこにロシアを含む帝国主義による欧米列強が浸食を始めようとしていました。
そのとき、国民の中から日本に支援を求める声があがり、それに応じて日本は朝鮮の内政、外交を支援し、併合条約を結び、清国から独立させ(独立記念の門を作ったりしました)、日本の国家予算のかなりの金額を投じて教育、医療、その他の多くのインフラの近代化を進めました。欧米各国のいわゆる植民地が搾取的であったのに、日本の朝鮮、および台湾の併合においては搾取的ではなく国内整備的であったことがジョージ・アキタ教授の研究で明らかになっています。
その後、シナ事変などをへて太平洋戦争になり、いわゆる従軍慰安婦問題の時期になります。慰安婦とは、当時は認められていた売春婦制度にそって仕事をする事業主が軍隊を相手に営業を行い、軍隊は衛生、支払い、治安、移動などに関して支援をしていた程度の関係のようです。軍隊が強制的に、または間接的に朝鮮の婦女子を拉致する必要のないほどに(食事を得て生きていくために)慰安婦になる婦女子はたくさんいたようです。なお軍隊の近くで営業していた慰安婦への支払いは極めて厳格に実施され、貯金制度も機能しており、1年働けば膨大な貯金ができたようです。また朝鮮では親が子供を売ることも結構おこなわれていたようです。
蛇足ですが慰安婦は、当時は日本でも様々な似た状況があったようで、朝鮮だけの問題ではありません。また現在でも、ソールに行けばマッサージ屋さんの上のフロアでは慰安婦がたくさん働いています。日本への多く(たぶん1万人前後)の慰安婦が韓国から日本へ出稼ぎにきています。
このような事情であるのに、日本人が悪い、朝鮮人は被害者だという主張に賛同できるはずがありません。日韓、日中の正常な関係を期待すればこそ、韓国人による歴史認識の捏造発言や、従軍慰安婦はセックス奴隷だとか、慰安婦像を米国のあちこちに立てるなどバカな行動を是正させる必要を感じます。
これで答えになったでしょうか?
なお、ネトウヨには2通りあるようです。1つは民族主義的ネトウヨ。日本民族は優れており朝鮮民族は劣っているという人達で、人数は多くないと思われます。しかし発言は激烈で、他人の意見を聞きません。人格的、精神的な問題があるのかもしれません。ご質問者はこれを指して質問されておられるのだと思います。
もう一つは私のようなリベラル・ネトウヨとでもいうような人達で、いろいろ勉強してくるとどうしても今の韓国、中国の発言には間違いがあると思え、反論にも耳を傾けている人たちです。人数は多いと思いますが、マスコミではあまり取り上げられません。しかし、靖国・安倍参拝などのアンケートではこれらの人達の意見が反映して高い支持率になっていると思えます。
お礼
歴史問題なんですね。