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オリジナル盤とリマスター盤
CDのオリジナル盤とリマスター盤、どちらを買うか迷っています。 ファンとしてはオリジナル盤に魅力を感じますが、リマスター盤の方が音がクリアだとも聞きますし…。 これから買うとしたら、どちらがオススメですか。 また、オリジナル盤を持っている人でも、リマスター盤を(音がいいということで)買い直したりすることはあるのでしょうか。
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はじめまして。 「リマスターする」ということは、「オリジナルマスターとは別物を作る」ということですから、必然的に音質が変わる事になります。 リマスター盤のほうが音がクリアになる場合というのは、オリジナルがむかしのLPレコード時代のケースが多くて、デジタル録音になってからは、一般人の耳でわかるようなあまり劇的な変化はないのが普通です。 「マスタリング作業」というのは、レコーディング技師の最後の腕の見せ所で、「録音時の音質」+「ミキシング時の音質」+「マスタリング時の音質」がトータルに合算されて、レコーディング技師の腕前として評価されています。 ビニール盤レコードの場合は、有名レコーディングエンジニアがみずからマスタリングした場合には、レコード盤に署名の刻印が押されていました。 つまり、オリジナルマスターの音質は、オリジナルレコーディングがおこなわれた時点での技師が最終OKを出した技師の意図どおりの音質ということになります。 しかし、リマスタリングの場合は、レコーディング技師とは別の技師が行なうことが多いので、これが「ホントのあるべき音」なのかどうか、という点で、問題になります。(元の録音技師がそのまま生きていて、自分の意志によって再マスターを行うこともあります) 初版マスタリングの技師とは別の技師が音造りの違いの腕を見せるという意味で、リマスタリングが行われることもあります。 そういう場合は、リマスタリング技師の名前がわざわざ大きく打ち出されています。 たいていのばあいは、リマスターをしなければならない理由として、原盤の音が劣化(これは特にアナログ録音時代の場合が多いです)している、とか、リマスタリングとひとことで言っても実はマスター作業だけではなくてリミックスもかねている(これはおもにデジタル録音時代の場合が多いです)場合もあります。 (リミックスするんだから、それに合ったリマスターをしよう、という考えです) >(2)(3)がない場合はどうでしょうか。 オリジナルをすでに持っている人が、リマスターになったらどんな音になっているんだろう?という比較をしたい興味で買う場合が多いのではないでしょうか? >リマスター盤を出すというのはアーチスト本人の意向なのでしょうか。 >それとも、レコード会社の…? これは、アーチストが現役で売れっ子の場合は両方ありえます。 すでに専属契約が切れて再発盤として出る場合はアーチスト本人の意志と無関係にレコード会社の一存でリマスターになってしまうケースがほとんどです。特に、もう故人となってしまったアーチストの場合などはそうです。 また、これとは別に、音作りに果敢な「レコーディングエンジニアの意志」でリマスターが実行されることもあります。 (その場合は、レコード会社から雇われたエンジニアですから、結局はレコード会社の意向、ということになるかもしれませんですね^^) また、再発盤の場合は、オリジナルのレコーディングエンジニアがもう死んでしまっていない場合も多いので、再発時には新しいエンジニアがリマスタリングをおこなうことになります。
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- mfuku
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私でしたら、リマスター盤を買います。 理由は、 (1)音がクリア (2)ボーナストラックにお宝が収録されている場合がある (3)ライナーノーツに当時のものだけでなく現在のものも加筆されている場合がある ということが挙げられます。 オリジナル盤を持っているのにリマスター盤を買うかどうかは、(2)のお宝の魅力度合いと、所有しているオリジナル盤の状態によりますね。 私は、余程じゃない限りオリジナル盤を持っているのにリマスター盤を買うことはありませんが、いくつかは、オリジナル盤の盤面の状態が悪く、ボーナストラックに大好きな曲のライブ版などが収録されていたりしたことがあり、買い直したものもあります。
補足
早速の回答ありがとうございます。 挙げていただいた理由のうち、(2)(3)がない場合はどうでしょうか。 質問の欄に書きそびれたのですが、リマスター盤を出すというのはアーチスト本人の意向なのでしょうか。 それとも、レコード会社の…? ご存知でしたら教えてください。
お礼
詳しく説明をしていただき、ありがとうございました。とてもよくわかりました。 わたしが購入を迷っているリマスター盤は、「専属契約が切れて再発盤として出る場合」のようです。 やっぱり<オリジナルマスター>を聴いてみたい!と思ったので、まずはオリジナル盤を買ってみることにします。